お客様の声から初心を思い出した話
2021年4月1日、今日で社会人13年目を迎えました。
当社にも新卒社員が数年ぶりに入り、先輩たちは活気だっていました。20数人の小さな会社で、なんと3人もの新卒が加わったので、それはそれは気合を入れて受け入れ準備を進めてきました。
“新しい風”というのは、本当に刺激的で、フレッシュで、清々しいなぁと感じました。
社会人13年目の春は、ブランディングの事業を立ち上げて4年目の春でもあります。デザインの主軸から本格的にブランディング事業を興していく転換期。そこから4年で、私たちの事業はさまざまな経験とノウハウ、たくさんのお客様との出会いがありました。
年度の変わり目に、私は改めて初心を思い出すことができました。
それは、とても思い入れのある岩手県のお客様との案件でのことです。
10ヶ月ほど前から、ブランディングをお手伝いしています。
全国のブランディング会社の中から、私たちを見つけてくださり、選んでくださいました。
そこから、社内でブランディングチームを発足してくださり、インナーブランディング、特に理念浸透のためのワークショップや、次世代のための事業開発ワークショップを重ねていただき、その想いと事業をかたちにするべくアウターブランディングにもお取り組みた抱いています。
その中で、リクルートサイトのリニューアルやロゴの刷新などが終わり、今日の新年度方針発表会に合わせて、お披露目がありました。
昨夜、早めにサイトをオープンした際に、お客様からお礼のお言葉をいただきました。(一部抜粋)
遅くにすみません。
今、会社に帰ってきてましたので、リクルートサイトを拝見しました。
言葉にならないくらい感謝しています。アドハウスの皆さんに御礼申し上げます。
明日、職員とメンバーに伝えたいと思います。
それと、昨日、理事会にてロゴについて議決をいただきました。
理事の皆さんにも好評で、それ以上に作成に至った文面に感動されていました。ありがとうございます。
とても嬉しかったです。
本当にお忙しい中をぬって、わざわざ感謝のお言葉をいただいたことも、その中身も、お互いの苦楽をともにしてきたからそこ、感じられるものがありました。
感謝の気持ちを述べるべきはこちらの方で、私はとても大切な気持ちを改めて感じさせてもらいました。
それは、ブランディングと人の心を動かすことの大切さです。
ブランディングは、よくアウターブランディングを中心に語られることがありますが、大切なのはインナーブランディングもしっかりと行うことです。なぜなら、お客様の思いや信念にこそ事業やサービスの根本があり、しっかりと差別化した状態を創ることが大切だからです。
何かのマネや、ただかっこいいものを作ればよいわけではありません。
想いの根本から見える化することが大切なのです。
話を先のお客様のことに戻すと、私が今の会社に入ってはじめてディレクション業務をしたのがはじめてになります。いつもはサポート役としての参加が多かったのですが、クリエイティブのパートにしっかりと入り込むのは、これがはじめてでした。
これまで広告業界、テレビ業界、イベント業界、出版社での経験があり、やや近しいところには属してはいましたが、Webの制作などにしっかり携わるのははじめてでした。
ですが、10ヶ月積み重ねてきたお客様との信頼関係や、たくさんプロジェクトメンバーから聞いた想いがあったので、気持ちを込めて制作に当たりました。
途中、不安になることやベテラン社員からの指摘もあり、落ち込むこともありましたが、私のベストはつくしました。
このプロジェクトの途中で、悲しい別れも経験しました。
日々は当たり前ではないということを痛感しましたし、人とのご縁のありがたさや尊さが身にしみたお仕事となりました。
だからこそ、先のお客様からの感謝のお言葉が、とてもとてもありがたく感じるのです。
とても嬉しかったのと同時に、ブランディングの仕事に携わるということが、私にとってどんなことなのかや、ブランディングの重要さを改めて深く感じさせてもらえる機会にもなりました。
そして、人の心を動かす仕事をし続けたいということです。
社会人になるときから大切にしてきた
「人の心が動く瞬間に立ち会うこと、人生の大事なシーンに立ち会い
頑張る人を応援することを仕事にしたい」
という新卒時代からの叶えたいことを、今叶えられていることへの感謝と、これからも大切に信念として持ち続けていこうと思いました。
苦しいことも辛いこともある
だけど、こういう大切なことを忘れずに進んでいきたいです。
そんな13年目の春を迎えました。
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