全国高校サッカー選手権での新潟県勢の歴代戦績を振り返る
サッカーの第99回全国高校選手権大会新潟県大会は７日、新潟市中央区のデンカビッグスワンスタジアムで決勝を行い、帝京長岡が新潟明訓に２－０で勝利し、優勝。11年ぶり３校目となる大会３連覇を達成した。
帝京長岡は、前半23分に廣井蓮人（１年）のゴールで先制。前半39分に葛岡孝大（３年）のゴールでダメ押し、後半も無失点で守り抜いた。
全国大会（12月31日開幕）の組合せ抽選会は16日午後に開催予定で、オンライン配信される。
（情報源：TeNYテレビ新潟の生中継及び日本サッカー協会ＨＰの当該ページ）
と、新聞記事風に今日の結果をお伝えしたところで本題に入ります。
（と言っても、これ以降は事前に書いておいたんですが笑）
12/16追記：県決勝から１ヶ月が経ったので、タイトルから「【速報】帝京長岡、県大会Ｖ３！」を削除しました。
この記事は、夏の「独自大会」後に書いた高校野球記事の姉妹編と言えます。
余裕さえあればラグビー・バスケ・バレーあたりでも同様の記事を書いてみたいですが、いかんせん時間がないので(^^;; 個人的関心が特に高い２種目に絞ることにします。
サッカーの場合、選手権予選以外の過去の情報がほとんど県協会ＨＰに載っていないという致命的要因ゆえに、選手権のみとなります。
TeNYと県協会ＨＰに、ほとんど同じ形態の情報が掲載されていました。
前者の方が昔の全国大会戦績までカバーしているんですが、ページがいつまで残るのかが気がかりです…
さて、これらの情報を切り貼りしてお届けします。両方とも第42回（1963年）以前の情報が載っていないのは何故だろうかと思って選手権のwikiを見てみました。かつては関西で開催されていたことも含め、知らないことばかりでした。しかし、肝心の疑問は解決できず(^^;; 第45回から大会名が現在のものになったそうですが。（それ以前はサッカーでなく「蹴球」）
こちらのnote記事によれば、第33回大会の出場校は20で、第60回記念として初めて全都道府県に門戸が開かれたそうです。上記２サイトで確認できる通り、少なくとも第56回までは、かつての夏の甲子園のようにブロック予選があったんですね。
謎は謎のままですが、とりあえず行ってみたいと思います(笑) まずは県大会優勝回数。
回数を足すと51回になります。去年だったらちょうどキリがよかったですね(^^;; 新潟工はラグビーの強豪校ですが、かつてはサッカーでも強かったんですね。（最後の優勝は77回） ご覧の通り、今でも優勝回数トップです。
ちなみに、今年のベスト８の中で優勝経験がなかったのは新潟南だけでした。野球に比べると優勝経験校が偏っているなぁと思ってしまいます。
続いて、全国大会での校別成績です。
公平さを期すため、一試合あたりの平均勝点を順位決定の基準としました。文理は１回しか出場経験がありませんが、いきなりベスト８に入りました。帝京長岡は平均得点が２を上回るのに加え、無得点が15試合中１試合しかないのです。
最後に県勢全体に視点を移し、勝ち上がり別の回数をご紹介します。（末尾の数字は西暦の年号下２桁、※は１回戦シード）
ベスト４ ：１回＝帝京19※
ベスト８ ：４回＝帝京18・12※、文理17、新工84
ベスト16 ：５回＝開志14※、新潟西10※・88※、北越07・02※
２回戦敗退：12回：うち７回が新工 初戦敗退５回
１回戦敗退：25回
この10年間が最盛期と言えそうな感じです。最初に挙げた高校野球の記事でこの数え方をしていなかったので、参考までにこちらに載せます。
【夏】
準優勝 ：１回＝文理09※
ベスト４ ：１回＝文理14
ベスト８ ：３回＝明訓10※、新潟南84※、新潟商26※
３回戦敗退：５回＝明訓12※・07、中越94、新発田農81、高田商76※
２回戦敗退：14回＝うち初戦敗退７回
１回戦敗退：35回
※1926年＝大正15年は22校出場での「３回戦敗退」のため、ベスト８と判断
【春】（サッカーとの比較対象とはしませんが一応）
ベスト８ ：１回＝文理06
ベスト16 ：１回＝文理11
１回戦敗退：10回
Ｖ＝５、準Ｖ＝４、４強＝３、８強＝２、16強＝１とポイント換算してみると、サッカーは16で野球（夏）は18となります。殊更に煽るつもりはありませんが、野球もサッカーも同じような進出具合であることが分かりました。
帝京長岡は昨年県勢最高成績となるベスト４に進出しましたが、今回ははどこまで上り詰めてくれるでしょうか。数年おきに本記事の内容をアップデートした記事を掲載する予定にしています。
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