絢香「ゴールドスター」は先見性を持っていたのではないか

 「#はじめて買ったCD」のお題企画を見かけたので、それに乗る訳ではないもののJ-POP絡みの投稿をしてみようと思います。
 初めて買ったというか買ってもらったJ-POPのCDはこちらでした。

 絢香にハマるようになったきっかけは、NHKの土曜夜ワイド番組「つながるテレビ@ヒューマン」(Wiki)の初回で、主題歌となっていた「三日月」を聞いたことでした。
21.9/12リンク追加:NHKのホームページに番組の一部が上がっていました。(さすがに主題歌はありませんが^^;)

 当時中3でしたが、さほどJ-POPを知らなかったもんで^^;、こんなに声量があるなんてすごいなぁというのが第一印象。それから出演番組を片っ端からチェックするようになった結果、考え方や人柄にも共感するようにもなりました。
 初めて行ったライブも絢香で、北京五輪真っ最中の2008年8月(@新潟県民会館)のことでした。絢香と新潟の関係と言えば、その「三日月」にありました。新潟のB級グルメの代表格と言える「イタリアン」。新潟市周辺と長岡市周辺に別々のチェーンが展開していますが、前者のお店は「みかづき」と言います。新潟にプロモーションに来た絢香がそれを知ってどハマりし、ライブのMCでもしきりにその話をしていたそうです。

 どうやら、新潟に来た時は最近でもよく食べてくれているようで、地元民としてはありがたい限り。

 さて本題です。今回はタイトルで結論を書いてしまってますが^^;、「ゴールドスター」は2枚目のアルバム「Sing to the Sky」に収録されています。

 歌詞にご注目いただきたいのでこちらも。

 アルバムにしか収録されていないのもそうですが、徹頭徹尾「社会派」なのであまり一般ウケしないのかなぁと邪推します。(実は、復帰後の楽曲はあまりチェックできていないので、これに似た系統の曲が出ているかどうかは分からないんですが)
 しかも、初っ端から報道批判なのです。この曲が一度でも公共の電波に乗ったことがあるのなら、それだけですごいなぁと思ってしまいます。

 とは言え、この曲の歌詞は今の世情をかなり的確に言い当てているのではないかと思うのです。この曲が発表された2008年当時でも、掲示板は普通にあったでしょうし、Twitterもこの年に日本でのサービスを開始したようですが。(実は2009年まで自宅でネットを使えなかったので、それ以前のネット文化についてはほとんど知らないんです^^;)

 今のテレビは、地方でも「ワイドショーばかり」かと思います。ここ10年余りのテレビ欄を見られるサイトで確認したら、2008年頃はさほどそうでもありませんでした。

 かつては日中でもアニメが多かったり、新潟の場合は日テレ系の局で夕方にアニメをやっていたことも思い出します。それもこれ(ドラマ等)も、主にCSの専門チャンネルやネット配信に持っていかれたのかなぁと思いますが…
 また、フェイクニュースという言葉が流行する10年近く前に「嘘が真実に変わる」「無責任な情報」という歌詞。もちろん、こういったことはこの当時にもあったにはあったと思うんですが。
 他にも、ネット中傷による痛ましいニュースを思い出させる一節もあります。

 とは言え「先見性がある」というのは贔屓目が過ぎるのかもしれません。ただ、こういうことが論じられる昨今の状況で、過去の遺産とも言えるような楽曲に注目していただければなぁというのがこの記事の願いなのです。
(この曲の場合、政治というより社会に対する警鐘だと思いますが)

 絢香の初期作には、他にも社会的な曲があったように思います。これも紹介しておきたいと思います。

8/28追記:26日夜放送の2020FNS歌謡祭 夏に絢香が出演していました。遊音倶楽部のプロモーションで出演していたラジオはいくつか聞きましたが、動いている絢香を見たのはいつ以来だったか(^^;;
 先月リリースされた三浦大知とのコラボレーションシングル第2弾(配信限定)を追加で宣伝しておきます。


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