見出し画像

利用者と働く人のために、Webで福祉を支えたい。MULTI CREATOR COURSE Designer受講生 オカムラミサトさん

SHEメイトのオカムラミサトさんは、3月からSHElikesのMULTI CREATOR COURSE Designer(以下:マルシー)での学習を始めました。4ヶ月間でデザイナーへのキャリアチェンジを目指す短期集中コースでスキルを身につけ、福祉の現場を変えようとしています。オカムラさんの福祉への思い、マルシーに挑戦する決意を聞きました。

2017年3月  大学卒業
2017年4月  グループホームで働き始める
2020年10月   SHElikes入会
2021年1月   障害児童の入所施設で働き始める
2021年3月  SHElikes MULTI CREATOR COURSE Designerスタート

福祉の仕事は「楽しい」

高校・大学と福祉について学び、社会福祉士として障害がある人の生活支援をするため、障害児の入所施設で働いています。

福祉の仕事は世間的には「大変そう」「キツそう」と言われています。

私はとても楽しい仕事だと思っています。一緒に旅行したり、利用者さんが好きなお笑いを見に行ったり。利用者さんの笑顔をみると私も元気が出るし、「ありがとう」の一言は本当にうれしいです。

でも働き方が私には合わないかも、と思うようになりました。
日勤や夜勤、早出や遅出。不規則なシフトで体のリズムはいつも整わない。せっかくパートナーとの生活を始めたのに、一緒に家にいる時間がない。

それは本末転倒のなので、福祉業界での仕事は続けながら、働き方や福祉の業界そのものの風土を変えられないかなと思うようになりました。

福祉は「みんなのもの」

ところで「福祉」と聞いてみなさんはどんなサービスが思い浮かびますか?

福祉は高齢者や障害者のためのもので自分にはまだ関係ないと思っている人も多いでしょう。

ですがそれは違います。福祉は本来、私たち全員に関係することなんです。

もしあなたが今日交通事故にあって、片足が不自由になったら、明日からどうやって生活しますか?日常生活に支障がどうやったら支援を求められるか、知っていますか?

子どもがいるお父さん、どうやったら子どもを保育園に預けられるか。自分たち親に何かあったとき子どもを助けてくれるサービスはあるか。もしパートナーに何かあって、自分ひとりで育てなきゃいけないとき、公的な支援を受ける術を知っていますか?子供の病院や公的支援、医療サービスの知識、ありますか?

子どもを産んで保育園に預ける。それだって福祉です。

こういう風に考えてみたとき、福祉サービスが分からないと不安に思いませんか?

福祉の重要性や普遍性が伝わっていないのは福祉業界の力不足でもあります。自分たちのサービスの発信力にかけている。とくにウェブサイトは「これ、いつの時代のサイト?」っていうデザインのものがまだまだ多い。

例えばそれを仕事を探しているひとが見たとき、その施設で働きたい、とか、この業界で働きたいって思ってくれるのかな?と考えたら、おそらくNOです。そして働き手が少なくなると困るのは利用者さんなんです。

それに夜勤、日勤、早番と不規則な生活がキツイ、急な病院への付添のための残業があるといった労働環境はたしかにあります。世間の福祉のイメージは「大変そう」ですよね。働き手が集まらないリスクもあります。

「キツイ、大変そう」のイメージで働き手が不足する。
自分には関係ない世界と思って福祉への理解が不足する。

福祉がWebに弱いままだと、そんな問題が起こると考えています。

「私は1人じゃない」踏み出したマルシーへの1歩

「Webで福祉を変えたい」と口にしているものの、2020年に10月にSHElikes入会後もなかなかその現実には近づいていませんでした。

もともとパソコンが苦手なのもあり、PhotoshopやIllustratorの使い方を覚えるのに四苦八苦。Webデザインコースは全然進んでなくて、1つ目の課題のカレーバナーは中途半端な出来でした。

マルシーはWebデザインが中心のコースです。ツールいじるのが苦手な私でもできるのか、説明会に参加したときも仕事との両立も不安だったので、やる気は6~7割って感じでした。とりあえず話聞いてみようって。

なかなか決めきれなかったんですけど、説明会が終わってからTwitterを見たら一緒に参加してた人たちがマルシーへの入会を決めたって言ってたんです。「1人じゃない。私もやろう!」と入会を決めました。

マルシーで変える福祉の内と外

マルシーには事前課題がたくさんあります。SHElikesのオンラインコースを4つほど終わらせないといけない。参考図書も6冊あり、朝の通勤時間にKindleで読んでいます。平日で夜遅くなっても眠くなるまで少し勉強したり、休みの日は1〜2時間まとめた時間をとって準備してきました。

入会金は給料2ヶ月分。書籍代もあるし、すごい金額ですよね。もうやるしかない。マルシーが終わる頃にはツールとお友達になって、福祉を伝えるWebサイトを作りたいと思っています。

そして、福祉のイノベーションと世間のイメージの向上、どちらも叶えていきたいです。

オカムラミサトさんのTwitterはこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?