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最近遊んだゲームを一気にレビュー!(2022年7月編)

・いわゆるメジャータイトル

Sa・Ga Collection

 私は初代ゲームボーイに思い入れがありまして(いつか初代ゲームボーイの好きなゲームや演出の記事書きたい)ゲームボーイを代表するRPGであるSa・Gaシリーズもかなり好きです。その三本を一本にまとめたのが当作になります。
 もともと発売当初に買って一通り遊んだんですけど、先月改めて時間のある時に「魔界塔士Sa・Ga」と「Sa・Ga2 秘宝伝説」をプレイしました
 ゲーム内容はかなりぶっとんでいて、ゲームバランスも大味だったりしますが、あのゲームボーイのモノトーンで小さな画面に、大きなスケールの物語と独特なセリフのセンス、奥が深く同時に運の要素もある戦闘・育成など、RPGの面白さを詰め込んでくれていて今でも手軽に楽しめます。プレイしながら、子どもの頃「ガルガルやろうと いいおんな どっちがすきだ?」や「いまのあんたがいちばんみにくいぜ!」などの他のRPGでは見られないオリジナルなセリフ回しを、なぜか攻略情報と一緒にノートに書き写していたことを思い出したりしました。世界観やボスの設定も独特で、特に「魔界塔士Sa・ga」のメタ要素が入った展開は今の私の物語の好みにも影響を与えているように感じます。また、今回の移植によって追加された高速モードは今の時代に遊ぶなら必須だなと感じます。

ロマンシング・サガ2

 先月はサガシリーズづいてましたね(笑)
 代々の皇帝となって各地方の危機を解決しながら領土を広げ、最終的に七英雄打倒を目指すという超大作でスーパーファミコン時代にもプレイしているのですが、正直言うと子どもの頃の自分にはクリアできなかったんですよね…。同級生がクイックタイム連打でクリアするのを見てエンディングは見ていたのですが。
 今回、当時は知らなかった閃き特性や陣形の特徴などをしっかり勉強したり、攻略サイトを見ることを躊躇わずプレイするようにしています。その結果かなり順調に進められています。あの時はわからなかったゲームの仕組みを味わえていますし、イベント展開やキャラの成長から時代の変遷を感じられる世界観は本当に楽しいです。
 あと、当時はコムルーン島はいつも滅亡させてしまっていたので、サラマンダーが仲間になってくれる時のイベントを初めて見て「サガシリーズらしい、なんていい雰囲気なんだ…」となりました。ただ、今リメイク版「LIVE A LIVE」を始めてしまったので時間が…。でも今回は必ずクリアします

・インディーゲーム

返校

 台湾発の伝説的なホラーゲームで、こちらは配信でプレイしました!
 高校が突然異界になってしまい、アイテム探しや謎解きをしながらそこからの脱出を試み、その中でこの怪異の真実を知っていく、スタンダードな脱出ホラーとなっています。
 このゲームを一言で言うと

「今まで遊んだホラーゲームの中で一番怖かった」

という言葉につきます…。何度か本当に泣きそうな声になっていました。
 通底音のように画面や音楽から響き続けるじめじめとした不安や恐怖と、こちらに安心を許さないような畳みかけと緩急のバランスで、本当に素晴らしいゲームですが、もう一回プレイしたいかというと嫌です!!
 また、この現象の根源に台湾の実際の歴史が影響していて、その絡め方が非常に興味深いものでした。もともとホラーやオカルトは負の歴史と結びつきやすいものですが、それをスマートに成し遂げている作品です。強いて言えば最終局面は謎解きをしっかりやる分、怖さは減っていくのですが、きっとそれはこのゲームをしっかり締めるために必要なものだったのだと思いますし、それによって物語の強度は上がっていたと思います。

・フリーゲーム

「ホテル サニーサイドアップ」「BAKE MAN」「Work&Chill」「エッグノック」

 同じ作者様の作品を一気に4つ紹介します!とにかくこの作者様のセンスが好きになってしまいました
 全て超短編ゲームですが、モノトーンのグラフィックが醸しだす退廃感とちょっと突き放し気味の世界観やストーリーがめちゃくちゃ好みで、いわゆる惚れ込んだ状態です!緑と黒のモノトーン風が、前述した初代ゲームボーイを思わせるところもとてもよいです。
 まだやってない作品があるのが嬉しいし、次作も作ってるってことでめっちゃ楽しみです!興味ある方はエッグノックを起動して、ぜひオープニングを見てほしいです!最高なので!!!

ハイニョー!

 「用を足すたびに記憶を失っている少年」の恋模様と友情を描いた短編ノベルゲームという設定をたまたま目にした瞬間に「ちょw」と思わずプレイしました。キャラの名前がトイレにちなんでいたりとかギャグ要素も多いのですが、意外と(といっては失礼でしょうか)ストーリーはしっかりしているし、オチもなかなか膝を打つもので楽しめました!ちょっとクスっとしたいときにプレイされてはいかがでしょうか?あとキャラクターのグラフィックみんなすごく良いと思います。

メイドバイぬかピ

 他の方が配信で遊ばれているのを見て自分も遊びました!
ちょっと見ればわかるようにあれのパロディゲームなのですが、演出にクリエイターの方の実写とか肉声が使われていて、それが絶妙に笑いを誘いつつもイライラしない感じですごくうまいなと感じます。こういう小さな規模のゲームを大量に作っている方らしいので、やはり経験が生んでいる調整能力のたまものなのだろうと思います。あの映像本当に笑いました。
 誰でも本当に軽く遊べる作品
なのでちょっと時間ある時にどうですか?

・アナログゲーム

旅するゲームブック:ウィーン

 先日開催された「北海道ボドゲ博4.0」で入手した作品になります!
 まずゲームブックがボードゲームのイベントで紹介されていることにも驚きましたし、さらにゲームブックと「旅行」を合わせたというアイデアがとても気になりプレイしました
 ゲームブックというのは、本の指示に従って選択肢を選び分岐する物語を読み進めていくものです。それを「旅の行程」に置き換えたのが本作になります。付属の地図と、QRコードで読めるGoogle Mapを参照しながら読み進めていくと旅行気分を味わうことができとても楽しく遊ぶことができます。また、一回の旅行では全てを回れないのが地図からわかるので「もう一周やろ!」というモチベーションがすぐに湧いてきます。ゲームブックとしてもレイアウトが工夫されていて非常に遊びやすいです。
 各所には実際の写真や説明がついていて、読み進めているうちにウィーンにとても興味が持てます。個人的には中央墓地を見てみたいなと思いました!

・おまけ

 今回は「旅するゲームブック:ウィーン」を入手した「北海道ボドゲ博4.0」についてコラボトークで話した「ひかげさんレイディオ」のアーカイブを紹介します!非常に熱いイベントでしたし、クリエイターとして参考になる話も多かったのでぜひご覧になってください!


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