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国立6.25戦争拉北者記念館

ずっと気になっていた記念館を訪れた。
北朝鮮に近い、パジュ・臨津江駅にある国立6.25戦争拉北記念館
2017年にオープンした記念館である。

*拉北とは、北朝鮮への拉致を表す言葉。

6.25(ユギオ)とは、1950~1953年の朝鮮戦争を指す。

手渡されたパンフレットにあった説明を略してみた。

1950年6月25日の日曜日、午前4時。
宣戦布告もなく38度線を超えて攻めてきた北朝鮮人民軍により、ソウルはたったの3日で占領された。
北朝鮮は事前に緻密な計画を立て、体制確率に必要な知識人、戦争に必要な人物を北朝鮮に拉致した。
北朝鮮は事前に行った大々的な韓国住民拉致計画を、戦争勃発と同時に実行に移した。拉致された人々は縄で括られ、列をなして泣きながら徒歩で北へ移動したという。戦争中、北朝鮮に拉致された韓国民間人の数は、約10万人といわれる。

記念館のパンフレットより抜粋・引用
最寄りの駅は臨津江(イムジンガン)駅

記念館では各種文書や写真、資料を通じ、拉北の経路、過程、規模が再確認できる。

金日成とスターリン
中共軍、人民軍からコメを隠せ!というビラ
空襲予告のビラ
人民軍の将兵に向けたメッセージ
韓国軍と国連軍は、捕虜になった北朝鮮の人民軍を殺さない。
反省して降伏しなさい。
北朝鮮側が作成した反動分子・越南者のリスト
ソウル市により拉致被害者名簿
北朝鮮に拉致された人々の地域別規模
「死の行進」
縄でくくられ、
主に夜間に徒歩移動させられた拉致被害者
残された家族の苦しみ
被害者追悼と祈りの空間も
戦後も世界中で続いた北朝鮮による拉致
日本人拉致被害者についての展示もありました。
鉄条網が目の前。
川の向こう側は北朝鮮なのに
特別企画展も見応えありました。
「人権、忘れ去られない権利」
人民軍による無惨な虐殺など
ほとんど始めて見る写真ばかりだった。
裏切り者を裁き、処刑する人民裁判が占領された地域で行われた様子。

国立6.25戦争拉北者記念館のサイトです。(韓国語・英語)
日本語での説明、サイトも作ってもらえるよう、働きかけたい。

朝鮮戦争に関する韓国映画といえば…


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