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【女子サッカー全国リーグ】2021シーズン 地域・カテゴリ別チーム名一覧

 なでしこジャパンのワールドカップ優勝から10年を迎える2021年は、日本女子サッカー界にとって大きな転換の年となりそうです。秋にプロリーグ「WEリーグ」が開幕予定で、ちょうど今日こんなリリースと情報判明がありました。

 男子に関してはJリーグのリーグ戦全日程が終了した昨年12月20日に同様の記事を出していましたが、その時点ではなでしこリーグの今季陣容は年明けに出るだろうと高をくくっていました。しかし…

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 まさか翌日に出るとは(^^;;(※画像にリンク添付) ただ、男女一緒くたにしたらややこしくなったかもしれないので、男女別にしたのは正解だったのかもしれません。
 昨季と今季の全国リーグクラブ数を比較してみます。

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 今オフでどのような変化があったかというと…(なでしこ→WEを除く)
【WEリーグ新規参入】大宮、サンフレッチェ広島
【なでしこリーグ不参加】新潟医療福祉大学女子サッカー部(→北信越女子リーグ)
            セレッソ大阪堺ガールズ(→関西高校女子リーグ兼プレ関西女子U-18リーグ【7/10更新】

 当初「不参加?」に加えるつもりだったFC十文字VENTUSは、こういう道を辿るそうです。

 そしてもう一つ、クラブ数には影響しないものの、1991年から日本女子サッカーリーグに参加していたバニーズ京都SCも新たな姿に生まれ変わることになりました。

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(HPごと無くなりかねなかったので…)

 こういうあたりもリーグHPでフォローしていただければと思うんですけどね(^^;;
 ということで、2つのサイトに基づいて、男子と同じ流れで進めていきます。今回も通常とは異なり、男子同様にクラブ名にはリンクを貼っていません。

北海道(1)

WE(0)
1部(0)
2部(1):ノルディーア北海道

東北(1)

WE(1):マイナビ仙台レディース
1部(0)
2部(0)
→ここで思い出しましたが、仙台の経営もベガルタからマイナビに移管されました。東京電力マリーぜ以前の歴史を初めて知ったこの記事を貼っておきます。

関東(13)

WE(6):三菱重工浦和レッズレディース(7/10更新)
     大宮アルディージャVENTUS
     ちふれASエルフェン埼玉
     ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
     日テレ・東京ヴェルディベレーザ
     ノジマステラ神奈川相模原
1部(5):オルカ鴨川FC、スフィーダ世田谷FC、日体大FIELDS横浜、ニッパツ横浜FCシーガルズ、大和シルフィード
2部(2):つくばFCレディース、バニーズ群馬FCホワイトスター
→31クラブのうち42%が関東に所在しています。この偏在状態が今後の課題と言えるのではないかと思いますが… なお、WEリーグ6チームの名称が長めだったので、一行に1チームとしました

北信越(2)

WE(2):AC長野パルセイロ・レディース(7/10更新)、アルビレックス新潟レディース
1部(0)
2部(0)

東海(4)

WE(0)
1部(2):NGUラブリッジ名古屋、伊賀FCくノ一三重
2部(2):JFAアカデミー福島、静岡SSUアスレジーナ
→ふと思ったのは、Jヴィレッジが営業再開した中でアカデミー福島はいつ帰還するのだろうかということです。

関西(4)

WE(1):INAC神戸レオネッサ
1部(3):コノミヤ・スペランツァ大阪、セレッソ大阪堺レディース、ASハリマアルビオン
2部(0)

中国(4)

WE(1):サンフレッチェ広島レジーナ(3/9名称発表)
1部(1):アンジュヴィオレ広島
2部(2):岡山湯郷Belle、吉備国際大学Charme岡山高梁
→関東以外で全カテゴリにチームを擁するのは中国のみとなります。まあ、岡山広島2県だけでカバーされている訳ですが(^^;;

四国(1)

WE(0)
1部(1):愛媛FCレディース
2部(0)

九州(1)

WE(0)
1部(0)
2部(1):福岡J・アンクラス

 男子の場合は全国リーグに属するクラブを持たない「空白県」が1県ですが、女子の場合は逆に全国リーグに属するクラブを擁する方を数えた方が早い(17都道府県)のが現状です。
 さて、最後にExcelで俯瞰してみます。

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 もう一歩踏み込んで、男女別小計に絞って割合を見ていきます。

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 女子の割合の方が高かったのは北海道・関東・関西・中国の4地域でした。また、男女の割合が最も近接していたのは北信越、都道府県数の割合と最も近接していたのは関西でした。
 この数字も数年おきに見ていくと面白いかもしれません。(毎年だとあまり変わらない気がするので^^;) WEリーグは当面降格制度を置かずにある程度までチーム数を増やすようです。今季なでしこのクラブの中にも来季以降の参入を目指しているところがあるんでしょうか(新規参入もあるかもしれませんが)。個人的には秋春制なことが気がかりですが、WEリーグが女子サッカーの活性化に貢献することを期待したいと思います。

 今回の見出し画像は、昨季までアルビレックス新潟レディースが最も多くホームゲームを開催してきたと思われる新潟市陸上競技場でした。WEリーグでのスタジアム基準はどうなるんでしょうか…

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