DX対策を甘く見ていると危険です〜ビジネスカンファレンス『DXブートキャンプ 5days』開催のお知らせ〜
みなさんこんにちは。アイスリーデザインCMOの吉澤です。
まずは告知
突然ですが弊社のビジネスイベントの告知をさせてください
ビジネスカンファレンス『DXブートキャンプ 5days』を、2024年5月14日(火)~6月13日(木)と5週に渡り合計5日間を各テーマに沿ってオンラインにて実施いたします。
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なぜやるのか
さて、このDXブートキャンプを実施する理由・背景について、特別にnoteで公開したいと思います。
まず、すごくざっくりいうと、
リスクマネジメントの視点でDX考えましょう
ということです。もっとフランクにいうと
リスク対策としてDXを考えないとマジでやばいよ
ということです。
どういうことか?これから説明していきます。
DXを実行する上での経営戦略における現状と課題
経産省のレポートにこのような記載があります
デジタルに対するビジョンと戦略の不足
スタッフの準備不足
技術的な制約
時間と費用の制約
法律および規制
引用元はこちらです
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_02.pdf
詳しいことはセミナーで話します
ここでは、「要はこのまま何もしないとどうなるか」ということについて触れていきましょう。
このままDX対策しないとどうなるか
他に遅れをとって、知らぬ間に衰退していく
デジタルの知見を取り入れず、積極的かつ効果的にデジタルを活用していかないとどうなるか?端的に言えば、その企業は「知らぬ間に衰退」します。
理由を語りだすととてもじゃないけどこのnoteでは収まりきれないので、簡単にポイントだけ羅列すると、
昔に比べて世の中の動きは10倍も20倍も早いのでデータを駆使しないと、到底顧客のニーズなんて読み取れない
昔に比べて世の中のトレンドは一瞬にして変わるので、これまでの勘と経験は当てにならなくなる
みなさんが想像する以上に消費者はデジタルのリテラシーが高いので、デジタルに疎い企業は見捨てられていく
あえて強い表現を使いましたが、そのほうが分かりやすく伝わりますよね?要は「そのまま何も対策しないとまずい」んです。
もう少しだけ細かくみていきましょう。先ほどあげた5つのポイント別に、もう少し具体的なリスクを挙げていきます。
「デジタルに対するビジョンと戦略の不足」が何をもたらすか
みなさん(DX対策をしていない経営者の皆様)がおもっているより、ユーザーはデジタルに敏感です。特に、若い人たち、それは御社の若い社員もそうです。若い人たちはデジタルネイティブなんです。「ネイティブ」ということは、デジタルを活用しないなんてあり得ないのです。
デジタルに対する知見、ビジョン、戦略がないということは、生活に対するそもそもの考え方、価値観が違うのとイコールなのです。
いまはいいでしょう。ただ、若い人たちが中堅になるまで、つまりあと5〜10年すると、大きくその変化が起こるでしょう。
あとはご想像にお任せします。
「スタッフの準備不足」が何をもたらすか
先ほどの話でなんとなく想像がついたのではないでしょうか。DXに関する戦略がない企業で、DXに強いスタッフなんて育成できませんし、DXに強いスタッフが入りたいとも思いません。
人財なんていう言葉もありますが、もしみなさんの企業が人を財産だと考えているならば、「次の時代を担う世代」は確実にDXに強い企業にいきたがるでしょう。
時代が変わるならば、人も変わらなければならない。その変化に対応できるよう人を育てないといけません。このまま、デジタルに疎いという理由だけで、デジタルの時代に価値観を合わせないままいてよいのでしょうか。
「技術的な制約」が何をもたらすか
この問題は最も短期的に経営インパクトをもたらします。
IT投資の実に80%は保守・運用にあてられています。つまり、新規のビジネスに対する投資が劇的に低いんです。
しかも、レガシーなシステムはやがて無くなります。いまでこそクラウドへの移行がどんどん進んでいるのでそこまで問題ではないかもしれませんが、
それを「ベンダー任せ」にしてませんか?要はお金さえ出せば解決するとおもっていませんか?
こんなニュースもあります。
改革をしようとシステム基盤をリプレイスしていても、「ただ入れ替える」だけではダメなんです。入れ替えるには「知見」と「泥臭さ」が必要なのです。
もし老朽化したシステムをいまだに使っている場合、それはいますぐ最新に変えなければいけません。しかし、ただ古い冷蔵庫を捨てて新しい冷蔵庫を買うのとは訳が違います。レガシーなシステムは想像以上にブラックボックスが多く、複雑です。こっちをいじればあっちが悪くなる。あっちをいじればあそこがダメになる。全部入れ替えようとしたら何億円もかかる。ビジネスを止める訳にはいかない。けどやろうとするとどうしても止めざるを得ない。
もうお分かりですね?手遅れにならないうちに、早めに対策に乗り出しましょう。
「時間と費用の制約」が何をもたらすか
この問題を端的に表現するならば、
対策費用を捻出するには、利益を出さないといけない
ということです。
経営というものは、収入と支出で成り立っています。当然、新しい対策をするには、それなりにお金がかかります。そのお金は自然と湧き出るものではありません。
毎年毎年、かつかつで予算を組み立てている場合、DXにかける新たな投資の予算なんて難しいですよね。
「目の前のことでパツパツだから、未来への投資なんてする時間がない」
これが続くとどうでしょう。まさに冒頭でお伝えしたように、5年〜10年後にひどいことが起こってしまいます。
じゃあどうすればいいか?
利益を出すしかないんです。DXに対する投資にかける予算を、自ら捻出するしかないんです。
利益を出すといっても、そんな簡単に利益なんて出せませんよね?ちゃんとした予算を捻出できるまでには、3年はかかります。
2025年の崖まで、あと1年です。いまから対策しても、2025年までに対策予算をどれだけ捻出できるでしょうか。
今から始めても遅いのです。しかし、始めなければ進みません。過去は振り返っても戻ることはできません。だったら、今日から始めましょう。
「法律および規制」が何をもたらすか
法律となると難しい対策のように思えますが、この問題も一言で言えば
デジタルの知識を身につける
これにつきます。
ここに各業界の法整備の対策がまとまってますので紹介しておきます
法整備で主に求められていることは、とにかく「重要なことはデータ化しておいてね」っていうことです。
なにをどうデータ化するのか?リテラシーがないと当然データ化できません。
ベンダー任せにすると、適正なコストもわからず、極端にいうとぼったくられるリスクもあります。
コストの最適化、利益の最大化、生産性向上、従業員のエンゲージメント向上といった様々な理由でDXを実施するわけですが、これだと逆効果ですよね。
しっかりデジタルリテラシーをつけて、何事も自分たちで判断できるようにならないといけません。
今から対策では遅いです。けど、やらないといけません
散々煽るようにお伝えしてきましたが、事実である以上、仕方ありません。
DX対策をもし何もせずにいままで走ってきた場合、それはもう遅いです。
しかし、手遅れではありません。
2025年の崖まであと少しです。
いま遅れをとっていると感じる企業は、今すぐに以下の実践をしてください
現状の問題を整理する
問題に優先度をつける
有識者を交えて対策を考える
意思決定を迅速に行う
意思決定を迅速に回すプロセスを作る
Do,Do,Do
忘れがちなのが「意思決定を迅速に回すプロセスを作る」です。
一度意思決定したからといって、DX改革は前に進みません。前に進むには「意思決定を迅速に回すプロセスを作る」必要があります。
つまり、組織全体が一体となって改革を進めるカルチャーが必要なのです。
さあ、5月もあと少し。いますぐにDXブートキャンプを始めましょう。