あんこの話
こんにちは、百森の室岡です。
毎日マイタンブラーにコーヒーを入れて出社してます。コーヒーの御供は、和洋の甘いお菓子達です。
社内では時折、「あれ食べれる、食べれない」論争があります。
最近の話題は…
VS
私は、あんこ全般好きなので、この際色々調べてみました。
参考文献として、『何度でも食べたい。あんこの本』を参照しました。
また参照したHPは、以下の通りです。
あんこの起源
あんこのルーツ
「あんこ」は、いわゆる「餡」を指します。本来「餡」とは、米や小麦で作った食べ物に穴を開けてその中に詰めるもの全般を指します。なので、中身に関係なく「餡」です。
その餡が小豆を使用し始めた時期は、正確には不明であるが、「鎌倉時代、宋から帰った禅僧たちが伝えた点心がルーツ」というのが通説。その点心の中にあんこが生まれるきっかけとなった、羊羹と饅頭があったそうな。色々な説があるが、中国伝来がルーツらしい。
日本伝来した後は、数百年間は僧侶が食べる食事であり、庶民の食べ物として普及したのは江戸時代後期頃とのこと。
甘いあんこ
当時は、多量に中国やマカオからポルトガル商人経由で輸入されていた。しかしめちゃくちゃ高価だったけど日本が買い続けたため、日本の銀が不足し幕府が銀の輸出を禁止したことで、国産化にシフトしたとのこと。それが、徳川幕府8代目将軍、徳川吉宗(通称:暴れん坊将軍)でした。この事は、今回の執筆で初めて知りました。日本史もこういう切り口があると好きになれたかも…。
いっぱいある、あんこの分類
あんこと一言で表現してきましたが、実は多種多様でした。以下にまとめてみました。
豆の種類で分類
小豆あん…小豆を使ったあん。
白あん…白小豆(高価)、いんげん豆(「手亡(てぼう)」、大福(おおふく)豆、ふくしろ豆、白小豆など)
その他のあん…うぐいすあん(青えんどう豆)、づんだあん(枝豆)、芋あん、栗あん、等々
製あん方法による分類
粒あん…小豆の粒をつぶさないように煮た後、甘みを加えたもの。
つぶしあん…小豆がつぶれるまで煮て、皮をそのまま残して甘みを加えたもの。たい焼きやどら焼きなどの焼き菓子などはコレ。
こしあん…生あんに砂糖液を加えて練り上げたもの。
小倉あん…こしあんに蜜煮した小豆を混ぜ込んだもの。名古屋名物の小倉トーストもコレ。
小豆の産地と種類
小豆は、「地小豆」と言われるほど、全国で栽培されています。日本の三大産地として、生産量の多い北海道、「丹波大納言」の丹波(兵庫県・京都府)、「備中白小豆」の備中(岡山県)があります。
ちなみに農林水産省「作物統計」によると、令和4年度の小豆生産量は、北海道(39,330t)、京都府(330t)、滋賀県(159t)でした。北海道圧勝。
また、小豆には、赤あんに使う「赤小豆」と白あんに使う「白小豆」があります。それぞれ粒の大きさで「普通小豆」と「大納言小豆」と分けられる。
みな風合いが違うあんこ
あんこは、コンビニスイーツから歴史あるお店まで色々なところで販売されています。お店によって、地域によって、また調理方法によっても風合いが変わります。
今回の記事を通して、イチ消費者としてあんこの風合いを楽しみながら色々な地域やお店の味をこれからも堪能していきたいと思いました。
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