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#201 日本のサービスの生産性は?
日本のサービスは評判いいと聞きます。
Q:日本のサービスの生産性はどうでしょうか?
A:米国の約6割と低い。おもてなし過剰
“日本のサービス産業の生産性は米国の約6割”
OECDによる購買力平価(PPP)で調整した労働生産性(2005)は、米国に比べて日本の生産性は、製造業約71% 非製造業約64%となっている。
日本のサービスは手厚いし、“おもてなし”を当然要求される
労働生産性を上昇させて実質付加価値を上昇させたのは、金融仲介業、通信業、不動産業の3つのみ
ホテル・外食、医療・福祉、公共サービス、教育、事業所向けサービス、個人向けサービスは労働生産性は低下させているが、労働投入量を増加させることで付加価値を上昇させている。
卸売・小売業は労働投入量が減少し労働生産性が上昇しなかっため付加価値は減少した。運輸業はともに低下した。
労働生産性が顕著に伸びている金融仲介業、通信業、卸売業、不動産業は、IT、非IT、TFPともに労働生産性上昇に寄与している。不動産業のみTFPがマイナス寄与となっている。
労働生産性が顕著に下落している医療・福祉、公共サービス、教育、事業所向けサービス、個人向けサービスの各業種をみると、いずれもTFP低下が労働生産性低下の主要因となっている。これらの業種ではIT資本、非IT資本の寄与はきわめて小さい。
日本の弱点の一つか?
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