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在日3世 | 韓国在住25年 | 社団法人Free To Move 共同代表 www.…

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在日3世 | 韓国在住25年 | 社団法人Free To Move 共同代表 www.free2move.xyz | 通訳翻訳 | 脱北者取材 | 北朝鮮人権 | amazon associate | hyangsu@hotmail.com | X @baglekang

最近の記事

20代の平凡な韓国人女性が、北朝鮮に出勤した日々

数年前、偶然手に取った本がある。 韓国語で一気に読んだ後、著者のキム・ミンジュさんに熱い感想メールまで送った。 (ご丁寧にお返事までいただいた) 本の韓国語タイトルは、『私は開城工団に出勤します』 ’나는 개성공단으로 출근합니다’ 2019年12月に出されたエッセイ本で、私は新鮮な衝撃を受けた。 会社勤めをする韓国人女性が、月曜日から金曜日までは北朝鮮へ出勤し、土日はソウルで過ごす…という日常を記録したエッセイだ。 北朝鮮にほぼ関心がなかった韓国の20代女性が、ある

    • 国立6.25戦争拉北者記念館

      ずっと気になっていた記念館を訪れた。 北朝鮮に近い、パジュ・臨津江駅にある国立6.25戦争拉北記念館。 2017年にオープンした記念館である。 *拉北とは、北朝鮮への拉致を表す言葉。 6.25(ユギオ)とは、1950~1953年の朝鮮戦争を指す。 手渡されたパンフレットにあった説明を略してみた。 記念館では各種文書や写真、資料を通じ、拉北の経路、過程、規模が再確認できる。 国立6.25戦争拉北者記念館のサイトです。(韓国語・英語) 日本語での説明、サイトも作ってもら

      • 脱北ラッパーの叫び

        ご本人のYouTubeチャンネルより引用。https://www.youtube.com/@springrevolution86 脱北画家でラッパーでもある姜春革(カン チュンヒョク)さん。 数年前に出会って以来、ずっと応援している。 彼の親族も広島出身の在日コリアン。 お父様が幼いころ、帰国船に乗ったと聞いた。 画家としての活動のほか、ラッパーとしても、心の内を表現している。 一曲を翻訳してみた。 Dignity, Hope, Freedom 굶주림과 총살이 두

        • 「帰国事業」に対する韓国政府の新たな動き

          韓国政府として初めて、在日コリアンの帰国事業(韓国では一般的に『北送事業, 북송사업』と呼ぶ)について正式にその被害を認め、今後の調査や歴史記録に動き出すという。 韓国の「真実和解委員会」(正式名称:真実・和解のための過去史整理委員会)の調査に、私自身も叔父のケースで調査と資料提出などに応じたが、このような結果にありがたい思いでいっぱいだ。 私はただ求められた調査に応じただけだが、NGOや市民団体が長年に渡り努力し、力を合わせて導き出した結果に、頭が下がります。 当時、

        20代の平凡な韓国人女性が、北朝鮮に出勤した日々

          「祖国統一」をあんなに叫ばされたのに

          朝鮮学校時代、あれほどまでに 「祖国統一」こそが我々の夢! 「祖国統一」を一日でも早めるために! 等のスローガンを、行事のたびに数え切れないほど叫ばされたのに、金正恩の「統一不要論」「韓国は敵国」という新方針により、核心の価値観があっさり否定されるようだ。 北朝鮮の指示に100%従順な総連上層部の頭の中には、一体何があるんだろうか。今まで在日同胞や朝鮮学校学生たちに説いてきた価値観を、いとも簡単に、スパッと切り捨てることに対する恥ずかしさはないのだろうか。 元帥様のひと

          「祖国統一」をあんなに叫ばされたのに

          7月5日、脱北青年4人が大阪へ

          直前になりますが、下記の行事が大阪で開催されます。 若い脱北者が一度に4人も来日してのイベントは初めてとのこと。 興味のある皆さま、是非、会場にお運びください。 【追記】イベント終了後の記事 さて、 今回の行事とは関係ありませんが、 タイトル画像の絵画は、私が以前から応援してきた脱北青年・姜春革(カン・チュンヒョク、강춘혁)さんの作品です。 春革さんの活動については、こちらをご参照ください。 いつか春革さんの展示会を日本で開くことが私の夢の一つ、です。 (できれば朝

          7月5日、脱北青年4人が大阪へ

          釜山・影島(ヨンド)で小説パチンコと祖母に思いを馳せ

          KTXで釜山旅行に行ってきた。 日本から訪れた姉妹と母に合流して遊ぶ、親孝行と気分転換の旅。 姉が予約した影島(ヨンド)のおしゃれなホテル(ラバルス・ホテル)へは、釜山駅からタクシーで10分ほど。 ホテルもキラキラとおしゃれだったし、三姉妹+母の女4人旅なんて久しぶり過ぎて、ずっとテンション高かった。 ホテルの部屋の窓からは釜山港(プサンハン)が一望でき、29階の屋上テラスからは釜山市内を見渡せた。 影島、ヨンド… 「馴染みのある響きだなぁ」と感じていたが、そうだ

          釜山・影島(ヨンド)で小説パチンコと祖母に思いを馳せ

          『脱北者が語る北朝鮮』YouTubeチャンネル

          ずっと応援しているキム ヨセフさんのYouTubeチャンネルに、先日新しく立ち上げた団体、Free To Move (F2M)の共同代表、洪敬義(ホン ギョンウィ)さんが出演されました。 ヨセフさんのチャンネル、いつの間にか購読者数が14万人を超えていてびっくり! ヨセフさんへの応援や温かなコメントが多いことにも感動です。 ヨセフさんの真摯なお人柄が、背景や国を超えて人々の心に伝わっているのでしょう。 総連職員として20年近く勤務し、北朝鮮を20回ほど訪問したという洪さ

          『脱北者が語る北朝鮮』YouTubeチャンネル

          ソウルで上映された『めぐみへの誓い』

          2024年6月に開催されたソウルでの人権映画祭、 Larkfur国際映画祭 私が出演したSouth China Morning Post制作のドキュメンタリー、 'Return to Paradise'も上映作品の一つに選ばれたと連絡を受け、私も上映会とシンポジウムに参加。 (これはYouTubeでも公開されているが、映画祭では韓国語字幕を付けて上映された) そして『めぐみへの誓い』の上映会。 『めぐみへの誓い』上映後、日本からいらっしゃった監督の野伏 翔(のぶし し

          ソウルで上映された『めぐみへの誓い』

          新たな団体,F2M発足

          わざわざお越しくださった皆様、本当にありがとうございました。 ずっと会いたかった脱北者のキム ヨセフさんにもお目にかかれ、感激でした。 やっと踏み出せた小さな一歩、有意義な集いでした。 Free To Moveのホームページはこちらです。 北朝鮮により苦しみを受けている全ての人々と手を取り合い、活動を続けていけることを願っています。 会員を募っています。 会員 ①個人会員:年間1 万円 ②法人・団体会員:年間3 万円 ③賛助会員:年間5 千円 ※賛助会員は総会での

          新たな団体,F2M発足

          歌手 ナ フナ(羅勲児・나훈아)氏の発言がニュースに

          2024年4月27日、韓国・仁川にて開催された歌手ナ・フナさんの単独コンサート。77歳とは思えない若々しい姿に7000人の観客は大声援を送った。 ナ・フナ氏は、58年間の歌手生活に対する公式「引退」宣言をし、 2時間25分にわたり、22曲を熱唱。 「大統領が11人も変わったが、私は歌い続けてきた。 … 残りの人生はやりたいことをやる。 ピアノもギターも触らない。 本は読むけど文章は書かない。 48冊も書いてきた日記もやめる。 … 皆さん、ありがとう!」 代表曲である『コ

          歌手 ナ フナ(羅勲児・나훈아)氏の発言がニュースに

          出演したドキュメンタリーが賞を受賞したらしい。

          今朝、South China Morning Post(SCMP) の担当プロデューサーから嬉しいニュースがあります、というメールをもらった。 1960年代、帰国事業で日本から北朝鮮に渡った叔父の家族について語った私のインタビューをもとに制作された、15分ほどのドキュメンタリー作品が、ニューヨークのNew York Festivals TV & Film Awards 2024にて、「ショート・ドキュメンタリー」部門のシルバーアワードを受賞したという。 驚いた。 このド

          出演したドキュメンタリーが賞を受賞したらしい。

          脱北民の母、キム ヨンジャさんの人生

          友人でもあり、同志でもあり、尊敬する大先輩でもあるキム ヨンジャさんは、人生丸ごと北朝鮮人権と脱北民のために捧げたと言っても過言ではない。 北韓人権市民連合(NKHR)というNGO団体の事務局長でもあるヨンジャさんのインタビュー動画。 日本語字幕作業など手伝わせて頂きました。 中国の山の中で隠れ暮らす脱北民の怯える目つきを決して忘れられないという。それが彼女の原点だと思う。

          脱北民の母、キム ヨンジャさんの人生

          新しい団体設立へ

          北朝鮮人権問題に向き合うため、新しいNGOの立ち上げに関わることになりました。 まだ設立準備の段階ですが、 VOA(Voice Of America)韓国語版で、さっそく記事を書いてくれました。 ※ 共同代表の洪敬義(ホン ギョンイ)さんも、noteブログを始められました。こちらです。↓↓ 一度会ってお話させていただきたかったキム・ヨセフさんとも近々イベントでお目にかかれる予定。

          新しい団体設立へ

          『週刊金曜日』掲載

          『週刊金曜日』2024年1月12号に掲載された記事です。 石丸次郎さんが書いてくださいました。 ありがとうございます。

          『週刊金曜日』掲載

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          先月の大阪出張の密着取材が特集に

          イ・ソヨンさんと一緒に大阪を訪問した時の様子を含め、映画『ビヨンド・ユートピア 脱北』の広報まで、とても丁寧に編集してくださり感謝しています。 ABCニュース報道部の皆様、ありがとうごいました。

          先月の大阪出張の密着取材が特集に

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