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食中毒の予防

あなたは料理を作る時、
「食中毒が怖い」
と思ったことはありませんか?


年間を通じて、食中毒の事件
のニュースはよく聞きますよね。


厚生労働省の調査では、
毎年25000人〜40000人もの
食中毒患者がいるそうです。


食中毒って、意外と身近で
起こり得る問題だと
思いませんか?


身近なのに、なかには
死に至るケースもあるので、
恐ろしいです。



もし、あなたの作った料理で
食中毒が起こってしまったら、
嫌ですよね。


でも、きちんと予防すれば、
食中毒は防ぐことができます!


あなた自身も、あなたの
周りの人も、辛い思いを
しないために、


ぜひ、食中毒の正しい
予防法を知ってください!



まず、食中毒とは
どのようなものなのか、
改めて知っておきましょう。



食中毒とは、

有害な微生物や化学物質
などを食べることによって
起こる健康被害のことです。


高温多湿になる夏は、

細菌が繁殖しやすいため、
細菌性の食中毒が
多く発生します。


冬は、貝類が原因と考えられる、

ウイルス性の食中毒や、
ふぐなどの自然毒による
食中毒が多くなります。



食中毒の種類には、

・細菌性

・ウイルス性

・化学物質

・自然毒

・寄生虫


などがあります。


なかでも、細菌やウイルスが
原因となる食中毒は、全体の
9割以上を占めています。


これらの食中毒を
予防するには、

・食材の購入

・保存

・調理

・食事

・残った食品の保存


の各段階において、
3つの原則を守る必要があります。


食中毒予防の三原則



①菌をつけない

②菌を増やさない

③菌を殺す



①菌をつけない

調理器具の加熱殺菌、
手指の消毒、食材によって
まな板を分ける(野菜・肉や魚)など。


②菌を増やさない

冷蔵庫の温度を食材
ごとに分ける、密閉できるもの
は密閉するなど。


③菌を殺す

加熱殺菌できるものは、
十分に加熱する。使った
調理器具は、洗剤でよく洗うなど。


食中毒予防のポイント



①購入

・生鮮食品は新鮮な
ものを選ぶ

・消費期限などを確認する

・購入した食品は、肉汁や
魚の水分がもれないように
ビニール袋などに分ける


②保存

・冷蔵や冷凍の必要な
食品は、すぐに冷蔵庫や
冷凍庫に入れる

・冷蔵庫や冷凍庫には、
食品を詰めすぎない
7割程度がめやす

・冷蔵庫は10℃以下、
冷凍庫は-15℃以下に維持する

・肉、魚などは、容器などに
入れて冷蔵庫の中の他の食品
に肉汁などがかからないようにする

・食品を取り扱う時は、
取り扱う前と後に、必ず手指を
石鹸で洗う


③下準備

・調理する前には、手を洗う

・爪、頭髪などをきれいに
しておく

・肉や魚などの汁が、果物や
サラダなど、生で食べる物に
かからないようにする

・手指に傷がある時は、
調理しない

・食品同士を接触
させない


④調理

・台所は汚れていないか、
タオルやふきんは清潔なものを
使用する

・加熱して調理する食材は、
十分に加熱する

・調理を途中でやめる時は、
冷蔵庫に入れて、再び調理する
時は、 十分に加熱する


⑤食事

・食卓につく前に、手を洗う

・清潔な手で、清潔な器具を
使って、食器に盛り付ける

・温かく食べる料理は、常に
温かく、冷やして食べる料理は
常に冷たくする

・調理前の食品や、調理後の
食品は、常温に長く放置しない


⑥余り

・余った料理は、早めに
低温保存する

・時間が経ちすぎたら、
捨てる

・残った食品を温め直す時も、
十分に加熱する

・ちょっとでも怪しいと
思ったら、食べずに捨てる



近年は、暖房機器の普及や
食品の大量流通などにより、


一年を通じて、食中毒が
発生しやすい状況にあります。


食中毒予防の三原則と
ポイントを守って、
安全に食事を楽しみましょう!

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