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蛍光灯をアップサイクル!

気になる話題をピックアップ。

使い終わった蛍光灯は、どうなるか知っているでしょうか?

もちろん捨てるのですが、蛍光灯もリサイクル・アップサイクルできるのです。
知らなかったので驚きです。


蛍光灯にはガラス、水銀、ガスが使用されています。
蛍光塗料を塗ったガラス管を真空にして、その中に少量の水銀とガスが入っています。

リサイクルする際は、その原料をバラバラにする必要があります。

バラした後のガラスをリサイクルしたり、全く別の商品にアップサイクルすることができるそうです。

北海道網走の流氷硝子館の「軍司 昇」さんは、この廃棄された蛍光灯から出るガラスをアップサイクルして、新しいガラス製品を作成されています。

オホーツク海の流氷、自然をモチーフとした作品はどれも色鮮やかでありながら涼し気で、とても美しいです。

軍司さんは環境問題にも関心を持たれていたことから、ガラス職人になるための学校に在学中、ガラス製品を作るために、大量の燃料を使うことに苦しさを覚えたそうです。

確かに、ガラスを溶かすためには高温にする必要があり、その熱を生み出すためには大量の燃料が必要となります。

そこから、どうやったら燃料を減らすことができるのか、と独自で研究を重ね、溶解炉を作成されました。

ガラス工房を巡り、同じ矛盾を感じている職人さんと出会ったことも、環境問題とガラス製品の作成を両立させることを決意されたそうです。

ガラス職人さんならではの観点から環境問題と向き合っていらっしゃるのが素晴らしいですね。
業界ごとにSDGsに取り組めるポイントがそれぞれあって、とても面白いです。

自分の業界で何ができるのか?を意識して取り組んでいくことが大事だと感じます。

金賢守(キムヒョンス)


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