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SOLTILO Uganda -Part2-(in Gulu)

11月の最後の週末、SOLTILOコーチの土屋さんに同行させていただき、ウガンダ北部のGulu県に向かいました!(首都カンパラでの訪問についてはこちら)この地域で活動する認定NPO法人テラ・ルネッサンス(私も2021年3月~10月までインターンをさせていただいていました)の施設の受益者たちを対象に、サッカー教室を開くためです。今回は12歳から17歳くらいの子ども達38名が集まってくれました。

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Gulu高校のグラウンドをお借りし、朝10時から12時までトレーニング、お昼休憩をはさんで短縮試合(前半後半30分ずつ)を行います。サッカーが大好きでいつも友達と遊んでいる子ども達ですが、本格的に練習をしたことはないため、苦戦している様子も見られました。ストレッチからウォーミングアップ、実践的な動きと、試合の形に徐々に近づいていくと、難しくなるとともに子ども達もさらに楽しくなっていったようで、最後までめげずに頑張ってついていっていました。

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お昼には、テラルネのキッチンスタッフがお肉とキャベツとご飯、加えてソーダというスペシャルランチを用意してくれ、ハードな練習を乗り越えておなかペコペコの子ども達は喜んで食べていました!豪華なランチを終えてウォーミングアップをしたら、いよいよお待ちかねの試合スタートです。性別・年齢ごとに4チームに分かれ、2試合を同時に行います。男子の方は年齢的にも体力とやる気に満ち溢れており、両チーム激しく競っていました。一方で女子の方は、一生懸命でも少し緩めに楽しそうに戦いました。しかし数人混ざっていた幼い男の子たちがチームをリードしてくれ、何度もゴールを決めていました。1名ずつテラルネの講師たちもチームに参加していましたが、男子の方の講師はチームをサポートする一方で、女子の方の講師はやる気は飛びぬけてあるものの空回りが続いてしまいました。

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無事に試合も終わり、勝ち負けは出ましたが、みんな心から楽しんでプレーしていました。土屋さんからは、サッカー教室のコーチとしてだけでなく、プレゼントの贈呈もありました。昨年、「いわてグルージャ盛岡」という盛岡のサッカーチームからウガンダの子ども達へのユニフォームのプレゼントがありました。背景には東日本大震災の際、生活もやっとなGuluの受益者たちが、合計約5万円(ウガンダ農村部のひと月あたりの賃金の中央値は約3900円です)の寄付をしてくれたことがあります。チームの方々はコロナの影響もあり現地に来れないため、東アフリカで活動している土屋さんに託されたのです。ユニフォームを受け取った子ども達はとても嬉しそうで、彼ら彼女らにとってこの日は間違いなく思い出に残る一日だったと思います。

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参加した子ども達を含むウガンダの子ども達の多くは、サッカーをする広い敷地はあっても、スパイクやゴールなどの設備、適した服などを使うことは難しく、さらにはボールも使い古しの服をまるめてテープでグルグル巻きにしたものを使っています。またサッカーといってもクラブなどはなかなか入れないため、遊び程度でしかやったことない子達ばかりです。しかし今回、土屋さんがコーチとして訪問したことによって、一日とはいえ初めての本格的な練習を経て、「きちんとした」試合を行うことが出来ました。加えて土屋さんを通して、いわてグルージャ盛岡さんからのお礼のユニフォーム、SOLTILOからサッカーボールと練習用コーンの贈呈があり、サッカー好きな子ども達にとってはこれ以上ない贈り物だったと思います。この日がただの楽しい思い出になるだけでなく、「日本との繋がりを感じる機会」、「外国のチームだけでなく自国のチーム(SOLTILO BIGHT STARS FC)を知って応援するきっかけ」、「プロサッカー選手の様な夢を持つきっかけ」、「これからの生活を前向きに頑張るモチベーション向上の場」になっていたらとても嬉しいです!!

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