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不動産会社設立から開業まで

ビル売るオンナが突然会社を辞め、自身の不動産会社を立ち上げ開業するまでのお話です!

(開業資金は場所や時期、状況によって変わると思いますのであくまで参考程度にご覧頂ければ幸いです)

会社を辞めたお話はこちら👇


事務所探し

不動産会社を経営するために必要な宅建業者免許を申請する際に事務所住所が必要となるので、まずは事務所探しからスタート!

最初からひとり社長でやっていくつもりだったので、自宅から徒歩圏内のレンタルオフィスに絞り見学へ。共用部分が充実したところやビル最上階のキラキラオフィス系のところもあったけれど、最低限の設備が整った自宅から徒歩2分、狭いけれど窓がある明るい部屋に決定。これが大正解、通勤時間が短いのがこんなに快適だとは!
事務所契約初期費用:10万

会社登記

事務所が決まったので知り合いの司法書士先生のところで会社登記をお願いした。実は会社名はずっと前から決めていた。以前ハンドメイド作家をやっていた時のブランド名とロゴを使いたかったので可愛すぎる社名となってしまったが、周りからは女社長らしい、可愛いと絶賛されとても気に入っている。
登記費用:30万

事務所開設

家具付きWi-Fi完備のレンタルオフィスのため、準備したものはデスクトップPC、プリンター、iPad、その他消耗品など。
事務所備品:40万

宅建業免許申請

前職で業者免許更新の手続きを自分でやったので、だいたいの流れと指摘されるポイントなどがわかっていたお陰でネットでの書類作成も問題なく粛々と。提出書類と事務所の現地確認で問題がなければ3週間ほどで晴れて免許が下りる。
宅建業者免許申請:3.3万

宅建協会入会

でも免許が無事下りてもまだ営業は出来ない。保証協会と宅建協会に入会する手続きと審査があり、これに1ヶ月ほど。協会員になれたら、業者票がもらえてやっと営業開始!
宅建協会、保証協会入会費用:160万

そして開業!

私の場合、前職の会社を退職してから開業に向けて動きだしたので営業開始までに3ヶ月弱かかった。事務所契約と法人設立だけ先にやっておけば、もっとスムーズにスタートできる。

今回、不動産会社を開業するのにかかった初期費用は約 250万円。すぐには営業できないので、こちらに当面の生活費を足した分を準備しておけば安心かと。

でも逆に免許がなくて仕事ができなかった3ヶ月、長い夏休みと割り切って、旅行したり遊びの予定をいっぱい入れてゆっくり出来たのでよかったと思っている。

開業後は、ありがたいことに紹介のみで仕事を頂けるので、1期目は実質9ヶ月しかなかったけれど利益も出せた。2期目もすでに見込みだけで前年度売上は超えられそう。

何より、ひとり社長は本当に最高!
ストレスなく自分のペースで仕事が出来る。
取引先を選べるし、変な案件や業者とは関わらないと決めると巻き込まれることもない。
仲介だと経費もほとんどかからない。
平日空いている時に用事や買い物が出来る。
すぐ病院に行ける…など。
5分に1回独立してよかった!と心の底から思う毎日。

社員も雇って会社を大きくしたいという大きな目標がある若い人はもっともっと頑張らないといけないし大変だと思うけど、私はもういい歳だし十分頑張ってきたので、保有物件と欲しいCHANELの新作が買える程度にゆっくり楽しく仕事をしていこうと思っているレベルの起業。それでも十分生きて行けるだけの売上が見込めるのが不動産業のいいところかもしれない。
宅建取って不動産業界に飛び込んで本当によかったと思ってる。

さいごに

不動産業は開業時にそれほど資金が要らないので、経験と宅建士免許があれば比較的、独立しやすい業界だと思います。仕事も最初はお祝い兼ねてもらえるでしょう。ただそのいい流れを継続していけるかが大切。

独立するかで悩んでいる時期には、独立すれば?応援するよ?と無責任に煽ってくる外野も大勢います。実際に出資するという人も出てきます。
でも私は自由にやりたかったので全てお断りして自己資金で開業しました。当面は仲介のみの予定なので借入もなしです。

今独立を考えている人、悩んでいる人、まずは宅建を取るのは必須、今いる会社で経験をさせてもらっていると感謝しつつ、会社の看板ではなく自分で案件を見つけて成約出来るようになれば独立は可能だと思います。仕事が取れて自己完結出来る自信があれば、開業後の資金面はそんな心配しなくても大丈夫、何とかなります。

私の場合は紹介のみで、広告費などは一切かけていないので通常の営業方法とは少し異なるため再現性は低いかもしれませんが、その辺りのお話もいつかお話ししたいと思います。

それではまた!

記事を読んで気に入ってもらえたらサポートして貰えると嬉しいです。サポート代でCHANEL買えますように!