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不機嫌になるひとと出掛ける体力が無い私の、超!反省日記…。

私という人間の特性なのだろうか。
年齢のせいなのだろうか。
暑さのせいなのだろうか。

出掛けた先で突然、不機嫌になるひとと出掛ける体力が、もう無いなって思う。

子育て中は「突然不機嫌になるひと」と出掛けるのは「当たり前」だった。

お腹がすいたと言っては泣き。
眠いと言っては泣き。
お気に入りのおもちゃが見当たらないと言っては泣き。
食べたいものが無いと言っては泣き。
公園から帰りたくないと言っては泣き。

あの。

突然不機嫌になるひとたちと、長いことずっと付き合ってきたのだ。
23年ものあいだ。

自分で望んで産んだ子どもたちだが、それでも、突然不機嫌になられると、辛い。

もう、なだめたりすかしたりする、昔のような気力も体力も無い。

絶賛、思春期の末娘に、ぴったり寄り添う体力が、今の私には、無いのだ。
申し訳ない、娘よ…。

というわけで。

いままで書いた全部を、ちゃんと末娘に説明してみた。

そうして、更に続けた。


せめて。
この。

うだる暑さの中での、突然の不機嫌を、やめてもらえないだろうか。
私にはもう、それに対応できる、気力も体力も無いのだよ。

そんなに私と一緒にいるのがイヤなら。
別に一緒に出かけなくても良いんだよ。

一緒に行こうって言ってたお祭りだって
別に、行かなくったって良いんだよ。


ああ、しまった…。
言いすぎた…。

しかし、口から出た言葉を引っ込めることはできない。

黙る、末娘。
黙る、私。

お出かけからの帰り道。
沈黙の車内。

帰宅し。
それぞれ別行動をする。

私はひとりで買い物に行き。
末娘は自室に籠もる。

そうだ、もう。
別々の個体なのだ、私たちは。

彼女はこの世に出て12年も経っているのだ。

一人きりで生きることはできないが。
ひとりで過ごすことは、できるのだ。


買い物から帰宅し、夕食の支度をしていると。
末娘がやってきて、言った。

「ごはんなあに?」

気まずい。
と思っていた私に、さらっと声をかけてくれる。

さっきまでのトゲトゲしていた私を。
なんてことなく受け入れてくれた娘。

私は黙って両手を広げる。
末娘が、迷うことなく、ハグを返してくる。

「仲良くしようよ」
「うん」

私の方がよっぽど未熟なんだろうな。

と思いながら、ぎゅうぎゅうと末娘を抱きしめた。

いつも、すまない。
そうして。

いつも、ありがとう。