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それでも円満退社しました

この度、7年働いた会社を円満退社しました。散々な会社で最後に色々言いたいことはありましたが、ぐっとこらえて笑顔で辞める事を決め、独立に向けての準備に入ることにした経緯をまとめました。


仕事が楽しくない

入社して7年。初めは何もかもが楽しくて、不動産の仕事に就いて人生が変わり本当に私はラッキーだと思っていた。

それがこの2年くらい、仕事が全く楽しくなくなってしまった。理由ははっきりしている。
不動産の仕事は好きだけれど、この会社で働く事が嫌になってしまったのだ。

1番の理由は、詳細は書けないけれどポジティブすぎる代表の数々の奇行について行けなくなってしまったのが発端。

もともと仕事をしない代表ではあったが、色々とやりすぎてしまう私の性格が災いして、いつからか自分で考えて行動しなくなってしまい、報告、連絡、相談をしてもほぼ全ての仕事の内容と流れを覚えていないので決断も指示も出来ない。

それでも色んな出来ない事に触れないでさりげなくフォローしてきたけれど、その程度がどんどん酷くなり、営業アシストどころか介護みたいになってきてそんな状況に心底疲れて、段々虚しくアホらしくなってきたのが本音。

元社長からのパワハラ

2つ目の理由は、入社当初以来続いた代表の嫁(当時は名前だけの社長、その後従業員に降格)からのパワハラ。とにかく私(同世代の女性)を採用した時点で気に入らなかったようで、しばらくすると代表と私が浮気していると騒ぎ出し、私をクビにすると言われ続けた。
もちろんそんな事実はなく(誰があんな仕事できないおっさん相手にするねん…そして浮気してたとしてなんでダンナではなく相手のオンナに敵意をむけるのか…ほんと嫁キライ)全ては嫁の妄想。
でもその妄想が仕事に支障をきたすほどに代表を追い込み、度々警察沙汰になるほどの大騒動になったり、とても落ち着いて仕事が出来る状態ではない中、それでも契約決済をこなしていくという、今から思うと異常な状況下で仕事をしていた。

運転資金がない…?

そんなこんなのモヤモヤが大きくなってきた2年前の12月、代表より衝撃の現状をさらりと告白された。

『あと2ヶ月で運転資金がなくなる』と。

コロナ禍でもあり、収益不動産仲介メインの弊社の売上は激減、それなのに自社ビルを新築したので、いずれそうなる事はわかっていたはず。そんな状態では運転資金の融資をしてくれる銀行もなく、慌てて保有物件のうち数件を売却する段取りをした。幸いにもキャッシュの買主がそれぞれ見つかりギリギリのところで当面の現金を確保することができたけれど、この会社大丈夫??という不信感と違和感が残った。

歩合が下がった

でもその後も一向に代表と部長の契約が決まらない。大きな契約が決まらないものの、実質は私の契約と見込みしかない状況の中、会社の売上が悪いので私の歩合を下げると言い出した。歩合率が高いほうがいいから基本給が低い契約を選んで入社したのに。それなのに歩合が下がるのが嫌なら他の会社に行けばいいとまで言われた。この言葉には本当にムカついた。この時の気持ちは一生忘れないと思う。

完全にパワハラ、合意はしていないのに歩合を下げられた。それが1年前。

人間ってお金と精神的な余裕がないとこういう顔になるんだ…と最初の頃からすっかり人相の変わってしまった代表、その時点でもうこの会社はあり得ない、ここにいるべきでないと思い転職活動をはじめた。でも自分で応募した行きたい会社は決まらず、いい条件のスカウトは来るけれど特に行きたい会社でもなく…

そうだ独立しよう!

納得のいく転職先が見つからないまま半年ぐらいが過ぎ、不動産クラスタの方々やお客さまに今後の相談をする中、色んなタイミングや後押しが重なってひとりでやっていく自信が固まり独立する事を決めたのが今年の4月末。思えば今までの私の人生における大きな選択は全て直感で決めてきた。そして結果、何とかやってこれた。だから今回の決断も大丈夫。そう確信してGW明けに会社に独立する旨を伝えた。

占い好きな代表は、勝手に私の人生も占っていて(…やめて)もちろん私を雇う時もその占い師がOKを出しており、この人はいつか独立する、今年が一番いいタイミングだと常々言っていたらしい。占い師の言う事と私の言う事が合致したとなると話が早い。独立に関して全面的に応援すると言われた。嫁をパワハラで訴えて労基にも行って、最後はケンカして辞めようと思っていたけれど、結果嫌な思いをして引きずられるのもアホらしいし、未経験の私を採用してくれ短期間で色んな実務と経験が出来たおかげで仕事も自己完結できるようになり、それらが独立する自信に繋がったことは確かだし感謝はしているので、なんか悔しいけれど全て許し笑顔で円満退社することに決めた。

『(色々ありましたが)お世話になりました!(でももう関わる事はないと思う)』

出勤最終日はみんなから花束と暖かい言葉で送り出してもらった。泣かないつもりだったのに最後少し泣いてしまったけれど、ピンクの可愛い花束を抱えての帰り道は開放感と独立に向けての期待感でいっぱいで、全く不安感はなかった。

さいごに

最後まで読んでくださりありがとうございました。
会社を辞めてスッキリさっぱりしたものの、業者免許が下りるであろう10月ごろまでは無職生活。
でも時間だけはたっぷりあるので、人生の夏休みと割り切って、のんびり楽しく過ごそうと思っています。

新しい事務所は自宅からすぐの小さなレンタルオフィスを借り、PC関連の設定も済ませて仕事が出来る状態になりました。法人登記も完了したので、お客さまや仲良しの業者さんへの挨拶をしながら、免許申請の準備をしていきます。無事免許が下りましたら沢山仕事をしていく所存ですので、その際はみなさま、お力添えを頂けますと幸いです。

それではまた!

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