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【ハイブリッドテクノロジーズ】当社の競争優位性 ~セキュリティ向上に向けた当社独自の取り組み~

こんにちは。株式会社ハイブリッドテクノロジーズ(東証グロース:4260)IR担当です。今回もご高覧いただきありがとうございます。いよいよ夏本番とばかりに暑い日が続いていますね!皆様も十分な暑さ対策をして、熱中症などにお気をつけください。
前回は、当社サービス品質の維持、向上のために、当社ベトナム法人で取得している第三者認証を紹介しました。

今回は、資格や認証にとらわれない、サービス品質向上のために行っている当社の取り組みについて紹介いたします! 


品質管理の専門部署による侵入テスト

当社ベトナム法人では、すべての開発案件で侵入テストを実施しています。侵入テストとは、ペネトレーションテストとも呼ばれ、システムのサイバー攻撃に対する耐性を試すために、悪意のある攻撃者と同じような方法で外部から攻撃や侵入を試みるテスト手法のことです。侵入者の視点から脆弱性を探し、それらを解消することで、より強固なシステムを作っていきます。
当社ベトナム法人では、より客観的にこのテストを行うため、開発担当ではなく、品質保証を専門に行う Quality Assurance部で行っています。また、侵入テストの際には、「OWASP Top10」と「CWE Top 25」、2つの世界標準指標を用いており、常に最新の侵入・攻撃技術を研究することで、外部からの脅威に備えています。

自動化テストとビジュアルSQA

当社ベトナム法人では、プロダクトテストの自動化・標準化を目的とした自動化テストツール「Hybrid Automation Testing(HAT)」を開発、運用しています。このテストツールは、テストケースを自動で生成し、他のテストツールとも連携することで、担当者個人の能力に依存しない自動テストを実現しています。発見した問題点は自動で報告され、続くCATとも連携することで、開発の全工程を効率化できる仕組みとなっています。

ビジュアルSQA(CAT)はオンラインで作業進捗やテスト結果等をリアルタイムに分析・可視化する管理ツールです。進捗の遅延や不備等が発覚した場合に、その状況をチームに共有して対応を円滑化することができます。特に次の3つの特徴があり、こちらも開発の生産性と品質向上に寄与しています。
 1.分析結果を基にその後の進捗予測が可能
 2.顧客環境や要望に合わせ併用する他のツールと連携が可能
 3.HATと連携してテストモデルケースの自動生成が可能

負荷テスト

負荷テスト(Load Testing)はソフトウェアやシステムの性能を評価するテスト手法の一つで、特定の負荷条件の下でシステムがどの程度の性能を発揮できるか評価します。システム開発の早い段階から行われるべきテストで、システムのパフォーマンスや信頼性を向上させることができます。負荷テストの評価点には、以下のようなものがあります。

  1. 安定性…長時間の稼働や、負荷がかかっている状態で、動作が安定するか

  2. 性能評価…システムの応答時間の長さ等の評価

  3. スケーラビリティ…ユーザー数や利用時間の増加等に、システムが効率的に対応できるかどうか

ベトナムの国家機関との連携

当社ベトナム法人は、ベトナム国家サイバーセキュリティセンター(NCSC)と協力覚書を締結しています。NCSCとは、ベトナム全土のネットワークセキュリティの監視や情報収集などを管掌するベトナムの政府機関です。本機関との協力関係の締結により、サイバーセキュリティに関する採用及び教育の支援、ネットワークセキュリティに関するサービスの支援、科学研究プロジェクトの協力体制を整えています。

当社はこのような取組を通じて、システム開発から脆弱性評価、社内体制構築までを一体的に提供するパッケージ型のサイバーセキュリティサービスのを提供しています。

日本法人の取り組み

当社日本法人では、2023年10月に組織再編を実施し、日本にも品質管理チームを設立しています。このチームは当社取締役CTOの衣笠が管掌しており、主にベトナム法人で実施したテスト結果等を確認したり、お客様に分かりやすくご報告したりする役割を担っています。これまでのベトナム法人の品質管理活動は、当然ながらベトナム語で行われており、日本のお客様から見えづらくなっていた課題がありました。今期からは日越の二重体制で、お客様に安心して開発をお任せいただける体制を築いています。

まとめ

当社ベトナム法人は第三者資格の取得による世界基準を満たすだけでなく、ベトナム国家サイバーセキュリティセンターとの協力の覚書を締結し、セキュリティ向上のための様々なテストを独自に行っています。
テストの結果は日本法人の品質管理チームを通じてお客様に伝えられ、日本とベトナム両国を跨ぐ体制でお客様の懸念や不安をケアできるセキュリティ体制を築いています。
セキュリティはIT開発に欠かせない分野でありながら、開発とは異なる知見を必要とする専門性の高い領域です。当社はお客様の開発を一気通貫で担える体制をより盤石なものとするべく、今後も高い情報セキュリティ意識を持って、お客様の開発をお預かりしてまいります。

お問合せ先

IRに関するお問い合わせについては、弊社ホームページのフォームより、お問い合わせの種別で「当社IRについてのお問い合わせ」をご選択いただき、お送り下さい。

注意事項

このnoteは当社の事業活動、IR活動についてお知らせすることのみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関するご決定は、ご自身の判断で行って頂きますよう、お願い申し上げます。

以上

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