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Steamネクストフェスで気になったゲーム!

 6/13~20まで数多の体験版とライブストリーミングでこれからのゲームを知ることができるSteamネクストフェスが開催されています。

 とにかく数が多くてチェックしきれないレベルです!私も何本か体験版を遊んだので、その中で気になった作品をピックアップします。フェスの終了ぎりぎりになってしまいましたが、体験版のプレイ時間は1時間もないものがほとんどなので興味のあるものは試していただければ嬉しいです。

・GOODBYE WORLD

 こちら最近twitterでバズっていたゲームです。

 IndieLiveExpoでも気になっていたので体験版をプレイしました。ゲームクリエイターコンビの苦悩の物語を、ゲーム内ゲームをクリアしながら読み進めていくというドット絵のナラティブアドベンチャーです。このドット絵が本当に見ているだけで楽しめます。とりあえずこのドット絵が動く姿を見るだけでも体験版をダウンロードしてほしいです。あとPVでも使われているオープニングBGMが最高過ぎです。

 このゲーム内ゲームが初代ゲームボーイオマージュのパズルアクションなんですけど、ロゴのバグり方、ちょっとした手ブレ、操作感、白黒でない独特の緑色など、そのオマージュのこだわりが完璧で感動してしまいました。

この記事のスクショはこれだけなのですが、このバグはどうしても見せたかった

 また、ゲーム内ゲームとゲームのストーリーのリンクや、ゲーム作りの苦労というある種作者の自己言及的なテーマがどうなるのかという、ストーリーの詰め方も体験版から感じる範囲ではかなり期待できそうです!必ずプレイする予定ですし、できるだけ製品版が出たその日にやりたい作品です。

・Superola Champion Edition

 ホットドッグ型UFOに載るエイリアンに奪われたハンバーガーを取り返すためハンバーガーを愛するラマが戦う…というツッコんではいけない世界観のゲームです。
 ゲーム自体は「チャリ通」のような2Dランゲームで、ジャンプで敵をよけつつ、道中で手に入るハンバーガーを使用するとラマが口からビームを吐いて敵を倒せるという…まあこれもツッコんではダメです!シンプルでわかりやすいゲーム性となっています。タイミングがところどころシビアなのですが失敗しても間髪入れずにゲームが再開するので、とてもテンポよくゲームプレイができるためストレスにはならなかったです。
 また、各種レトロゲームへのオマージュがかなり強いです。レトロなグラフィックと現代風のグラフィックが選べるのですが、レトログラフィックにはインターレース(昔のゲーム画面にありがちな横縞)が入ったり、ゴールが完全にマリオ3だったり、クリアー画面がソニックっぽかったり、ボーナスステージで車を破壊したり、その他にも細かくレトロゲームオマージュが入っています。そういうところを楽しみつつ、軽い感じで遊ぶのに結構適していそうです!


・Moonscars

 いわゆるメトロイドヴァニア(ステージをクリアーしていく方式ではなく、一つの広大な2Dマップを探索しながら行けるエリアを広げていくアクションゲーム)で、モルドバのスタジオが製作する作品だそうです。
 これはあくまで私の基準なのですが、とりわけメトロイドヴァニアはグラフィックに惹かれるかをかなり大事にしています。その点でこのゲームはちょっとプリンスオブペルシャを思わせるキャラのグラフィックや動き方とダークな世界観、そしてとにかく素晴らしい背景の多重スクロールなど本当にグラフィックが魅力的で、これだけで「製品版やりたい!」となります。

 アクションはパリィ(相手の攻撃にタイミングよくボタンを押して攻撃を受け流す)が前提となっています。正直パリィは苦手なのですが、このゲームのパリィのタイミングはかなりわかりやすくなっていますしパリィ後の反撃まで自動でしてくれるので慣れれば私のようにそこまでアクションが得意でなくてもついていけるバランスになっていると思います。またパリィからの反撃に複数の敵を巻き込むことができたり、パリィや溜め攻撃で吹き飛ばした敵が周囲にあるトゲに当たると即死などのギミックがあり、そういうアクションが決まると、スタイリッシュなギミックも相まって本当にスカッとします。
 世界観も最初は「ルシのファルシがコクーンからパージ」ではないですがさっぱり何言ってるかわからないんですけど、少しずつわかってくるとストーリーも気になってきます!これも製品版出たらすぐ買うぞ!って感じです。 

・Cult of the Lamb

 贄にされそうになった羊が、旧なる神に救われ、その代償として彼の教団を再興するために戦うという、独特なテーマ設定の作品です。ゲーム自体は見下ろし型2Dアクションがメインとなっています。
 神が邪神のため呪いの力などを使って戦うなど世界観もとても面白いのですが、このゲームの魅力はアニメーションとゲームプレイが相当高いレベルで嚙み合っていることだと思います。コミカルだけどバキッとした映像、アニメーション、演出が素晴らしく、オープニングの演出のシンプルなかっこよさは最近のゲームでもトップレベルだと感じました。

 また、その高クオリティのアニメーションを自分が動かしてアクションさせると、2Dだけどよく動く映像と音楽がバッチリプレイヤーのコントロールに呼応してくれて最高に気持ち良いのです。まさにゲームプレイの面白さって感じの面白さです!これは映像を見ているだけではわからないところもあると思うのでぜひ体験版をプレイして試してほしいです。
 また、教団再興のために素材を集めて施設を作るというフェイズもあり、そちらも好きな方は楽しめそうです。ただ、実は私はこのタイプのゲーム性は作業性が高くなりすぎるとあまり楽しめないので、アクションだけだったら絶対買うのになぁって感じだったりもします。
 ただ、本当にレベルの高いゲームですしコンシューマー機での発売もあるようですし、これはかなりの人気作品になりそう…!余談ですが、クリエイターが違えどパブリッシャー(開発ではなくゲームの販売をする会社)が同じ「Inscryption」と少し重なる雰囲気やデザインがあるのは何か理由あるんですかね…?やはりパブリッシャーのサポートとかもあるのでしょうか。

・あとがき

 やはり、このような新しいゲームで出会える機会は楽しいですね!ほかにも気になるゲームはいっぱいあったのですが、とりわけ「GOODBYE WORLD」と「Moonscars」は絶対やりたいですね!皆様も自分の手で何か一本探してみてはいかがでしょうか?

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