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【note独自記事】兵庫ブレイバーズ 100万円のクラファンは「本当に信頼できる?」 球団代表に直撃インタビュー


目標額100万円のプロジェクト


 兵庫ブレイバーズはクラウドファンディング(以下、クラファン)を実施しております。期間は9月2日から10月18日までです。目標額は100万円となっております。

 クラファンは初めての挑戦です。皆様からの温かいご支援がいただければ幸いです。

spportunityのブレイバーズ支援ページから(https://www.spportunity.com/hyogo/team/703/invest/569/detail#all_returns)

 
 詳細については以下のリンクからご確認お願いいたします。

Spportunity「兵庫ブレイバーズの支援プロジェクト」(
https://www.spportunity.com/hyogo/team/703/invest/569/detail#all_returns



このnoteの目的



  このnoteを読んでいただいた方に、より信頼してブレイバーズを支援いただくため。

 すでにご支援いただいた方に、より安心してリターンをお待ちいただくため。

 そして私たちブレイバーズが、今後もクラファンで支援を行っていく際の指針とするため。

 
 これら3つの目的があります。


 

私たちが「信頼」していただくために


写真上:昨年NPB入りが期待された柏木選手。今年こそは…


 クラファンという方式は、誰でも支援に参加できることが大きな長所です。リアルタイムで進ちょく状況を見ることもできます。

 誰しもが参加できるからこそ、公正な運営をこころがけなければなりません。
 
 強い拡散力というメリットがそのままデメリットにもなりうるという点で、危うい部分もあります。

 実際に、集めた資金を目的外に利用したため、刑事事件となった事例もあります。支援者の方々の善意を踏みにじるような「詐欺行為」は、断固として許されません。

 しかし、兵庫ブレイバーズのクラファンは真に信頼できるものであることを、皆様に証明したいと思っております。


 

そのために行うのが「情報公開」です。皆様が疑問や不安に思われるであろう点を、ブレイバーズは先んじて公開します。


 ブレイバーズ公式noteの担当者が、支援者の皆様の目線に立ち、厳しい視線も交えながら、このプロジェクトの責任者である川崎大介球団代表理事にインタビューをしました。

 


川崎大介球団代表へのインタビュー



100万円をこえても「ご支援いただければ嬉しい」


写真上:ウガンダから来たKATO選手はまだ15歳


 ――100万円(目標金額)をこえた支援金はどうするのか?

 (川崎)運営資金に回させていただきます。目標額をこえたとしても、最後までご支援をいただければ幸いです。100万円では、資金使途の全てをカバーできるわけではないので。

 今後はより少額のリターンを増やしていく予定です。最後の1日までクラファンは続けていきます。


 ――では、なぜ目標金額が100万円なのか?
 
 (川崎)球団初の挑戦ですので、あえて目標金額を低く設定しました。今回は「ウォーミングアップ」という意味合いもあるので。

 ――つまり、クラファンを今後も定期的に行っていくということか?

 (川崎)そうですね。今回で学んだ経験を、次回からにも活かしていきたいと考えております。

 来年3月頃には、KATO選手の支援を募ろうと計画しています。ウガンダから一人で来た15歳の彼を、ともに支えていただきたいです。



資金繰りは実際どれほど厳しいのか?コロナウイルスの影響?


写真上:8月6日の花火ナイターでの客席のようす。去年と比べても明らかに多い。しかし「チケット収入は年間4,50万ほど」(川崎)だ。3200万の売上高に占める割合は小さい。

 
 ――コロナウイルスとの共存が叫ばれるようにもなった。それほど経営に影響は出ていないのでは?

 (川崎)たしかに、昨年と比較して入場者数は増えました。しかし、ブレイバーズはスポンサー収入がメインを占めています(全体の約6割)。コロナが猛威をふるう状況下では、多くの企業が体力を削られました。協賛してくださる企業様を探すのも、その分難しくなってしまいます。

 「withコロナ」を楽観視してはいません。感染者数自体は依然として多く、社会活動がストップする懸念はぬぐえません。来年度からの協賛を断られる企業様も、すでに数社ほどあります。


 ――他のマイナス要素は?

 (川崎)一昨年と昨年の負債があります。その負債の返済だけでも、多い月には約30万円かかります。



 ――経営努力はしているのか?

 (川崎)今年に入ってから、新たにスポンサーになっていただいた企業様は24社となりました。協賛企業様の合計は80社となりました。

 売上高も当初の予定を400万円上回る3200万円を見込んでおります。その分だけ、設備投資に資金を回す必要はありますが。



支援金の公正な使い方について


写真上:柏木選手。ファン感謝祭でNPB球団に指名される可能性もある

 
 ――支援金による選手への差し入れは、実際に行われたことを証明できるのか?

 (川崎)お礼動画は当然ながらお送りします。差し入れを受け取った他の選手たちにも、自らSNSで発信してもらいます。ただし、量に限りがあるため、選手たち全員に届けることは難しいです。


 ――車両交通費とは?

 (川崎)ブレイバーズは送迎用の定員29人のマイクロバスを一台所持しております。ビジター球場に選手たちを送迎するのが、主な用途です。電車と比べて、移動費用は格段に安いです。

 それでもやはり無視できない金額ではあります。和歌山FBとビジターゲームをする場合、和歌山県までいく必要があります。1日で往復2万円はかかります。他にも道具車が1台、球団車が2台あります。


 ――支援金が投入されることとなる、10月開催予定の「ファン感謝祭」はどのようなものか?

 (川崎)10月20日に、アメニスキッピースタジアムで行います。ファンの方々と選手が、じかに交流できるようなイベントを計画しております「NPBドラフト会議」も同日に実施されますので、皆様の目の前でNPB選手が誕生するかもしれません。

 あるファンの方に、参加型のイベントをやってみてはどうかと提案していたただいたことがきっかけでした。支援金だけではなく、球団からも資金を投じるつもりです。



ブレイバーズのクラファン 「信頼」が最も大切なもの


写真上:三田市三田町の球団事務所で、インタビューに応じた川崎球団代表。


 ――支援者の方々が「ブレイバーズへの信頼感」を形成し、維持できるようなクラファンを目指すべきだ。

 
 (川崎)ご指摘いただく前までは、そういった意識は不足しておりました。ブレイバーズのクラファンにおいては、「信頼」こそが最も大切なものだと考えるようになりました。

 今回はまだ手探りな面もありました。これからは「信頼していただく」ことを中心の軸として、クラファンを行っていきます。

 noteを通じて、こうした情報公開をすることは、新しい取り組みだと思います。spportunityの担当者様とも、この件について話し合ってみます。他のプロジェクトも参考にしつつ、安心してご支援していただけるようなものを目指していきます。

 

 

最後に


9月14日現在の支援金額


 ここまでお読みいただきありがとうございました!!

 9月14日現在、クラファンの進ちょく状況は82万8千円となっております。まだ期間の半ばも過ぎていないにも関わらず、すでに多くのご支援をいただきました。

 現在の支援金額は下記のリンクをご確認ください。ブレイバーズの歩みを、見守っていただけると嬉しく存じます。

Spportunity「兵庫ブレイバーズの支援プロジェクト」(https://www.spportunity.com/hyogo/team/703/invest/569/detail#all_returns


(最終更新日時:2022年9月15日20時36分
川崎球団代表へのインタビューは2022年9月13日に行われました。)

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