なんでピアノ諦めたの?

学校の先生になる前はバリバリのピアニスト志望でした。毎日8時間練習し、寝ても覚めてもピアノのことだけ。。。実に幸せな毎日。。。だったのですが、どうやら旦那(当時はボーイフレンド)から「頼むから風呂にはいってくれ」「頼むからちゃんと飯を食え」「なんで全て危なっかしいんだ!生きてる感じがしない」と散々言われ、そういえば風呂に入ってないな。。。自分のことお世話できてなくない?と気がついて、実は幸せだと思ってたのは勘違いでは、と自分と向き直し、正直に自分に問いただしてみた結果、「弾くより教える方が健康的!」と結果を出し、教えるなら多くの子相手がいいなと単純に考え学校の先生になりました。

ピアノ廃人って友達はその状態のことを呼んでるんですが、まさしくその通りで、ピアノにどっぷりなのは素晴らしいのですが、それ以外のこと何もできなくなるんですよね。

けれど、貴重な20代をピアノで過ごせたのはいい思い出ですし、悔いはありません。しかし今また教えることに熱心になって旦那に「お前は放っておくと一日中仕事してるじゃないか!」って心配されてます。

たまに同僚で「音楽を続けたかったのだけど我慢して諦めて先生になった」っていう人に出会います。

別に諦める必要なんてないです。二足の草鞋でもなんとか頑張ればできる。。。と思うんですね。あと、教えるのはいつからでも可能。けど、演奏家って年齢制限あるじゃないですか。コンクールの年齢上限、肉体的な衰えとか感性とか。だから簡単に諦めてほしくない。

最近、同僚で俳優になりたかったけど諦めて先生になったっていう人がいて、その人がまた先生を辞めて俳優活動復活したんですが、頑張れって応援してます。有名になるまえにサインもらっておけばよかった。。。



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