東京湾のタコエギ(蛸餌木)釣り入門@黒川本家
※ご無沙汰しております。ゆるゆる釣り部です。2019年7月19日の釣行記を書き下ろしたものです。よろしければどうぞ。
東京湾でタコが釣れまくっているらしい
さて今年の東京湾は何やら様子がいつもと違うようで、なんでもタコが釣れまくっているらしい。聞くところによると、タコが海底から沸いていて、海を覗けばタコだらけだとか。いやそんなバナナの涙(うしろ髪ひかれ隊)。
しかも釣れているスタイルが竿と餌木(エギ)を使った船釣り。東京湾のタコ釣りっていえば渋糸というガッチリした糸の先にイシガニを縛り付けたゴツいテンヤをぶら下げて、手で釣るのが昔からのスタイル。
いくら餌木と竿(通称エギタコ?エギダコ?タコエギ?)が釣れるといっても、やっぱり江戸っ子だったら手釣りじゃないと~と思ったんだけど、まあ一回くらい行っとくかと試してみたら(江戸っ子じゃなくて埼玉っ子だしさ)、これがまあ楽しかったんですよというお話です。
タコ、好きなんですよ。
船宿は横浜の新山下というインターチェンジからすぐにある黒川本家。今回は平日の一人釣行。ここは確か初めて利用させていただくんだけど、ツイッターを眺めていたらここの船長のあ〜くん@ゆきとさんが優しそうだったのでね。
ええと、事の経緯をもう少し詳しく書くと、この一週間前に某船宿からマゴチとマダコのリレー船というのにタコエギのお試しで乗ったんだけど、タコ釣りはお土産づくりのおまけという感じで1時間だけだったんですよ。でもその1時間が超楽しくて、今度はぜひ一日じっくりととなった次第。その話はいずれまた。
船宿を抜けた先が船着き場というかっこいい構造だった。
7時出船ということで、遅刻したらいかんと(ちょっと前になにかをやらかした)五時半に来たけど6時にならないと船宿は開かないみたい。乗船料は8000円+税、駐車場は近いところは有料(対岸の遠い場所だと無料らしい)で、合計9288円也。道具類は全部持ち込み。
タコエギ釣りの仕掛け
船から餌木(エギ)を使ってタコを釣るスタイルは関西から流れてきたものだそうで、今年になって急に東京湾でも流行り出したスタイル。ってことであってますかね。このタコがドカッと沸いている状況にマッチした釣り方らしいよ。
餌木はタコ釣り専用のものが市販されているという噂だったので、釣具屋にて『快適船タコエギ』とやらを購入。爆釣とか大漁とかじゃなく、快適ってなんでだ。800円くらいだったかな。とりあえずサイズ違いで2個購入。
さてこの餌木、アオリイカとかスミイカ用と何が違うか。
一番上が今回購入したタコエギ。カンナが太い三本バリで、スピナーみたいなブレードが付いてるね。この太いハリで、大きいのは3キロオーバーになるタコをガッチリ掛けようということか。あと下側にハリがないのは、根がかり防止ですかね。根がかりしないので快適なのかな。
真ん中はイカ用だけどカンナが上側にしかないスタイル。
そして下は一般的なアオリイカ用で、カンナが360度ついているタイプ。そしてカンナが微妙に細い(そのおかげで大物が……)。
タコはタコ専用の餌木じゃないと釣れないかというとそんなことはなくて、でもやっぱりタコ専用の方がいいような、いやイカ用の方が逆にいいことあったり、みたいな話は後程。
セッティングはこんな感じ。オモリは船宿の指定が20号以上ということで、20号か25号をぶらさげる。なのでスナップ付きのサルカンとオモリも多めに持っていこうね。
このセッティングが正しいという訳ではなく、私はこうしてみたという話です。タコベイトみたいなのをつけたり、もっとハデハデな感じにセットしている人が多かったよ。噂だと餌木を二個つける人も多いとか。でも根がかりでロストの確立がアップするとか。むずかしいね。
ちなみに船長の腕だと今年はたくさん釣れて当たり前なので、某フィギュアを餌木代わりに使って釣ることに密かな喜びを覚えているとか。餌木ならぬエヴァ……アスカがタコの触手で以下略……
タコエギの釣り方
そんな船長から出船前にタコ釣りの丁寧なレクチャーがあった。よ、待ってました!
基本は真下に仕掛けを落として、竿を平行に構えて(道糸と竿を直角にする)、トントントンと誘う感じで、重みを感じたら一呼吸待って、しっかり合わせて竿の角度を上向きにしたまま巻き上げる。
誘いはオモリを底に立たせた状態で、ヒョコヒョコヒョコと竿先を動かしてエギを躍らせる感じ。カワハギやマルイカのゼロテンション的なタタキの誘いですかね。あるいはアナゴとか。
5~10秒誘ったら竿先をあげて空合わせを入れて、また誘う。そしてしばらくやって反応が無かったら仕掛けを上げて入れ直し。入れ直しをすると仕掛けの場所が変わるのと、上から落ちてくるものに興味を示すため(船長談)、これがとても大事とのこと。
アスカだとちょっとイメージしづらいですが、餌木だとこうなる。なんとなくタコベイトをつけてみたよ。
こうやって写真を振り返ると、餌木のつける位置が違ったかも。スナップ一個はずして、道糸に結ばれているスナップに直接餌木でもよかったかな。気になる方は水槽でセッティングをいろいろ試してみてね。
今年の良い状況なら、真下でも十分釣れるけれど、投げて広範囲を探ったほうが当然有利。岸壁の前でやる場合は、やみくもに際を狙わなくても……そんな話を詳しくしてもらえます。
根がかりの対策も教えてくれるよ。
タコエギのタックル
使用するタックルは、船長曰く「竿は折れなきゃなんでもいいよ」という話。ビシアジ竿とかヤリイカ・スルメイカ用竿とか、1.5~2メートルの丈夫なやつでどうぞ。20号のオモリならカワハギ竿とかが良さそうだけど、キロオーバーが掛かると折れる可能性が大なのよ。
私は先調子がアタリをとりやすいかなとイカ用を持ってきてみました。いつもは120号とか150号のオモリをぶら下げる硬い竿。イカ用でタコを釣るわけです。「いかようにでも」っていいたいから。この日本語どうですかね。
ビシアジ用も持ってきたよ。これでビシっと合わせてやろうかと思ったけど使わなかった。
リールは、スピニングだと壊れることも多いそうなので、中型両軸リールを使用。糸は最低でもPE3号推奨で、船長はPE6号。なんなら8号くらいでもいいんだとか。太い、マグロ釣り並だ。これはでかいタコ対策、そして根がかりしたときに強引に引っ張って外すため。普通の釣りと違って、糸が細い方が釣れるということはないみたい。
リーダーをつけてもいいけど、リーダーから切れるだけなので、直結がベターとのこと。でもまあ、お好きな釣り方でいいんじゃないでしょうか。
私は手巻きの大きな両軸リールというものを持っていないので、イサキとかライトヒラメで使うリールにPE4号を100メートル巻いてきた。このリールでもタコ釣りにはかなりギリギリでちょっと大きいと巻き上げるのがきつかったので、もう一回り大きくて丈夫なやつが絶対いい。次があったら買っちゃう。中型電動リールを手巻きで使っている人もいたよ。
ちなみにポイントは全部浅いしタコは泳いで逃げないので、糸は25メートルも使わないです。高切れを考慮しても50メートルあればいいかもね。
あと必要なのは、100円ショップでも買える洗濯ネット。これに入れないとタコが脱走しちゃうのでな。
この日はお客さんが少なく(なぜなら前日が大雨でこの日も雨予報だったから)船長も竿をちょっと出すそうで、ヘラブラ釣りみたいなフラシをセットしていました。これ欲しいな。
タコがまったく釣れません!
そんなこんなで知らないことが多い釣りで説明が長くなったけど出船です。
新山下のジャンクションが下から見えるよ。
かっこいいブリッジとか。
ポイントはとても近く、10分も走れば釣りスタート。同じ場所で長くやるのではなく、船長が把握しているポイントを状況次第で回っていくスタイル。
タコが釣れまくっているという評判なので、きっと最初から釣れちゃうんだろうな。投げなくても足元に落としてヒョコヒョコするだけでグッと当たってイエーイだぜって思っていたら、これがまったく釣れない。私だけじゃなく船全体が沈黙の艦隊。あれー。
いや、理由はわかっているんですよ。今はどうにか曇りだけど前日の夜にすごい雨が降っちゃって、海に真水が流れ込んで、潮も濁りマクリスティだからでしょ。そりゃお客さんも6人だけだよ。
タコやイカは全身が粘膜みたいなものなので、塩分濃度の急激な変化を嫌い、雨が降ったり川の水が流れ込むと、一気に活性が落ちるってイカマニアの人が言っていたよ。ほら、淡水にすむイカとかタコっていないじゃないですか。
私は「今シーズンで一番悪い」っていう言葉を船長からよく聞く人生なんだけど、今日もその日なのだろうか。しくしくしく。あと「昨日まではよかったんだけど」っていうセリフ。しくしくしくしく。
いや泣いていてもだめだ、泣いたら世間が優しくしてくれるのかと己を鼓舞して、お色気作戦でタコの気を引いてやるぜと色っぽい餌木をつけて仕掛けをゴージャズにしてみる作戦でどうだ。
エギダブルである。濁点多いな。ベジタブルじゃないよ。
今見ると餌木のつけ方が変なんだけど、この魅力にタコはきっとメロメロのはず。
ヒョコヒョコヒョコ、ピタ(アタリ?)、ビシッ(アワセ!)
ほらほらほら、予想通りの……根がかりですよ。
まあ仕掛けのハリが増えると根がかりも増えるよね。そして道糸がブチーン。PE4号でも切れるときは切れるね。やっぱり6号とかがいいのかな。そこまで太いとカンナが伸びてだいたい外れるって。あーあ。
私がそんな感じの横でお隣さんは超大物がヒット!
……と思ったらアカエイでございました。
ごめんなさい、エイを呼び寄せているのは私なのです(理由は秋にわかるでしょう)。ちなみにこの方、このあと横からどうみてもタコだろうっていうやりとりで、立派な靴下を釣り上げるというミラクルもおこしていた。ある意味うらやましい。
タコエギ釣り、釣れると楽しい!
船長がポイントをこまめに変えてくれるので、渋いながらも船中1匹目、2匹目が釣れたみたいだけど、私はあいかわらずの絶不調。
こりゃやばいと思ったのか船長がでてきて餌木(タコエギ)を投げると、ヒョコヒョコヒョコのバシーンでタコをあっさりゲット。「いなくはないなぁ」とつぶやいて操縦席に戻っていったのだった。お、おう。
なんだろう、この展開。記者会見で「今日は俺の日じゃなかった」っていうやつか。わかった、こういう日は王道の逆を行くといいのかも。
ということで餌木をデッドエギングのスミイカ用に買った小さな2.5号にしてやってみようか。目立たせるのではなくて、小さめにすれば追うのかも。
ピョーンと投げて、ヒョンヒョンヒョン、グっと押さえつけられた感触が伝わってきたところで待たずに条件反射の即合わせ。そしたらヌォーンという擬音が似合う重さが伝わってきたので糸が緩まないようにハンドルを回し、竿の角度が下がらないよう構えつつ、ニヤニヤしながら一気に巻き取ると、はい釣れたー。ようやく釣れたー。タコ釣れたー。
いやー、やっぱり釣れると楽しい。
タコ、魚みたいに引くわけでなく、ただただ重いという釣りなんだけど、この純粋な重さがいいんですよ。足の幕を広げて海中で踏ん張るので、物理的な重さ以上に水圧で重いんだわ。
ちなみに現在8時半過ぎ。釣り始めてから1時間半というところだけど、体感的には3時間くらい経っていたよ。
今日はこの2.5号の餌木が私にとってのアタリだったかと盛り上がったが、その大事な餌木を次の投入でいきなりロスト。クラっとしながらもオレンジの2.5号を付けると、これこそがアタリだったのかタコが連発。
ほらみてください、この頼りない小さなイカ用カンナにかろうじて吸盤がひっかかって海から怪物が上がってくる感じ。この緊張感が最高。
釣れなくなってきたら餌木を変えて気分転換。潮が澄んでいるときは青とかグリーンのナチュラル系、濁っているときは金とか赤のバブル世代系がいいのかな。肩パット付きの扇子を持った派手な餌木とかないかな。志茂田景樹のタイツモデルとか(それっぽいのあるけど)。
意味があるのかは謎だけど、状況から推理してベストな餌木を選ぶ行為が楽しいんですよ。そうか、ルアー釣りってこういう楽しみ方があるのかと今更ながら納得したり。
逆にこれと決めた一つの餌木で一日通すのも迷いがなくていいかもね。でも根がかりでなくすので予備は必要だよ。
ちなみにアオリイカ釣りは離島とかにいかないとやらないけれど、いつの間にかに集まった餌木は結構ある。全部安物で汚れたりカンナが錆びたりしていて、いっそ捨てようか迷っていたんだけど持っていてよかった。
イカ用とタコ用、どっちの餌木がいいのか問題
タコ用の大きなハリのエギよりも、この小さくて鋭いカンナの方が掛かりがいいかも。このままいけば竿頭、そして定量(釣っていい上限的な数)の20匹までいっちゃう?
なんて浮かれていたんだけど、やっぱりイカ用の餌木だと皮一枚とか吸盤一個で引っかかっていることが多く、巻いている最中にフワッと軽くなったり(その手ごたえが最高に気持ち悪いよ)、合わせた時にズシっときつつも手ごたえがなくなって(この手ごたえもヤバいくらいに力が抜ける)吸盤一つだけ連れ帰ってきたり。
この吸盤がうまいんだ(負け惜しみ)。
船の中でへばりつかれるとわかるんだけど、タコってすっごい力強いのよ。だから餌木に乗った無防備な瞬間に海底から引き離すのが大事で、岩にでも引っ付かれちゃうと動かないんだ。
で、結果として吸盤がとれるだけでなく、大物だとカンナ(他のより細かった)が伸びて外れちゃうことも。やっぱり太めのカンナがいいみたい。
掛かりどころがよかったり、すぐに浮かせちゃえればキロオーバーでもイカ用の餌木で全然あがるんだろうけれど(私のは安物の餌木ばかりなので怪しいが)、踏ん張られた大物と戦うには、やっぱりタコ用のごっつい餌木がいいのかなー。
ちなみに周りの人はおそらく全員タコ用のエギで、ハデハデだったり、ホドホドだったり。竿頭になった人(ハデハデ派)以外はほぼ初めてのタコエギだったのかな。今シーズンから流行った釣りなので、ほとんどの人が初めてだよね。
そんなことを考えつつ、タコ釣りなのでタコライスを食べるなど。
タコは貝殻とか岩を抱いて上がってくることも多く、このタコもそうだったんだけど、超おしゃれ。
星の模様(ヒトデ)がついた貝殻をセカンドバッグみたいに持ってきたんですよ。最高じゃないですか。
そしてもっと最高だったのが、抱き枕みたいにナマコを抱いて上がってきたタコ。あまりにもかわいかったので(個人の見解)、その写真は一番下から有料でどうぞ。
無事に20匹の定量達成!
この日の一番釣れていたルーチンは、なるべく仕掛けを遠投して、着底したら糸ふけを巻いてチョンチョン5秒ほど誘って空合わせをして、また糸ふけをとってチョンチョン。船下まで来たらそこでしばらく誘ってみて、ダメなら仕掛けを巻き上げてやり直しという感じ。
やっているとタコが体を使って押さえつけたのか、足が一本だけ乗っているだけなのかが伝わってきて、いや妄想なのかもしれないけれど、前者なら即合わせ、後者なら一呼吸おいてから合わせるみたいなことができるようになった(気がする)。
さらにいえば糸から伝わってくる底の状況から、ここにタコが好きそうな障害物があるなというところで、粘るべきか、根ががかりを避けて上げるか、みたいな駆け引きもあったり。やればやるほど楽しくなってくるんですよ。
でも私はベイトリールで投げるのが下手で、バックラッシュしまくったのはご愛敬。テヘペロ。
以下(タコですが)、グラビアもどうぞ。
脱走したタコ、船のこの穴から逃げられるので気を付けよう。
そんなこんなで、後半は天気予報が良い方に外れて晴れたせいか真水が抜けてタコの活性も少し上がり(雨上がりじゃなきゃ曇りがベスト)、風が適度に吹いて船が程良く流れたこともあり、なんと21匹も釣れて小さいは即リリースして17匹のお持ち帰りとなりました。どうした、俺なのに。
20匹釣ったセルフごほうび。
船からのタコエギ釣り、どんな釣りなのか謎だったんだけど、フォーマットとしてはイイダコ釣りのゴツい版で、投げたり小突いたりする釣り方はアナゴ釣りに近く、重いだけの引き味はスミイカのようで、途中で外れる感じはUFOキャッチャーの如く、上がってくるフォルムは地球外生命体。僕はすごい好きです、タコエギ。なぜなら釣れたから。タコは掛かったときの多幸感がやばい。タコだけに。
これまでのタコ釣り経験だとボウズも覚悟で3匹釣れれば大ラッキーだったのに、急に21匹ってどういうことだ。この前いったマルイカよりも数が多いぞ。サイズは大きくても600グラム程度だったけど、他の人はキロオーバーも釣っていたよ。
今シーズンの釣れっぷりからすると今日は絶不調な感じらしいので、次はもうちょっと状況の良いときに来て、タコエギを使って大物を狙いたいかなー。いやでもあえて100円とかのイカ用エギで大物を釣り上げてやりたい気もするなー。でもそれでバラしたら泣けるよねー。あー、迷いますね。
ということで、前半はボウズも覚悟したものの、結果的に大変楽しい一日となりました。この感触を忘れないうちに、今シーズンもう一回くらいいきたいんだよね。タコー!いやでもタチウオもカツオもマグロも釣りたいな。
ちなみにタコは生で丸のまま真空パックして冷凍中。食べたいときに解凍すればいいから超便利。食べ方の話はまた別の機会ということで。
ゆるゆるおまけコーナー
以下、どうでもいい話ですが、かわいかった「ナマコを抱いて上がってきたタコ」です。写真だとその可愛さがいまいち伝わりませんが、よろしければどうぞ。
あとトンチを効かせた『タコ釣りの小話』を一つ載せておきます。
石かと思ったらナマコ。鴨葱ならぬ蛸海鼠ですよ。
手土産付きのタコ、最高じゃないですか。
はい、小話です。
「タコがよく釣れるのは船のどの席だろうね?」
「やっぱり投げやすい四隅。艫(後ろ)かミヨシじゃないですかね」
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