根っこはどこにある
人生は諦めの連続。だからこそ、何にしがみつくかが人生を大きく左右する気がする。
それは家族や友人かもしれないし、趣味かもしれない、はたまた仕事かもしれない。
とにかく心血を注ぎ込める何か。
高校生くらいの頃から何となく、それを探しながら生きている。
何でもいいというわけではない。揺るぎなく、そして長きにわたって自分の存在を支えてくれる、そんな大木の根のようなものでなくては。
ただそうなると、なかなか見つかるものではない。
スポーツ選手とかアイドルとか、そういう壮大すぎるものはしがみつく気すら起きないし、単に〇〇するのが好きとかそういうのは、よっぽどのことでなければ人生の支えとして脆弱すぎる。難しい。
別に見つからなくても生きてはいけるのだが、それはそれで地に足がつかないようで居心地が悪い。行く当てもなく風に流され、ふらふらと漂っているだけのような。
さながら根無草のように。
今は、好きなことややりたいことが少しはあって、何とかそれを頼りに生きている。
けど掴んでいる枝はまだか細く、風が吹けば根こそぎ飛んでいってしまいそうだ。
いつかこれが大木に育つまで、しがみ付き続けていられたらと思う。
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