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【悲報】女子プロサッカー「WEリーグ」、新発田・五十公野で開催されないらしい

 これまでは一日の上限を「ブログ形式・つぶやき各1本まで」としてきましたが、新たな仕事が始まったことで書ける日が限られてきたため、書ける日には複数本でも書いてしまうことにしました(^^;; まあ、前記事は昨日から書き始めてはいたんですが。

 先週金曜日(19日)の午前中、仕事の中休みでfbを開いたらこの記事が飛び込んできました。

 先月末にWEリーグとなでしこリーグの今季所属チームをざっくり紹介する記事を書きましたが、そこでも懸念を示していた秋春制を主題としているのかと思いきや、蓋を開けてみたらよくあるチームレビューで拍子抜け(^^;;
 ただ、それ以上の衝撃を受けたのは次のくだりでした。

ホームスタジアムについては、デンカビッグスワンスタジアムと、新潟市陸上競技場が予定されている(後者はWEリーグのスタジアム基準となる大型映像装置がないため、5年以内の設置が求められる)。

 実は、昨シーズン中にツイッターで「五十公野(公園陸上競技場)WEリーグでは使われないらしい」というツイートを見かけていました。そのツイ主はどこからその情報を仕入れたのかは謎でしたが、そういう背景があったので今回さほどショックを受けた訳でもありません。むしろ「大型映像装置」という条件の方にがっかりしてしまいます。まあ、「プレミア化」というのはそういうことなのかもしれませんが…

 もう一つ感じるのは、新潟市陸への懸念です。一つは5年以内に大型映像装置を設置できるのか。新潟市は相当な財政問題を抱えています。ふるさと納税やクラウドファンディングを活用すれば、案外すぐに集まるのかもしれませんが。もう一つの懸念は、この映像で感じていただくことができるかと思います。

 実は、ホーム側ゴール裏の後方に歩道橋があり、県民会館りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)へのアクセスには重宝するんですが、その歩道橋から市陸全体が見渡せてしまうのです。(この高校サッカーは入場無料だったので問題はなかったはず…)

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ゴール裏のすぐ後方に見えるのが歩道橋の階段。最後方には、今は無き三越の看板が…

 実は五十公野にも同様の問題があるんですが(五十公野の方が深刻)、タダ見問題についてはWEリーグがどのように考えているのだろうかと不思議でならないのが正直なところです。もしかして、一時的に歩道橋にパネルを設置したりするんでしょうか。(昨シーズンの無観客の時期にも思ったことですが^^;)

 昨シーズンのアルビレックス新潟レディースホームゲームは、スワン・市陸・五十公野の他に十日町・当間高原クロアチアピッチでも行われていました。十日町市関係者がどのように受け止めているかは分かりませんが、せめてプレシーズンマッチとか、練習試合などを「救済策」として(五十公野を含め)開催してほしいなぁと思います。

 本題はここまでですが、この事態から懸念される「アルビレックスと新発田市の関係の希薄化」について書きたいと思います。
 記憶の限り、失われてしまったものを書き連ねてみます。

アルビBB(男子バスケ)の、カルチャーセンターでの公式戦開催
 bjリーグ創設初期からしばらく続いていたと思うんですが、一度も行くことなくいつの間にか終わってしまっていました。昨年9月に、本丸中出身の富樫勇樹(千葉ジェッツ)凱旋と銘打ったプレシーズンマッチが開催されましたが、これはクラブ主催ではなく市主導で開催されたものでした。(HPでの広報の仕方からして、ちょっと違う感じがしました…)

・新発田にもあったグッズショップ
 新潟バイパスや日本海東北道のインターに近いところに立地するショッピングモール「コモタウン」内にある複合施設「PIO21」(現在はケースデンキが占拠)の一テナントに、アルビのグッズショップが展開していました。初めて買ったタオルマフラーは、この店舗で買ったことを覚えています。

・サテライトリーグや練習試合の開催
 Wikiを貼っておきますが、簡単に言えば二軍戦のようなものとして行われていました。五十公野が改修を終えた2002年以降、コンスタントにアルビのホームゲームが開催されていましたが、実質的には2008年にこのリーグ自体が終了してしまいました。
 このリーグは入場料も安く、五十公野のようなJリーグ公式戦を開催できない設備の競技場でも開催されていました。そういう意味ではJリーグの浸透に一役買っていたのではないでしょうか。五十公野では3,000人以上の観客を集めた試合もありました。五十公野で私が見た試合では記憶がありませんが、サテライトリーグの一つの魅力は「ユルい応援」だったのではないかと思います。
 サテライトリーグが終わった後も、レディースとの抱き合わせでアルビ男子の練習試合が行われたこともありました。

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 画像の方で一目瞭然ですが、これだけのポテンシャルがある「男子サッカーの五十公野開催」だった訳です。とは言え画像は2012年のものなので、現在やってみたところでどうなるかは分かりませんが…
 男子の練習試合も、五十公野で開催されなくなってどれくらい経つでしょうか…

 と、見事なまでにネガティブなことばかりを連ねてしまいました。各日に残る関係性としては、プロ野球独立リーグ・BCリーグの開催が挙げられますが、こちらも年々試合数が減っている気がします… あと、レディースの選手の雇用受け入れ先として市役所との関係は続くはずです。

 そして、2019年に男子アルビはホームタウンを全県に拡大しました。

 まあ、新発田にとっては元々ホームタウンだった聖籠町は隣町で、クラブハウス(アルビレッジ)にも比較的近い訳ですが。(公共交通では…なものの)
 全県ホームタウン化を受けた施策として、このようなバスツアーがようやく実現しました。(長崎は以前からやっていたと思うんですが)

 タイトルには記されていないものの県北ルートも用意されていて、経由地には敬和学園大学も含まれていました。これも、新発田とのつながりを維持する一つの手段と見ることができます。
 また、かつてほどではないものの自治体向けの試合招待は続いています。観に行こうとする人に向けたアプローチは、ある程度なされていると言えるのではないかと思います。
 関連して、個人的に以前から考えていた提言をここで書きたいと思います。それは、ホームゲームでの「自治体デー」の実施です。スポンサーの「○○サンクスデー」と並行する形で、県内29市町村+新潟市8区のPRを行うのです。例年であればホームゲームは21試合ですから、一試合2自治体で回せば十分可能です。試合前の時間帯にPRを行うだけでなく、特産品などの販売も行う訳です。また、その自治体の住民に手厚い「招待バスツアー」等もやってみたらどうでしょうか。

 ただ、こうした「来てもらうための施策」には「地元に来てくれること」に敵わない部分もあると思います。私自身の経験としては、小学5年生の体育の時間にスクールコーチが来てサッカー教室をやってくれた思い出があります。その時に児童全員にサテライトリーグのチケットがプレゼントされたのです。
 恐らく学校訪問は今でもやっていると思いますが。大人は恩恵に与れない訳で^^;。別の工夫が要るような気がするのですが考えすぎでしょうか。
(個人的には、リニューアルされた高田城址公園陸上競技場で一度くらいアルビが練習試合をやってくれてもいいのにと思うのですが)

 まあ、何も知らない素人が適当に書きたい放題するのもどうかと思いますが、今回のWEリーグの一件は小さくない出来事だと思います。きっと関係者は何か考えてくれているかと思いますが、新発田とアルビの関係性が最低限現状維持されることを願うばかりです。

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