2021年度 新潟県高校野球の結果を簡単に振り返る
日本文理の夏がようやく始まったと思ったら1試合で終わってしまいましたので、昨夏の「独自大会」が終わった後に書いた2記事の続編となる記事をお届けします。
これらの記事を毎年更新するのも何なので、とりあえず数年は、こういう記事を夏に出しつつ、最低限のまとめデータのみ最新版をご紹介する形を取りたいと思います。この記事は5月からちまちま更新していたので、満を持してすぐに公開できました(^^;;
※なお、上記2記事も含めて、年度の括りは新チームが登場する「秋始まり」です。
まずは、県大会の準決勝以降と北信越大会の代表校全試合の結果を簡単に振り返ります。
(リンク先について:試合名?→新潟野球ドットコム、校名→各校HP(野球部のページがあればそこ)、県名→各県高野連HP)
秋(第143回)
・県大会(※決勝と第3代表決定戦は同日開催)
準決勝 新潟明訓2-1東京学館新潟、加茂暁星4-2関根学園
第3代表決定戦 関根3x-2学館
決 勝 暁星5x-4明訓(加茂暁星は初優勝)
・北信越大会(於:富山)
関根:1回戦 9x⑧2新湊 (富山)
準々決勝 7-5佐久長聖 (長野)
準決勝 4⑩5x敦賀気比 (福井)
明訓:1回戦 5-3小松大谷 (石川)
準々決勝 4⑩7敦賀気比
暁星:1回戦 3-9都市大塩尻(長野)
北信越の結果が県大会の順位と真逆になるという展開となりました。準決勝は毎日新聞のHPで生中継され、スポーツナビでリアルタイム速報されました。コロナがなければここまでにはならなかったかもしれませんが、「隔世の感」を感じたのも事実でした。
そうやって観ていただけに、惜敗の悔しさは尚更増幅されたのかもしれません…
春(第144回)
・県大会(北信越が本県開催(代表4校)のため、第3代表決定戦は無し)
準決勝:新潟産大附6-2新潟、関根学園4-2新潟明訓
決 勝:産附3-2関根(新潟産大附は初優勝)
→秋に続いて初優勝校が出ました。14~15年度に上越に住み、今春から柏崎に住み始めた人間にとって、決勝は言わば「俺得な地元校対決」でした。優勝したのは柏崎の産大附で、柏崎駅前の中心街に掲げられた懸垂幕は現地取材していました。
・北信越大会(於:新潟)
明訓:1回戦 7x⑦0高岡第一(富山)
準決勝 7-2新潟産大附
決 勝 5-6敦賀気比
産附:1回戦 3-2小松大谷
準決勝 2-7新潟明訓
関根:1回戦 2-6松商学園(長野)
新潟:1回戦 2⑤16敦賀気比
秋にも県勢に2勝していた敦賀気比が、春にも2勝。一校とこんなに当たることってそんなにないんじゃないかと思いますが(^^;;
おまけに決勝では1点ビハインドから最終回に逆転するという…(秋に関根に勝った時と似たような展開) 第一報をTwitterで見た瞬間、「気比つええええ…」としか言えませんでした。
明訓は勝てば14年ぶりの北信越優勝でしたが、あと一歩のところで気比に秋の雪辱を晴らすことはできませんでした。とは言えここ数年の停滞を考えれば、徐々に持ち直してきたということになるんでしょうか。
夏(第103回)
・新潟大会
準決勝:新潟産大附7⑧0開志学園、日本文理10⑧3新潟明訓
決 勝:文理7-3産附
文理は秋ベスト8・春ベスト16でしたが、集大成の夏に見事王座に輝きました。その裏側を描いた記事をご紹介します。
・甲子園大会
2回戦 8月20日(金)17時開始 RHE
敦賀気比(福井) 150 010 010=8163
日本文理(新潟) 000 210 012=6140
投手:(日)田中(8)、村越(1)
(敦)本田(5.2)、吉崎(2.2)、本田(0.2)
HR:玉木②(4回)
安打:(敦)長尾3、東・沼田②・大島②・上加世田②・前川・森田2、本田1
(日)玉木④3、土野・塚野・高橋(瑛)・竹野2、田中・渡邊・吉田1
※丸数字は長打における塁打数
経過:1表 1死満塁から前川がセンターへ先制犠牲フライ
2表 無死満塁から東がレフトへタイムリー
無死満塁から沼田がライトへ2点タイムリー
1死2・3塁から上加世田がレフトへタイムリー
2死2塁から前川がセンターへタイムリー
4裏 1死1塁から玉木がレフトへ2ランホームラン
5表 1死2塁から森田がセンターへタイムリー
5裏 2死2塁から渡邊がレフトへタイムリー
8表 2死3塁から上加世田がレフトへタイムリー2塁打
8裏 2死1・2塁から竹野がライトへタイムリー
9裏 無死1・3塁から暴投で1点
1死1・3塁から岩田がレフトへタイムリー
試合時間:2時間38分
3日に組み合わせ抽選が行われた時点では14日に行われる予定でしたが、ご存知の通り雨に次ぐ雨の連続で6日順延しました。その結果、初戦の2日前には…
結果的に好天の下で試合ができたのは良かったですが、結果は残念な形に終わりました。これで、昨年を除いて3年連続で初戦敗退となりました。相手のエラーや継投のゴタゴタに助けられて接戦にはなりましたが、致命的だったのは1回裏の満塁逸機だったのだろうと思います。あそこで追いついていたら…と。1回も併殺でチェンジになりましたが、ゲームセットの瞬間も併殺でした。また、走塁死・盗塁死が計3回。こういったところは試合勘の問題もあったのでしょうか。
一方の敦賀気比は、これで新潟県勢に5戦全勝となりました。秋・春と北信越を制し、今大会も北信越勢で最高成績を収めれば「完全優勝」と言えるでしょうか。
この項目の最後に、全国大会に対する要望を一つ。それは、春も含めて「初戦で同地区同士の対戦を避ける対策を」ということです。文理も含め、この夏は3試合がそのケースとなりました。今回は少ない方だったと思いますが、実は他の2試合のうちの1試合は松商学園vs高岡商(^^;; 北信越は5県しかありませんから、最大限初戦でぶつかってしまった訳です。これは組み合わせ抽選の工夫次第で何とかなるんじゃないかなぁと思います。
非難囂々となっている大会運営については…参考となる記事を貼るのみとし、何らかのプランBの確保を願うこととします。
最新情報
さて、今年度の結果を受けた最新情報を最後に掲載します。冒頭の2記事に載せていた勝敗表等5点の最新版(2001年度以降)をご紹介します。
北信越大会県別優勝・準優勝回数(今年度変化した部分を太字表記 優勝=2ポイント、準優勝=1ポイントで換算)
福井 14回・12回=40ポイント←晴れて首位浮上
石川 16回・7回=39ポイント
新潟 5回・6回=16ポイント
長野 3回・10回=16ポイント
富山 3回・6回=12ポイント
来年度は北信越優勝・甲子園1勝を目指して頑張ってほしいものです。
一方、今年度の県大会では出場辞退校が計4校(春 2回戦2校、3回戦1校+夏 2回戦1校)出てしまいました。他県や他種目でも次々に出てしまっており、来年度の大会開催も気がかりではあります。そもそも、学校の日常活動もかなり心配ですが…
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