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自殺未遂したときのお話。

お久しぶりです。
あざらしです。

今日は自殺未遂した時のお話について
書きたいと思います。

影響されやすい方は回れ右でお願いします。





あの日は唐突にやってきた。

毎日「死にたい」という希死念慮に悩まされ
布団の中で眠っていた。

やがて死にたいという衝動は
気持ちが抑えられなくなっていった。


その日の夜、私は抑えられなくなった衝動を
両手いっぱいの処方薬でいっぱいにした。

大量の薬を飲んだ。

いわゆるODである。

だんだん気持ちがふわふわしていき
視界がぼやけ
呂律が回らなくなってきたことを感じた。


そして、恋人に大量の薬を飲んだことを
LINEしたのであった。

LINEの文章もままなっていない。

どれくらい時間が経ったのか分からないが
恋人が来たらしい。

よく覚えていなかった。


ただ大袈裟にはしないで欲しかった。
死なせて欲しかった。

もう少しするとサイレンの音と共に
「大丈夫ですか」
という声が聞こえた。

そして私の意識は遠のいた。


恋人が救急車を呼んでくれたのであった。


目を覚ますとたくさんの点滴で繋がれていた。

鎖骨に腕、太もも。

痛かった。

まだ眠かった。

「起きましたか」
看護師さんの声だった。

そして病院に駆けつけてくれた恋人に
会いに行った。

血の気は引き、車椅子で連れていかれた。


当時のことを彼は「救急車呼んでよかった」
と言っていた。

歩けなかった。


恋人に会うなり看護師さんから
「もう少し寝ましょうか」と言われ
また病室に戻った。


それから少し眠った。

一時間ほどで起こされ、退院するよう促された。

どうやら昨日の夜から来て
入院していたらしかった。

その時は昼だった。

タクシーで来てくれていた恋人と
家に戻った。

まだ意識は朦朧としていた。


それからしばらく家で寝ていた。

痛々しい点滴の跡、
朦朧とした意識、
飼い猫が寄り添ってくれていた。

ODするとこんなに大変なことになるんだ。

とも思った。

死にたかったのに死ねなかった。

私の中の存在がそう言っていた。

その日は疲れて眠りについた。



次の日、親戚の女の子と電話した。

他愛もない話の中、ポロッと入院したことを話した。
親戚の女の子は看護師だから
大丈夫とも思った。


しばらくして親が家に来た。
何も言わなかった。


ただ親戚の女の子から入院したことを
聞いたらしかった。


親を見たら涙が出てきた。


ODしたことを話した。

親は何も言わずに、うんうんと聞いてくれた。


それから私は自殺未遂はしていない。

薬が効きづらくなったのもあるが
死にたいとは思わなくなった。

また、あんなに大変な思いをするのが、
周りに迷惑をかけるのが嫌だった。


あなたは死にたいと思いますか?

私はいまあなたがこれを読んでくれて
存在してくれてとても嬉しいです。


ありがとう。


辛ければTwitterのDMしてきて下さい。
今はお手紙相談中止していますので
DMでしたらお返し出来ます。


私の小さくて大きな出来事
自殺未遂についてでした。


皆さん良い夜を。

あざらしより愛をこめて。

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