カボチャコロッケ完成までの道のりが遠かった

昨日、カボチャコロッケを作ることにした。
お裾分けで貰ったカボチャを消費するためだ。
既にカットして、冷凍してあるのであとは調理だけ。
作るのは簡単だろうと思っていた。昨日までは。

レシピというか、作る流れはコロッケと変わらないが、とある誤算があった。

それは、カボチャの水分量が多かったこと。

このせいで全ての計画が狂ったのだ。

いざ成形！というところで、ベチャベチャすぎて形にならない。
頑張って整形したものの、溶き卵やパン粉に付けているときに形が崩れてくる。

困った。非常に困った。
どうしよう、こんな予定ではなかった。

とりあえず水分を炒めて飛ばそう作戦を決行。
炒めても炒めても柔らかさは変わらない。
冷ますのに時間も使ってしまったので、ここで時間を使うと晩ご飯が遅くなってしまう。
何かつなぎを入れればいいのでは？と夫の一声で、残り少ない米粉を全部投入。
少し固まったが、まだ柔らかい。
とりあえず冷めたら固くなるかもしれないと、僅かな希望をそこに託し冷ましてみる。

結果は変わらず柔らかい。
ここで、こういう時に役に立つGoogle先生を頼り、カボチャコロッケ　ゆるい で検索。

色々記事が出てくる。
対策としては
・可能な限り水分を飛ばす
・じゃがいもorさつまいもを蒸して入れる
・パン粉を入れる
・おからパウダーを入れる

ザッと調べて出てきた対策はこんな感じ。
どれも出来そうだが、水分を飛ばすのは量もあり時間もかかる。
つなぎになるじゃがいもと、おからパウダーを入れることにした。
先におからパウダーで固まれば御の字。
無理ならじゃがいもを使えばいい。
残りのおからパウダーもこれで使いきれそうだ。

おからパウダーを入れたものの、あまり変わる様子はない。まだ暖かいから？と冷蔵庫に入れて冷やすもダメだった。
仕方ない、じゃがいもを入れようと電子レンジでチン。出来上がった蒸かし芋をマッシュして入れていく。
やっぱりじゃがいもは凄い。
固まってきたするぞ！と夫と歓喜。
これで冷やせば出来るかも！と再度冷蔵庫へ。

冷めるまでにヒロアカを観て時間を潰す。
ここら辺から少しずつ疲れ始めご飯よりも眠気が来る。

冷めたタネを取り出し、固さを確認。
あれ？柔らかい‥
夫がじゃがいも2個でいけるよと言っていたが
やっぱり3個は必要だったらしい。
なんてこったい。

またしてもイマイチ固まっていないタネ。
じゃがいもを蒸して入れるのも、地味に面倒になってきた。
もう形が崩れてもいいか、と夫と2人で成形していくのだが、やっぱり柔らかいからやりにくい。
仕方ない‥と諦めている私の横で、パン粉を入れていく夫。
お！固まってきた！！と喜んでいるが私にはもそんな元気はない。早く終わらせてしまいたい。
その一心でコロッケをせっせと作っていった。

無事、パン粉付けまで終わった。
時計を見るとなんと22時を超えているではないか。作り始めてから3時間以上経っている。
正直疲れすぎてコロッケなんて食べる元気はない。
揚げるのは明日にしよう‥と2人で片付けシャワー浴びて寝た。

そして今日の昼、無事にカボチャコロッケを揚げ、完成させることができた。
完成まで時間を要したコロッケは美味しいけれど、あの労力に見合った味ではない気がする。
あれこれ入れた物が味に支障が出なくてよかったのが救いか。
こんなに完成までの道のりが遠いなんて思わなかった。
本来なら昨日の晩ご飯として美味しく食べいたはずなのに。

美味しく頂いたものの、もうしばらくコロッケとカボチャは見たくない‥と思った週末だった。