ひょうたんじま’21 8月(三陸地おこの活動報告)
7月から続いた猛暑で、今年の夏はどうなるのかと肝を冷やしていましたが、コロナ拡大による緊急事態宣言の再発令に合わせるかのように天気も自粛してしまいましたね。お盆に降り続いた雨から逆に寒い日が続いています。そう、気が付けば夏が終わり、秋へと・・・
事務所前の埠頭にたたずむウミネコもどこか寂しそうです(なんて・・・)
1.今月の主な業務
◎観光スポットHPリニューアル(歴史コンテンツ)作業
・小鎚神社・大槌稲荷神社・大槌城跡散策ルートページの継続作業
・鯨山登山コースの案内ページの作成作業
◎ふるさと納税(ふるさとチョイス)
新商品(返礼品)開発下調べ
◎大槌学園ふるさと科の牛舎見学会への同行
8月27日(金) 佐々木牛舎(金沢)
◎東北DC 郷土芸能「かがり火の舞」
8月14日(土)、28日(土)
※緊急事態宣言に伴い中止。今年度事業終了
2.観光スポットHPリニューアル(歴史コンテンツ)作業
歴史コンテンツの観光スポットとしての活用の取り掛かりとして、観光協会のHPへの掲載をするための作業を始めています。何十年前かにやっていたhtml文のタグの直打ち作業ではなく、今はWordPressでページデザインを業者に作ってもらっての作業なのですが、作成してもらったテンプレートにに入力作業していく中で、プレビューが思うように表示されなかったり、動画が反映されなかったりと、自分のPC環境のせいなのかなかなかうまくいかず。掲載までにはもう少し時間がかかる・・・かな。
作業としては、これまでに小鎚神社、大槌稲荷神社、城山公園(大槌城址)散策ルートの情報を入力し終わり、先日、鯨山登山コース紹介のページの仮入力を終えました。鯨山には鯨山神社(頂上には奥宮)があり、そちらの情報も併せて掲載していきたいのですが・・・
実は鯨山神社、大槌新八景の一つ浪板不動滝の滝つぼのすぐそばにあります。その浪板不動滝への通路が、ここ数年通行止めになったままなのです。浪板不動滝は、鯨山の麓の落ち着いた雰囲気の環境の中にあり、とても良い観光スポットだと思っているのですが、道が通れるようにならないことにはPRしようがないですね。鯨山神社についても同じです。
鯨山神社奥宮(鯨山山頂)
3.ふるさと納税(ふるさとチョイス)
ふるさと納税も、ウニが好調だったこともあり、年度の目標へ向けてよい推移をしているようで、掲載ページの充実をさらに図っていく必要があります。まだ自分はたいしたお手伝いできていないのですが。
今月あらたなミッションが加わりました。コロナによる緊急事態宣言でこれまで以上に深刻になっているお墓の管理についてです。大槌町も人口減少が物語るように震災後やむなく町を離れた世帯が少なくありません。そういった方も盆や祭りの時期には大槌町に帰ってきて、墓参りや墓掃除を行ってきたようですが、コロナの影響で帰郷を自粛せざるを得ず、お墓の管理ができない状況が出てきているようです。そのような方々のためにお墓の管理を代行するサービスを商品化して、ふるさと納税に掲載しよういう計画です。
そのため、ふるさとチョイスにおいて、全国の自治体がどの程度サービスを提供しているのか調べていました。ふるさとチョイスでは全国1道2府42県、248の自治体で計420数件のサービス提供を行っていました。その中には、もう何年も前から行っている自治体があります(知ってはいましたが)。
大槌町ではシルバーや地元石材店などがすでにお墓掃除の代行を行っていますが、町内需要が多いようで、町外の方の需要はまだまだありそうです。町外に向けたサービス提供は、地元支援も兼ねたふるさと納税の趣旨にも合致したサービスなので、今後、協力事業者とサービス内容を含め商品化を目指していきます。
4.大槌学園ふるさと科の牛舎見学会への同行
大槌学園ふるさと科が牛舎見学に行くというので同行させていただきました。復興支援で訪れた当時は大槌に牛舎はないと思っていたので、金沢に牛を飼育しているところがある事には驚きました。
見学させていただいた佐々木義男さんの牛舎は肉牛の繁殖飼育をされていたのですが、その飼育方法は、出来るだけ牛にストレスを与えない環境に配慮されていて、個人の牛舎ながら、通常よりも更に少ない親牛3頭子牛3頭の計6頭だけの飼育を行っていました。
裏山には放牧するには十分のスペースの牧草地があり、牛が自由に出入りするようになっています。屋根付きの柵エリアの周囲にはアブ対策のための網まで張ってあります。また、できるだけ過ごしやすい環境になるよう1日4回は掃除を行うとのこと。確かに見学したときもきれいになっていました。
そのような環境で育っている牛はとても温厚で、小学3年生の子どもが群がっても暴れることなく身体に触れる事を許していました。牛の身体もきれいにブラッシングされていて、牛の体温と毛並みを十分体感することができました。
子どもたちも、直接牛に触れる良い機会になったと思います。この機会を学習のためにどう生かすかはこれからの課題の一つですし、また、観光としても体験プログラム化できる場所でもあるのでいろいろ考えていけたらいいですね。個人的には佐々木さんとお知り合いになれてありがたい1日でした。
大勢の子供たちが入っても変わらず草を食べる牛の親子
重さ850kgにもなる和牛の頭に直接タッチはなかなか経験できないでしょう
5.8月を終えて
今月は残念なことに、毎月第2・4週土曜日に開催していた「かがり火の舞」のイベントが、コロナの緊急事態宣言のため9月最終回まで中止となって、結果事業終了ということになりました。各地でイベントが自粛の中、数少ない誘客イベントして一定数の観客に来場いただき、郷土芸能団体の意識も高まってきていただけにほんとに残念です。東北DCとしてのイベントは終了しますが、継続についての話しもあるようですので今後に注目です。
映画「岬のマヨイガ」の上映が始まっていますが、まだ観れていません。宣伝は担当隊員が頑張っていますのでここではあえて書かず、とにかく乗り遅れないよう観てきたいと思います。
大槌町オリジナルポスターの背景は。。。
さて、4月に活動が始まり、5か月を大槌町民として生活してきました。自分の担当業務の歴史コンテンツのための掘り起こし作業の中で、よく感じるのですが、大槌の方は、町という大きな枠より、各地区のコミュニティ単位での地元意識が強い気がしています。
例えば、前川善兵衛についての勉強で、前川家が江戸時代、大槌を含むこの三陸の政治経済をいかに動かしていたのかという事実がわかってきたのですが、なぜこれほどの歴史人物を町全体で掘り起こして観光や産業に活かさないのかと不思議になるのが正直な感想です。これまでも小規模での取り組みはあったようですが、その規模が町単位までとなると、途端に町民の求心力は弱くなる気がしています。
では、町民の関心がないのかというと、個々や部落単位ではその意識が強いような気もします。この町の郷土芸能団体の数と活動を見ればわかりますね。各地区単位のコミュニティの団結力は都会に比べとても強い印象です。
この小さなパワーを町全体の取組みに波及させることが出来れば、大槌町ももっと活性化できるような気がします。
6.来月に向けて
9月は、なんとか観光スポットのHP掲載をしたいと思っています。
そして、まだヒアリングの住んでいない寺社仏閣への取材を進めたいと思います。
また、ふるさと納税の新たな商品、お墓の管理サービスの商品化へ向けてのミッションを進めていきたいと思います。
ほかにも、まだまだ掘り起こしていない材料がたくさんあるので、少しずつ取材をしていきたいと思っています。
7.個人的にシュン⤵な出来事
6年前もこの大槌で私の足として駆け巡り、地おことして地元(静岡)から大槌に訪れるときにも、4月からの生活でも、ずっと私をサポートしてくれた愛車のレガオ(レガシーツーリングワゴン)君がとうとう引退を迎えてしまいました。
先日、帰り際に寄った蓬莱島(ひょっこりひょうたん島)から、帰ろうとエンジンを掛けるためにセルを回すも、セルは回っているのにエンジンはかからず・・・JAFには見放され、6年前もお世話になった総合自動車にレスキューして頂きましたが、タイミングベルト断裂、プーリー破損、何よりこのレガシーの生命線、可変バルブがダメらしく、修理するにしても数十万コース(書いてる本人あまりよくわかってないですが・・・)、買い替えた方がというお話し・・・
思えばもともと3年落ち中古車として購入したレガオ。当時、ディーラーのオークションでA5評価、ワンオーナー、18,000km、5MT、フル装備。見た目新車のようなきれいさながら、新車の半額近い金額で私のもとへ来ました。
私のもとへきて13年。新車登録から16年。距離数は135,000㎞と東北ならまだまだとういう走行距離ですが、よく働いてくれました。何年か前に買い替えを考えた時期があるも、MT運転の魅力が消えず車検更新を繰り返し、先日ブレーキも修理して、あと1年、もう少しメンテ頑張ろうかと思った矢先でした。
結局、岩手民(ナンバー)になることなく終わることに。そうだ、バッテリーも新しい。未練タラタラですが、廃車手続きをするしかないか・・・
車検証を見ると所有者の住所が2個前の住所。戸籍の附票が必要になるようで、取り寄せ手続きもしなければなりません
皆様、住所が代わった場合は、速やかに変更手続きしましょう。
ドナドナドーナードーナー ♪
8.9月のお得情報
大槌町のふるさと納税を取り扱っているサイト「ふるさとチョイス」に、現在【チャレンジ応援品】として3商品が出品されています。
その中でも、私のおススメが
「三陸殻付きホタテ20枚」 寄付金額10,000円
通常10枚で提供しているところ、チャレンジ応援品として国から仕入れに際しての助成が適用されたため、1か月限定ですが、ホタテの数が2倍(20枚)になります。
三陸産のホタテは貝柱が大きく4センチ以上。
殻付きのまま焼いてよし、蒸してよし、バターソテーしても良し。でも、個人的にはまず、刺身で食べていただきたい。貝柱の肉厚さと共に身のプリプリ感、身の甘さが口に広がります。本来は地元の醤油で食べていただきたいところですが、手に入らない方は刺身に合う濃い口しょうゆで食べてみてください。
チャレンジ応援品「三陸殻付きホタテ20枚」を申し込み期間は9月いっぱい限定です!!
9月いっぱいの期間限定です!!
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観光交流協会では、大槌町の物産をお取り寄せできるECサイト「大槌孫八郎商店」と、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」の運営をしております。下記のリンクをクリックいただき、ぜひ一度大槌町の物産をご覧いただければと思います。