にしおいつき

作字と呼ばれる文字のデザインをしています。 普段はTwitterにいることが多いです。

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最近の記事

さよならモラトリアム

先月、大学4年間を過ごした京都を出て、東京に引っ越した。 大学に入るときはは賃貸の契約や諸々の手続きは親が一緒にやってくれていたので、一人での引越しはこれが初めてになる。 引越しって、ただ移動するだけじゃないんだね・・・ 契約書のやり取りや電気・ガスの申し込み、不用品の処分や荷物の梱包など・・・ とにかくやることが沢山。出ていくお金も沢山。 だけどこれからは全部、自分でやっていかなければいけない。 面倒な手続きもお金のことも、これまで周りが肩代わりしてくれていた分を背

    • 結局は私欲

      突然ですが、「メリットの法則」というものを聞いたことがありますか? 僕もYouTubeで何となく聴いた程度なんだけど、これは僕たちが日頃行う決断は全て「メリット=自己の利益」を基準に行われるというものらしい。 ここにおけるメリットは金銭や地位などの実利だけではなく、精神的なものも含まれる。 趣味や人間関係においても、自分がより楽しさや幸せを得られる形で注ぎ込む労力や付き合う対象を決めるという意味では、利益の追求になる。 逆に人助けなんかは一見すれば自己犠牲に見えるけど

      • 不安を抱えて生きていく。

        布団に入ってから寝付くまでの時間が、この世で一番無駄だと思っている。 理由は何もすることがないから。 スマホを触ったり音楽を聴いたりすると、かえって目が覚めてしまう。 ただ布団の中をもぞもぞすることしかできない。 そういう無の時間は、強制的に余計なことを考えさせようとする。 あの時の発言は変に思われたかなとか、アパートの契約書類に不備があったらどうしよう(最近引っ越したので。)とか、何かの間違いで大学卒業できなかったらどうしようとか。 大半は考えてもしょうがないよう

        • 根っこはどこにある

          人生は諦めの連続。だからこそ、何にしがみつくかが人生を大きく左右する気がする。 それは家族や友人かもしれないし、趣味かもしれない、はたまた仕事かもしれない。 とにかく心血を注ぎ込める何か。 高校生くらいの頃から何となく、それを探しながら生きている。 何でもいいというわけではない。揺るぎなく、そして長きにわたって自分の存在を支えてくれる、そんな大木の根のようなものでなくては。 ただそうなると、なかなか見つかるものではない。 スポーツ選手とかアイドルとか、そういう壮大すぎ

        さよならモラトリアム

          独りを楽しむ

          文章を書く練習がしたいなと思ったので、せっかくなら過去の作字について、制作時に考えていたことなどを思い出して書いてみる。 これは大学3年の時に作ったやつ。「独りを楽しむ」と書いて独楽。 元々一人で過ごすのは好きなのだが、一時それがしんどくなった時期がある。 僕が大学に入った年はちょうど感染症が流行して、半年くらいはほとんど大学に行けなかった。授業はすべてオンラインで完結するので、1日のうちほとんどは家で独りでいる時間だった。 最初は気になってた漫画を大人買いしたり、アマ

          独りを楽しむ