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山梨県にてリモートワークと人材採用のお仕事をされている山本瑞人さんへのインタビュー

今回は、山梨県北杜市にてリモートワークと人材採用のお仕事をされている山本瑞人さんに取材をさせていただきました。

山本さんとお話していて感じたのは、「足ることを知る大切さ」と「精神的なゆとりの大切さ」です。

今の社会は選択肢や情報が多すぎて、ある意味では幸せな社会ですが、悩みも多くなり不幸せな社会であると捉えることもできます。しかし、地方に住めば、様々な意味で意図的に制限を設けて生活することが可能です。

また、こういうインタビューでは、社会的に意義のあることを仕事にするとか、上昇意識を高く持って仕事をする、といったメッセージを発信しがちだと感じています。そうではなく、ゆとりを大事にした働き方やお金の使い方があってもいいという視点でも参考になる点が多々あると感じました。

以下、インタビュー記事です。

佐藤:お時間をいただきありがとうございます。本日はよろしくお願いします。まずは、山本さんが今までどんなお仕事をされてきたのか、お伺いしてもよろしいでしょうか?

山本:新卒でSIerに入社。都内で会計システムの営業をしていました。その後WEB系の会社に転職し、営業、制作の仕事を経てマーケティングの仕事をするようになりました。今は山梨県北杜市に移住し、リモートワークでマーケティングと人材採用の仕事をしています。

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佐藤:元々は都内でお仕事をされていて、今は山梨県でリモートワークをされているのですね。リモートワークされるようになったきっかけは何ですか?

山本:都内で住んでいた家が、子供の成長とともに狭いと感じ、家を探し始めたのがきっかけです。都内では住みたいと思える物件がなかなか見つからない中で、そもそも都内に住むことにこだわる必要がないことに気がつきました。その後ネットで、あるリモートワークで仕事のできる会社を見つけ転職したことがきっかけで、今は山梨県北杜市に住んでいます。

佐藤:家探しがきっかけでライフスタイルが大きく変わったのですね。リモートワークのお仕事はされるようになって変わったことは何ですか?

山本:毎日往復3時間の通勤時間が、ゆとりのある時間に変わりました。子どもの送り迎えもしやすいですし、食事をする時間やお風呂に入る時間も。

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佐藤:リモートワークのお仕事のよいところとそうではないと感じることは何ですか?

山本:メリットは無駄なコニュニケーションがないことですね。仕事に集中できる分、メリハリをつけて仕事をしやすいです。一方デメリットは個人的にはありません。一般論で言うなら、デメリットは、リモートワーカーとしての転職が難しいことだと思います。リモートワークで仕事を発注する企業が今の段階では多いとは言えないのが現状です。

佐藤:リモートワークでの仕事だと、社員同士が直接対面しない分、仕事の評価は難しいように感じたのですが、その点はいかがですか?

山本:今の勤務先では、評価というプロセスがありません。与えられた役割を全うするかどうかが大事で、それを満たしているかどうかが基準です。

佐藤:日本の会社では人事評価があいまいなところがあるなと感じますが、今の勤務先ならそういうことがなく評価の仕方が明快ですね。少し質問が変わりますが、「好きなことを仕事にするとよい」逆に「好きなことを仕事にしてはいけない」というお話をよく聞くのですが、この点はどうお考えですか?

山本:「好きなこと」と「好きな仕事」は一致しないと思っています。「好きなこと」を仕事にするとミスマッチが起きやすいのではないでしょうか。例えば、「ディズニーランドが好きなこと」と「ディズニーランドで仕事をすること」とは違いますよね。僕自身、同じ営業の仕事でも、営業の仕事が好きか嫌いかというより、売っている商品・サービスが好きかどうかで違いました。「好きなこと」と「好きな仕事」の区別が、むしろ大切だと考えています。

佐藤:こういうことを意識的に区別することはあまりなかったです。また、具体例もあり、わかりやすいです。リモートワークするようになってお金の使い方に変化はありますか?

山本:外食することが少なくなりましたし、ものを買う機会も減りました。意識的に買おうとしないと買い物をしませんね。山梨に来てから支出も固定費も少なくなったと思います。

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佐藤:お話を聞いていて、今の生活になって情報の触れ方が大きく変わったのではないかと感じました。東京だと嫌でも様々な情報に触れないといけないシーンが多いと思いますが、今だと触れる情報を意識的にコントロールしやすいのではないかと。

山本:確かにあるかもしれませんね。今の生活では、テレビのチャンネルは4つしかないし、お店も少ないです。また、他人からの情報という観点だと、オフィスワークをしていたときは、成長意欲の高い人と接する人が多くて、そういう人と自分とを比較して疲弊してしまうことがありました。それが今では少なくなり、よくも悪くも他人と比較することはなくなったように感じます。

佐藤:今のお仕事のスタイルは、自分の生き方を実践しやすいのではないかと感じました。山本さんにとって仕事やお金とは何ですか?

山本:お金のために無理して働くのは違うと思ってます。家族と過ごす時間など、有意義な時間を過ごすことがとても大事です。仕事そのものへのこだわりはなくて、仕事は生活の一部という感じです。自分の大事にしたいことが害されないことが大事です。お金についても、お金は何かを得る手段でしかなく、自分の欲しいと思えるものを得ていることが大事だという感覚です。

佐藤:ご自身の中で大事にしたいことを明確なのだなと感じました。山本さんが生活をする上で大事にしていることは何ですか?

山本:ストレスを感じる環境に身を置くのは嫌いなんですよね。嫌なことやつらいことが続くのであれば、逃れたり休んだりすることも大事だと考えています。

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佐藤:「好きなこと」や「やりたいこと」というより「嫌なこと」、「嫌いなこと」から消していく方向性のアプローチだなと感じました。その方が無理のない生活ができるのかもしれないですね。

山本:僕は迷っている時間はロスだと思っているんですよね。物理的な制限を自分で作って、その範囲内のWANTを満たしていく生活がいいなと思っています。例えば、移住することで「なんとなく転職したい」のような気持ちを一切なくしたり。

佐藤:個人的に視点があって、こういうタイプのインタビューでは、立派な方のお話を聞いて「もっと勉強したり向上心を持って生きるのがよい」みたいなメッセージが掲載されがちだと感じていますが、山本さんのお話を聞いていると、「もっと肩の力を抜いて生きていけばいいんだよ」というメッセージをいただいた気がします。そういう生き方をしたい方への貴重なメッセージではないかと思いました。

山本:リモートワークや移住は自由だと言われますが、ある意味でとても不便です。ただ、自分には、誘惑や迷いををそぎ落としてシンプルに生きていく生活が向いているのでフィットします。「隣の芝は青い」ではないですが、他人を見て「もっとこうできたんじゃないか」と思うような機会をなくした方が、楽に生活ができると思います。

佐藤:貴重なお話をたくさんうかがうことができました。本日はありがとうございました!

山本瑞人さんの運営されているSNS
https://twitter.com/yamamzt

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これからの時代に必要な職業観とお金観について考えるヒントになる方や本について紹介しています。いろんなタイプの方を取材しているので、よかったらフォローお願いします。

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キャリアファイナンス研究所を運営。ユニークな仕事をしている人の人生観に迫り、どのように仕事をし、お金を使っているかについて、取材しています。仕事、お金というテーマで個人的に大事だと思ったこと、これらのテーマを考える参考になる本についても紹介します。

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