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こんな本を読んだ 番外 自分らしく生きる 前篇

【結論】人間らしく生きよう

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自分らしさ」とは、ある価値観。「自分らしく生きる」とは、その価値観を大切にして生きるということでしょう。

しかし、いま、若い人が「自分らしく生きたい」というとき、若干のふにおちなさを感じてしまいます。それは、自分の価値観に反する場をさけ、あるいはそこから逃げるというニュアンスをふくむように思えるからです。


岡本太郎さんの本につぎの言葉がありました。

自分に忠実に生きたいなんて考えるのは、むしろいけない。そんな生き方は安易で、甘えがある。ほんとうに生きていくためには自分自身と闘わなければ駄目だ。
自分らしくある必要はない。むしろ、”人間らしく”生きる道を考えてほしい。

岡本太郎 自分の中に毒を持て


「自分に忠実に生きたい」とは、過去にこだわり、自分を大事にして、自分を破ろうとしない態度をいっています。

人生に挑み、ほんとうに生きるためには、社会的状況や世間体とたたかわなければならない。また、そのようなものから自分を守ろうとして安易な道を選んではいけない。自分ともきびしくたたかう、そんな生き方をしなければならない、としています。

岡本さんも「自分らしく生きる」という言葉に甘さを感じた。そこで、「人間らしく生きる」ということばで自分が考えるほんとうの生き方をあらわそうとしたのでしょう。


岡本さんは、苛烈な生き方をした人ですので、だれでもがまねできるものではありません。

しかし、私たちが、社会や組織のなかで、自分の価値観をおびやかすような事態に遭遇したとき、逃げずに、自分をまげないで生きるにはどうすればよいのか


長くなりましたので、今回はここまで。

きょうの結論はとりあえず、「人間らしく生きよう」


自分らしく生きる 後篇はこちら



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