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実は面白い雑誌・専門誌ランキング【1位~10位】

図書館や書店に行くと必ずあるのが雑誌コーナー。

興味のない雑誌には普段目を留めることはありませんが、

「こんなニッチな雑誌を誰が読んでいるのだろう。

何が書いてあるのだろう。」

と気になってしまいました。

そこで図書館においてある雑誌・専門誌を30冊以上乱読し、

点数をつけてランキングにしてみました。


※なお、雑誌の選定・点数付けは完全に筆者独自の見解によるものです
理系出身の筆者からして、どうしてもサイエンスやテクノロジー系の雑誌が多くなってしまっています
こんな雑誌もあるんだな、という参考程度になれば幸いです。

凡例

○位 雑誌のタイトル(雑誌の出版社) ○/10点←10点満点の点数

①←対象としている読者層

②←中身の概要

総評←総評といいながらほぼ雑感


1位 建築知識(エクスナレッジ) 9/10点


①建築関係者、建築系学生・学習者向け

②建築関係の知識、大学程度の工学に関する特集がほぼ全体を占める。大型建造物というよりも住宅建築が中心。


総評

内容は大学の建築科で学習するような工学知識に関するもので一見とっつきにくそうですが、カラーイラストが豊富で直感的に分かりやすくなっている。
内容のほぼ全編が特集となっているので、気になるキーワードの回だけ購入して持っておくという買い方も良さそう。
あと表紙のイラストが癒し系で可愛い


2位 PRESIDENT(プレジデント社) 8/10点


①ビジネスマン(特に中年男性)向け

②特集+経営者インタビュー中心


総評

経営者のインタビュー記事がとにかく多い。
ニュースや経済動向に関する記事のある週刊ダイヤモンドや東洋経済とは似て非なる雑誌。
コンビニにも売っているのでとっつきやすさは1位だが、内容は割ととりとめがないので、興味のある特集回は読んでおくか、ぐらいの感覚が良さそう。


3位 ハヤカワミステリマガジン(早川書房) 8/10点


①ミステリを読みたいが何を読んだら良いかわからない人。良質なミステリを探している人。

②ミステリの最新書籍に関する紹介・書評。


総評

ミステリの紹介本として入門しやすく読みやすい。新刊の紹介がメインで連載作品は少ないため、文芸誌(群像など)とは少し異なる。
書評もライトな文体でとっつきやすい。
ミステリ小説の窓口としての機能は強いが、文芸誌が好きな人からするとチープかも。


4位 新建築(新建築社) 8/10点


①建築関係者、建築系学生向け

②最新の大型建築について写真などと併せて紹介している


総評

建築関係者向けといえど、大型建築の美麗な写真が多く、フォトブックとしても楽しめる。「建築知識」が住宅建築中心なのに対し、こちらは社屋などの大型建築が中心となっている。


5位 日経ものづくり(日経BP) 8/10点


①製造業界関係者向け

②機械や生産技術に関する最新技術の紹介。自動車産業多め。


総評

日経の雑誌は全般的にカラーページや写真などを配置して読みやすくなっている印象を受ける。製造業関係者にとっては興味を引く内容が多い。
ただし、自動車産業向けの内容が多い。
(広告が自動車産業の会社多めだからだろう。)

6位 VIDEOSALON(玄光社) 8/10点


①映像編集関係者、映画撮影を志す人向け

②サムネイルの作り方のような動画編集に関するコラム。カメラやドローン撮影などのハードウェアに関する情報。


総評

YOUTUBEのサムネイルの作り方やチャンネルのコンセプト作りみたいな内容はとっつきやすいし面白い。一方で、撮影用カメラなどのハードウェアに関する内容はニッチでとっつきにくい。


7位 日経サイエンス(日経サイエンス社) 7/10点


①科学に興味のある人向け。

②「Newton」と似たような内容だが、こちらの方が少し深く踏み込んでいる印象。特集中心。


総評

科学に興味がある人ならば面白い。Newtonより内容に深く踏み込んでいる(研究チック)ので筆者的には面白かったが、科学はあまり知らない人や小中学生などにはNewtonのほうがとっつきやすいだろう。


8位 近代食堂(旭屋出版) 7/10点

①飲食店経営者向け

②飲食店の販売戦略や飲食コンサルの寄稿記事など。


総評

飲食店経営者向けとうたっているが、今後注目されそうな飲食店やメニューなどを知れるので、食好きなら楽しめる。ただし、紹介されている飲食店のほとんどは東京なので非東京民には遠いところの話のように感じるかも。


9位 BIRDER(丈一総合出版) 7/10点

①野鳥観察者向け

②野鳥観察のエリア情報、観察グッズの広告など。


総評

野鳥観察というニッチなジャンルだが、鳥に関するクイズなど読者を楽しませようとする記事が詰められており、ド素人の筆者が読んでも楽しめるぐらい読み物として面白い。


10位 週刊ベースボール(ベースボールマガジン社) 7/10点

①野球ファン、野球少年向け

②現役選手やOBのインタビュー記事が中心。


総評

読んだ刊は変化球特集号であったが、握りや投げ方まで踏み込んで書いているので、野球ファンだけでなく野球少年も楽しめる内容になっている。
OBのインタビュー記事が多いが出てくるOBがレジェンドばかり。



まとめ

建築、科学、ミステリ、YOUTUBE、野球・・・と筆者の趣味丸出しのランキングとなってしまいました。
しかし、そんな中でも9位のBIRDERは、野鳥観察に全く興味のなかった筆者にバードウォッチングやってみたいと思わせる読み応えととっつきやすさを兼ね備えていたので光るものを感じました。
11位以降にはよりニッチな雑誌が登場するので、次回の記事をお楽しみに。

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