自宅での終末医療の限界
父が余命宣告されて約一ヶ月になります。
自宅に帰りたいとの強い希望で、父は自宅医療をしています。
でも本人には告知してありません。
父は気が弱いところがあるので、本当のことを知ったら生きられないと判断したからです。
でも父は確実に弱ってきています。
母とわたしと弟で介護をしていますが、
かなりキツイです。
父は自分でトイレにも行けますから、そちらの方は助かるのですが、先日も書いたように、
健康な者の氣や魂を削り取られます。
わたしは今はしていないとないえ、もともとヒーラーでした。
ですから、父が末期ガンの痛みを受けないように自然とわたしの中のなにかが働いています。
一日10時間寝ても取れない疲れがあり、
体温が保てず、こんなに暑いのに、秋用の長袖長ズボンのスウェットを着ないといられません。
そして、わたしが自分の家に帰ると、
父は階段を転がるように悪くなり、元気もなくなってしまいます。
洗濯をして掃除をして、いわゆる衛生状態を良くするために動いていると、食事を用意する暇すらありません。
お風呂は毎日シャワーです。
ヒトは必ず死んでいきます。
今までわたしも、家で死にたいという希望が漠然とありました。
が、今回の件で考えが変わりました。
わたしは病院で死のう、家族にはお見舞いにきてくれるだけでいい、と。
疲れた顔でイライラしながら家族が疲弊していくのを見たくないのです。
いろいろな考え方もあると思いますが、わたし自身はそう考えるようなりました。