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クラウドストレージではなく、NASが最適なユーザーとは?

ペーパーレス化を進めると、その分デジタルデータの量が増えます。また、多様な働き方を推進すると、仕事をする場所がオフィスに留まらなくなります。
そこで考える必要が出てくるのが、ファイルの共有方法です。簡単なのはクラウドを利用する方法ですが、あらためて「NAS」という選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。

ファイルの保存・共有はクラウドが主流に

令和4年版の情報通信白書によると、2021年時点でクラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は70.4%でした。
ファイルを保存・共有するストレージでも、クラウドをファーストチョイスする企業は徐々に増えています。

契約すればすぐに使えるクラウドストレージは、ITリテラシーの高い従業員がいなくても導入しやすいシステムです。また、クラウドならどこからでもアクセスできるため、多様な働き方にもマッチしているといえるでしょう。

ただ、ほとんどのクラウドストレージは従量課金制となっていて、データ量が増えるとその分アップグレードしなければならない手間が出てきてしまいます。
さらに、ここのところの円安や世界的な物価高の影響を受け、クラウドを提供しているベンダーで値上げを発表するところが増えてきました。

そこでファイル共有の方法として見直したいのが、NAS(Network Attached Storage)です。

おさらい|NASとは何か?

NASを使うメリットは?

NASは、ネットワークにつないで使うHDD/SSDのこと。複数の機能を持つNASもありますが、基本的にはファイルを保管・共有するために用いられるものです。

NASは、各従業員の使用するPCから直接つなぐのではなく、有線LANまたはWi-Fiでローカルエリアネットワークを介して接続します。
PC本体にデータを保管するのとは異なり、社内でのファイル共有が比較的楽なことや、PCに比べて消費電力が少ないことなどがメリットです。

また、NASはデータの共有範囲が細かく設定できるという特徴があります。全社員が見られるデータ、部署ごとに見られるデータ、などアクセス権をそれぞれに付与できて、機密情報を管理する際にも安心です。

導入時の価格だけで見るとクラウドの方が圧倒的に安いのですが、長期でのランニングコストを考えるとNASの方がお得、と考えることもできます。
クラウドかNASのどちらがいいかを検討するなら、長期でかかるコストを確認しましょう。

バックアップ方法も考えておく

一方、NASの最大のリスクとして挙げられるのは、HDDがクラッシュすると保管しているデータがなくなってしまうということです。そのため、NASを導入する際には必ずバックアップ方法も一緒に計画することをおすすめします。

NASのバックアップの方法は、主に以下の3つ。

  • NAS→ほかのNAS

  • NAS→外付けHDD

  • NAS→クラウド

おすすめのNAS「QNAP-NAS」

実際にNASの導入を検討してみたい方におすすめなのが「QNAP(キューナップ)」です。QNAPは、NASを製造する台湾のメーカーで、世界中で約700万人ものユーザーを抱えています。
QNAPが注目されているのは、次のような機能があるからです。

わかりやすいGUI

QNAPのNASは、操作画面が分かりやすく、ITリテラシーが高くなくても設定・管理できます。専用ダウンロードサイトApp Centerで業務に合うアプリケーションが追加し、NASの機能を強化します。

バックアップが容易に

無償で利用できるソフトウェアQNAP HBS3により、レプリケーションやバックアップも簡単にできます。バックアップソフトウェアを別途購入する必要はありません。

ファイルを復元できるスナップショット機能

スナップショット機能で、誤って削除したファイルや万が一ランサムウェアに感染したファイルも復元が可能です。

テレワークや出張時にもNASにアクセス可能

社外からNASへのアクセスできて、テレワークにも便利。PCのWebブラウザーからアクセスできるほか、iPhone、Androidなどスマートフォン・タブレットからはQfileというアプリを通して利用できます。
この手軽さは、SaaS型のクラウド同様です。

リプレースも簡単

システム担当者がチェックしておきたい点としては、NASを買い換えることなく容量を増やせること、本体をリプレースする際はHDDを載せ替えるだけ、という点です。

SSD/HDDから組み合わせ自在

高速化を図りたいときは、SSDを利用することもできます。ただし、SSDは価格が高いので、HDDとSSDの組み合わせで機能性を高めながら経費を抑えるといった使い方がいいでしょう。

QNAPはNAS専業メーカーとして品質とコストパフォーマンスを両立

法人から個人まで豊富なラインナップ

まとめ

  • ファイルの保管・共有にNASもおすすめ

  • NASは長期的に見るとコスト削減につながることも

  • QNAP-NASは、GUIがわかりやすく利用者のITリテラシーを問わない

https://hypervoice.jp/inquiry


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