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リハビリさんのテクニック

リハビリスタッフの方に「◯◯さんの奥さんのこと、私大好きです!」と言われたことが2回あります。(◯◯には自分の名字が入ります。)それぞれ別の女性のOTスタッフさんで、手の拘縮を改善する施術中です。

初めて言われたときは少し動揺しました。そんなに僕は妻の話ばっかりしていたかなあ、とか、それにしてもそんな事言うものなのかなあとか考え、「そうなんですね」と気のない返答をしたと思います。2回目に言われたときは、妻大人気だな、とか、やはり自分は妻の話が多いのだなと思い、やはり「そうなんですね」と答えました。1回目よりは声は張れたと思います。

言われて数年たった今考えてみるに、あれってリハビリさんのテクニックだったのかもと思いました。

このテクニックの目的は、大変痛い拘縮改善のリハビリから患者の気をそらすことです。僕の例ですと、妻の話をよくする患者に、妻を褒め、患者がいい気になっている間に痛い施術を行う。いい気になるというか動揺したからなのですが、実際にその時施術の痛みは忘れていました。

この説を裏付けるエピソードをリハビリさんから聞いたこともあります。そのリハビリスタッフがとある患者さんに行うテクニックです。その患者さんは美空ひばりが大変好きなのですが、その患者さんに施術する際は、美空ひばりの曲を聞かせるとのことです。患者さんが曲に集中している間に、痛い施術を済ませると。

この奥さんを褒めるテクニックは、男性スタッフは使えません。実際、上記のセリフは今まで、男性のリハビリさんに言われたことはないです。もし自分が言われたら、そのスタッフに対し最高レベルの警戒をします(笑)。結果リハビリは素直に受けれなくなると思います。痛い施術から気はそらされるとは思いますが。。

男性スタッフの場合だと、女性の患者さんに「旦那さんのこと僕尊敬します。」は良いですね。「息子さん、すごいですね。」も良いかと。男性患者さんには「◯◯さん、すごいですね。」が良いと思いますし、自分もよく言われていました。何れにせよ男性側を褒めるのが得策です。

最後に

色々テクニックを駆使し、リハビリ(仕事)を進めるスタッフさん、もちろん私は尊敬しております。(こんな穿った記事を書いていますが。。汗)

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