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表現あそび教室 2023年度のきろく

2023年度は天候に左右された年になりました。
大雪や大雨によって中止にしたり、雷雨が激しくこどもたちの集中力が持たなかったり…でも自然の中で生きているわたしたちには避けられないことで、《外》の状況を無視しないで、からだの反応にしたがって「今日はまったりやろう〜」「今日はめちゃお日さんが気持ちいいから外でスケッチしよう〜」という感じで、ワークの内容を都度変えながら実施しました。
自分の《内》ではなく《外》への感覚がひらいていっているのは、こどもたちが緊張せず楽に過ごせる時間を持てるようになりつつあるのかなあと感じています。


「お外でスケッチ」

お外に出て自分が気になったところをスケッチする時間。
スタートし始めたらそれぞれが気の向くままに集中して描き始めていました。
今回は保護者の方にも参加していただきました。「何十年ぶりかにデッサンしておもしろかった!」と仰ってくださってました。
なにかに集中している時間って気持ちいいですね。

「お外でスケッチ」…集まる時間になってもずっと描き続ける集中力
「お外でスケッチ」…保護者の方も参加!
「お外でスケッチ」…蝶々は飛んではいなかったけど飛んでいるように見えたそうです
「お外でスケッチ」…鉛筆の線だけの濃淡と細部のこだわり
「お外でスケッチ」…お花の花びら一枚一枚の色の違いをスケッチ


「擬音語・擬態語あてっこ」

擬音語と擬態語をみんなで書き出してみました。
自分が見聞きしたことばや、自分の感覚をことばにしてつくってみたり…どんどん筆が進んで、ものすごい量のことばが出てきました!
ことばが書かれたカードを引いて、書かれたことばをからだで表現して、どんなことばが書かれているのかをみんなで想像して遊ぶゲーム。
いつもなら「次やりたい人?」と聞いてもなかなか手があがらないのに、このゲームの時には「はい!はい!やりたーい!!」と次々に手があがって驚きました。
擬音語や擬態語を表現するとき、余白が多い(人によって解釈がたくさんある)ので、正解をやるのではなく、自分なりの感覚でチャレンジできるから、やってみたい!に繋がりやすいのかな、と感じました。

みんなで思いつく擬音語と擬態語を書いてみた。100個ぐらいあったんじゃないかな笑
こどもたちと保護者の方もいっしょに「ことば」を楽しむ時間


「会話をつくろう」

『蚊』というテーマで、蚊ということばを出さずに会話をつくってみました。
人と人とのやりとりをイメージしながら会話を紡いでくれました。
蚊に奮闘しているAさんとBさんの情景が見事に浮かんできます!!


「音楽と絵の時間」

音楽を聴いてイメージした風景や情景を絵に描いてみる時間。
Spooky Blackさんの『Pull』という曲を聴いてそれぞれが描いた作品です。絵のタイトルも自分でつけてもらいました。
同じ曲を聴いても一人一人全く違う世界が広がっていてとてもおもしろいです。
「人それぞれ感じ方が違っておもしろい」っていう考え方を、“ことば”だけではなく“肌感覚”で、こどもたちの中に体験として残っていく場をつくっていけたらいいなあと思っています。

『まどのそと』
黒と黄色のみで表現。描かれている情景の空気まで伝わってくる。
『おさんぽ』
みんなで楽しくお散歩している光景。昨年よりもディテールが細かくなっている!
『ふるさと』
人間がいなくなってしまった後の世界だそうです。ふるさとというタイトルをつけるのが奥深い!


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〜〜表現あそび教室 in京都〜〜

◼︎開催日:月2回(1回90分)
◼︎会場:京都市内の公共施設(最寄り駅:JR西大路駅)
◼︎参加対象:4〜12歳まで
◼︎お問い合わせ・申し込み
参加ご希望の方はメールにて(お名前・年齢・参加希望日・連絡先)をご連絡くださいませ。折り返し詳細をご連絡させていただきます。
その他、ご質問や見学希望の方も遠慮なくご連絡くださいませ。
メール:hyougenasobikyoushitsu★(★を@に変えてください)gmail.com

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