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株式会社百森とは

こんにちは、株式会社百森の田畑です。今年もアドベントカレンダーに挑戦します!昨年より皆だいぶ予定がカツカツなので、温かい目で見守って頂ければ幸いです。

今回僕の記事では改めて会社の自己紹介をさせてください。基本的には岡山県の西粟倉という人口1300くらいの村で、山の管理をしている会社だ!と思って頂ければ間違いではないです。以下、会社の組織をザックリ説明していきます。

山林管理部

弊社のメイン事業を担っています。やっているのは50年ほど前に植えられたスギやヒノキの畑を、悪くならないように・より良くなるように間引く仕事が主になります。より正確にいうと、間引くために所有者さんとの交渉をしたり、林内の木や地形の状況を調査したり、作業するための道を設計したり、補助金の申請など事務処理をしたりしています。実際に間引くところ=間伐する作業は、村内の林業事業体に発注させてもらっていますので、その監督や検査なども弊社の仕事になります。間引く以外にも、若い木を増やしたり、スギ・ヒノキ一点賭けから多様性のある森を目指すために、木を伐ってそこに新しい苗を植える、みたいなことも始めています。なお、これらの事業は西粟倉村の「百年の森林構想」を推進するものです。

山守という役職で、全体進捗を管理する長井さん、現場をそれぞれ担当する永美さん、齋藤さん、室岡さん、そしてパートタイムですがキャリアは一番長い福島さんと小坂田さんが属します。弊社の主力部隊です。

苗木生産部

株式会社百森では2021年より苗木の生産を始めました。基本的に林業樹種ではなく、広葉樹が主になります。村内で採取した種からの生産を主としており、村内の幼稚園・小学校と連携しながら事業を進めています。2022年には中学生による植樹体験向けに初出荷をしました。

本日、わずか40本ですが、百森産広葉樹苗木の初出荷です!

Posted by Nobuhisa Nagami on Thursday, November 3, 2022

生物に関する知識は間違いなく社内で一番で、村内の子どもにも博士的立場で有名な永美さんが属しています(山林管理部と兼務)。

山林活用部

村に広がる人工林を単なるスギやヒノキの畑として扱うのではなく、もっと別の形でも山林の価値を開放できるのではないか?と考えており、そのための活動も始めています。山林自体の情報はもちろん、利用に関る規則等の情報も集約しており、環境面・安全面・法律面・社会面など山林利用の諸問題に対応できるような規約や体制を準備しています。さらに、一般の方は急に「山をつかっていいよ!」と言われても何をしたら良いか分からない…というのが普通だと思います。なので、弊社でも幾らか山での遊びを発掘したり、仲間と準備を進めたりしています。最近は山林を使った企業研修なども増えてきており、特に林内でやる宝探しのようなアクティビティが人気です。山林に関わる独自のクラウドファンディングプラットフォーム「あわくらファン」も管理しているのはこの部署です。

2021年から地域おこし協力隊制度を使って新卒で来てもらっている清水さんが属します。清水さんは社外の方と「ちぐさ研究室」というユニットを組んで、いろんな企画をやりまくってます。

総務部

総務、経理など会社のバックオフィスをほぼほぼ全て担っているのが総務部です。百森は「百年の森林事業」に関わっているために、かなり関係者が多く経理処理はかなり複雑です。更には所有者さんの情報管理も行う必要があり、それらの処理をいかに迅速かつ間違いなく遂行するか?を担っているのがこの部署になります。百森では2020年より全体のタスク管理ツールとしてRedmineを、2021年よりデータ管理ツールとしてKintoneを導入しており、それらが十分に効力を発揮するための警察みたいな動きもしています。申請に向けたちょっとしたワークフローの開発なども行っており、百森の全体的な作業効率化は総務部にかかっています。

入社時はエクセル関数もほとんど使ったことがなかったのに、今ではデータベースの設計などで正規化に関する指摘などを行うまでになった北森さんが属します。

いろいろ

他にも日報アプリWoodayを開発したり、MFAの講習を行ったり、水面下でいくつかサービスを作ったりと蠢いております。

山の管理というのは総括すると「山と人がともにある社会」を実現する仕事だと考えています。そのためには山ばかりを見ていても仕方がないですし、人ばかり見ていてもどうにもなりません。その結節点をどうするべきか、自分の人生を超えた長期的な視点を持ちながら、悩み努力し続けることができれば株式会社百森が存在する意味があると言えるはずです。

これから25日間、そんな百森からいろんなメンバーがいろんな記事を書いていく予定なので、どうぞ宜しくお願い致します!



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