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ほかのだれでもないあなたと

恋人と「あたらしくはじめて」からというもの。
ものすごく穏やかで幸せな日々を過ごしている。

イザコザが無い。
モヤモヤも無い。
喧嘩も無い。
逆ギレも無い。笑

どうして、そうなったのか。
彼はとっても不思議がっている。

「前は喧嘩ばっかりしていたのにね?」

でも。
私は、その理由を知っている。


彼は。
とっても素直なひとだ。

嫌なことがあれば、嫌な気持ちになる。
楽しいことがあれば、楽しい気持ちになる。

だから。
彼にとっての「嫌なこと」が起きなければ。
彼はずっと機嫌が良くて楽しいひとなのだ。

だから、私が。
彼にとっての「嫌なこと」を。
彼の目の前に置かなければ良い。

ただ、それだけのこと。


「もう一度彼とやり直せるのなら」
と願った私が心に決めたことがある。

それは。
「シリアスはとりあえず脇に置いてでも
彼と楽しく仲良く過ごすことを優先する」
ということ。

自分の中の。
ごちゃごちゃした感情や。
イザコザしたくなる気持ちには。
フォーカスしない。
それで。
消えるまで待つようにした。

なんてったって。
最終目的は。
「彼と仲良くすること」
なのだ。

私の心のモヤモヤも。
イザコザした気持ちも。

最終目的には、不要。


それでも。

無理をすると、絶対に、ごちゃごちゃする。
だから、無理はしないようにした。

ちょっとしたモヤモヤも。
彼には伝えないで、消えるまで待った。

だって、私は。
彼と離れているあいだに思い知ったのだ。

どんなに嫌な気持ちになったとしても。
それを彼に伝えてしまったら。

彼とは一緒にいられない。


遠慮。
とも違う。

我慢。
とも違う。

他人行儀。
とも違う。

大きな大きな本当の目的。
「ずっと彼と仲良くする」

それの前では。
自分の小さなモヤモヤなんて。

本当に小さいなって思える。

その感情を外に出さなくても。

彼と仲良く楽しく過ごしているうちに。
勝手に消えていく。

小さなモヤモヤ。

そうか。
あの感情の本当の名前は
「不安」なんだな。

そうして。
彼と仲良くしていると。

私は「安心」にどっぷり浸かる。

そのうちに。
小さな「不安」は。
消えてしまう。


彼と出会って。

別れて。

苦しんで。

また、新しくはじめて。

私は少しずつ成長している。

「手には負えない自分」
とのつきあい方が。
ずいぶんと上手になったようだ。

私を成長させてくれた。

他の誰でもないあなたと。

ずっとずっと仲良くいられますように。