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初めての一人旅っていつでした?『ゆるキャン△season2』

やあ、僕だよ。
正月の集まりで親戚から諸々お祝いをもらったんだよ。
それで、内祝いにキャンプギアをプレゼントした。
彼らが酒の席で「最近キャンプ始めた」って言ってたのを聞き逃さなかったんだ。
実際、僕もずっと欲しいなって思ってたものだから、カタログギフトよりいいかなってさ。

超インドアな僕だけれど、学生時代は野外活動サークルに入ってて、今でも一人で山に登ったりしてたんだ。妊娠前まではね。
とはいえ、キャンプはしばらくしてなかったから、内祝い見てたら色々欲しくなっちゃったなぁ。

さて、今日の作品はまさにキャンプの話。
山梨、静岡はお出かけするのに実に魅力的な地域だと思う。
あと、僕の初めての「一人旅」についても書いていくね。

さあ、始めようか。
今日も楽しんでくれると嬉しいな。

本作あらすじと感想

『ゆるキャン』1期視聴から日が経っていたのもあって、なかなか通しで観られなかった。
『けいおん』から続く、由緒正しき「おじさん趣味を女子高生にやらせてみた」系作品であるが、人気ジャンルとなりつつあるアウトドア+ご飯要素にかなりフォーカスされているので、人間関係のハラハラ感はほとんどない。

ないどころか、他の女子高生アニメにありがちなべったりな関係がないので、物足りなさすらある。
実は毎回同じメンツでキャンプするわけでなく、メインキャラ全員でキャンプをするのは1期2期通して2回だけである。
一応「野クル」という部活は存在するが、5人の内3人しか所属しておらず、しかもバイトのあるなし(キャンプは本当にお金がかかる!)で部活も不定期に休みが入るのだ。

とはいえ、メッセージのやりとりが画面に表示される演出で、現代の女子高生らしさ(使用語句は少々古めだが)と欠員メンバーの存在感を消さない表現がされている。
また、あっさりめの関係性だからこその「ゆる」さは大いにあるだろう。だって社会人の悩みは「人間関係」によるところばかりなのだから。

そういうわけで、『よりもい』のような心情描写のシビアさを求める方にはおすすめしないが、『ダンベル何キロ持てる?』をもっとローテンションにした感じで視聴できるアニメと言えよう。

それこそ、ソロキャン描写もとても多く、孤独の贅沢さを思い出せてとても癒される。
僕の家周辺はキャンプ場もたくさんあるし、ソロキャン行くには最適な土地でもある。行きたい。まずは焚き火台を買わないといけないのだけれど。

情緒未発達な僕に少女漫画を教えてくれた友だち

小学校5年生の時に、仲良くしていた友だちが熊本に行ってしまった。
彼女は勝気でお転婆だったが、壁一面の本棚に敷き詰められた少女漫画が自慢で、そのコレクション目当てに僕は彼女の部屋に通っていた。

普段は男勝りな言動ばかりなのに、「りぼん」や「なかよし」の漫画をせっせと集める様子がちぐはぐで、その矛盾がとても居心地よかったのを覚えている。
僕はそこで種村有菜先生も、小花美穂先生も、武内直子先生も知った。少女趣味の原点は彼女の趣味からだった。

そんな、多大なる影響を与えた彼女がいなくなるというのは、僕にとって大きな出来事だった。
あまりに大きな出来事で想像がつかず、別れてからしばらく泣かなかったくらいだ。

彼女は最後の日にちゃんと号泣していたというのに。

小5女子、ひとりで熊本へ

「絶対遊びに行くね」と言ったから、一人旅になったとしても行こうと思っていた。
むしろ一人旅に行く理由として、「遠くの友だちに会いに行く」はかなり正当性のある理由だと小学生ながらに考えていたのだ。

そう、僕は一人旅に憧れていた!

ただ一人旅に行きたい、だけだと両親の説得が難しいというのは分かり切っていた。
が、今回悲しいことに非常に近しい友だちが遠くに行ってしまった。しかも出不精な僕が、「見送りに行きたい」と言い張った友だちである。

僕は反対される様々な理由を想定しつつ、意を決して母に熊本一人旅を提案した。
すると、あっさり許可が出てしまった。当時、GPSもなかった時代で携帯はあったものの、僕の連絡無精はその頃からだった。
こまめな連絡が望めない状況で、小学生を一人で飛行機に乗せるなんて狂気の沙汰だ。

しかし、何故かその時は許可が出た。
ただ、条件があって、僕のお年玉でやりくりするのと、自分でチケットを取り、手続きをするよう言われた。空港への送迎はしてくれるみたいだったけれど(空港近くの祖母の家に毎週通っていた、ついでだと思われる)。

大人に囲まれて泣きそう

僕は羽田空港で荷物を広げ、質問を受けていた。
「親はどこにいるのか」
「何を機内に持ち込むのか」
「本当に一人なのか」
「どこへどのくらい滞在するのか」
「滞在先に大人はいるのか」
覚えている限りはこのような内容だったように思う。質問されている間に他の乗客がどんどん抜かしていく。
僕は機内持ち込み荷物について知らず、大きなカバンをまるごと持ち込もうとしていたので止められたのだった。

荷物検査の係員複数人に囲まれながら、上記の質問を努めて冷静に堂々と答え、「しっかりしてるわね」などと言われたように思うが、内心ドキドキしていた。
当時、『世界まる見え』を欠かさず観ていた僕は、「もしかしたら飛行機に乗れず、空港警察に捕まってしまうかもしれない」と泣きそうな顔を必死で隠していたのである(それも含めての「しっかりしてるわね」だったのだろうと今は思う)。

最終的には大きなカバンは預けられ、コンビニの袋に財布とチケットと携帯を入れて搭乗した。
搭乗する時に「良い旅を」と笑ってくれたお姉さんを僕は一生忘れない。

荷物は軽ければ軽いほどいい

面白い「旅」をいくら計画していても、荷物が重ければ疲れが思い出に付きまとう。
それはそれで「あの時は若かった」と良い思い出にしてしまう手もあるのだが、「旅」している現在の自分にとっては思い出など関係ない。

初めての一人旅でも、大きなカバンは早々に邪魔もの扱いになり、しかも3泊4日という短い行程だったものだから、中身半分も使わなかった。
どの旅行ガイドにも「旅の荷物は少ない方がいい」と書かれているけれど、僕は10歳にしてそれを実感した。

以来、僕は「出先で買えるものは出先で買う」をモットーに、滞在期間に関わらず、最大30リットル程度に抑えるようにしている。
その後の林間学校や修学旅行で、女子の冷ややかな視線に晒されることもあったが、登山をするようになってからはこの考え方が重宝している。

ちなみに、会いに行った友だちとは連絡が途絶えて、15年以上経ってしまった。
多分僕が、手紙を何度か無視してしまったように思う(しかもその手紙を紛失した、最低だ)。

もしもこれを見ていたら、ぜひ連絡をください。
その節は誠に申し訳ございません。二度と不義理なことはしませんので、そこそこ高級な菓子折りを持って、会いに行ってもいいですか?
また、一緒に漫画読みたいなぁ。今度は僕の漫画も貸すからね。



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