西粟倉村史を読み解く ③木地師
株式会社百森の清水です。西粟倉村史を読み解く第3回目は、「木地師」についてです。
木地師(きじし)をご存じでしょうか。木地師とは、広葉樹の木を伐採し轆轤(ろくろ)と呼ばれる工具を使って盆やお椀、こけしなどの日用品を作ることを生業としていた人たちで、村に定住せず原材木を求めて山から山へと移住する流浪の民です。
西粟倉では、1789~1800年ごろに影石村塩谷地区のあたりに何軒かの木地師が住んでいたという記録があります。
木地師は流浪の民ですが、近江国愛智郡小椋(おぐら)郷(