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みっか、シコク。

初日:香川・徳島・高知へ

遡ること10月中旬。JR秋の乗り放題パスを利用して、四国を一周しました。
本当は2週間ほどかけて、ロードバイクで外周を一回りする予定だったのですが💦色々と事情があり、四国乗り鉄へ予定変更。
JR四国は数年間乗っていなかったので、今回の旅を楽しみにしていました。

岡山からはマリンライナーで高松へ
瀬戸大橋からの眺めは最高です!!!
まさに人智の結晶。
四国のターミナル駅の1つ、高松駅に到着。
アンパンマンのラッピング車両が走るのはJR四国の特色の1つですね。
高松に来たからには!!!

列車の接続待ち時間があったので、モーニングうどん(笑)を食べることにしました。
高松駅から至近距離にある、めりけんや高松駅前店へ。早朝オープンの貴重な店舗です。朝の遅い時間でしたが、数人程度先客がいました。列に並ぶこと数分で注文。

ぶっかけうどん(大)450円

朝はしっかり食べていたため、早めの昼食にすることに。
数年ぶりに本場さぬきのうどんを食べましたが、美味しい。こしが強い。咀嚼力が試されます(笑)

こういうの、気になります(笑)店内に飾られていました。

うどんを食べ終わった後は、徳島駅へ向かいます。
一部区間で海沿いを走るため、晴れていて本当に良かった!

平日のラッシュが過ぎた午前の車両は人が疎ら・・・
途中から、試験期間中の学生さんが多数乗ってきました。

徳島駅に着いたのは昼過ぎ。
ぽかぽか陽気だったので、車内は少し暑いくらいでした。

徳島といえば!ですね。
駅前の郵便ポストにも!!背景のヤシの木?と徳島のイメージが繋がらない。
元祖大判焼 あたりやの外観

徳島駅周辺の気になるスイーツをリサーチしていて遭遇した、元祖大判焼 あたりや。歴史があるお店で、徳島県民に愛されるローカルスイーツだそうです。
昼過ぎという中途半端な時間だったからか先客はいなかったですが、時間帯によっては行列が出来るそうです。

1個90円、至福のひととき。

この餡が不思議と美味しい。
しっかりと甘く、うっすらと小豆の皮が残り、やや粘度があるしっとりとした餡。粒あん派には物足りないかもしれませんが、こしあん派の私にとっては皮の食感が気にならない程度。
生地の縁ギリギリまで餡が入っているタイプではないので、生地もしっかりと味わえます。

小歩危駅にてすれ違い

徳島駅からは阿波池田駅で途中乗り換え、本日の目的地こと高知駅へ向かいます。
大歩危~小歩危の急峻な峡谷の眺望に、いつも目が釘付けになる区間です。

夜7時過ぎに高知駅到着。
駅前のこの像で記念撮影している人多し!(笑)

高知駅に着いてすぐにホテルにチェックイン。
全国旅行支援のクーポンをもらって、晩餐のお店へ足早に向かいます。高知に着く前からお腹ペコペコ(笑)だったのと明朝が早かったので。

帯屋町アーケード。木曜の夜でしたが、そこそこ人出はありました。
居酒屋だけど定食もある、明神丸

高知に来たからには!!!
ということで、明神丸で美味しい鰹のたたきを食べることにしました。
スーパーで売っている鰹のたたきはポン酢で食べることが多いですが、鮮度が高く、藁焼きの香ばしさを味わうためにも、塩のみの味付けが最適。ご飯がススム♡

見よ、この色艶の良さ!
これやき定食 1408円
高知の夜が更けていく・・・

次の日:四万十・愛媛へ

高知から四万十川に沿って愛媛へ向かう普通列車は本数が非常に少なく、早朝5時過ぎの列車を逃すわけにはいかないのに、まさかのアラーム設定ミス!
しかし奇跡的に目が覚めて、ギリギリセーフ!のハラハラドキドキした2日目の幕開けでした💦

早朝発の窪川行き。そこそこ乗客が乗っていました。
車窓から見た朝日がとてもキレイでした。

窪川に着くも、何とも微妙な時間。そして2時間以上の接続待ち・・・じっとしているのは勿体ないので、窪川名物を探索します。
まずは駅から徒歩で10分程度の、四万十郷 水車亭へ。

みずぐるまや、と呼ぶらしいです。
屋号のとおり、水車がありました!
窪川はお遍路さんもお参りにくるそうです。
高知のお土産。一気にバックパックが膨らみました😅

お目当ては、この塩けんぴ。高知といえば、さつま芋も有名。今回は食べられなかったけど「いも天」も有名ですね。
他のお客さんが次々と買っていた1kg入りと迷った(笑)けど、バックパックが重たくなるのもなあと思い直し、ハーフサイズにしました。

喫茶店、味覚の外観

軽く朝ご飯を食べてはいましたが、窪川に着く頃には空腹。
まだ朝食の時間帯だったため、窪川駅から徒歩5分程度のところにある、味覚でモーニングを食べることにしました。

おむすびセット、640円

おむすび2個、サラダ、小鉢、コンソメスープと珈琲という不思議な組み合わせ(笑)
オーダー前におむすびの具を質問したところ、昆布ということだったので、1つは昆布、1つは塩むすびにしてもらいました。平日の朝だったこともあり、他にお客さんは一人だけで、店内はマスターとウェイトレスの談話が店内に響いていました。
はてさて、モーニングを食べているとお茶が出てきました。私の地元でもこういうサービスはお店によってあるのですが、どうやら窪川近辺が発祥だそうです。
ところでこの喫茶店、ランチタイムには四万十ポークを使った名物メニューがあるので、ご興味がある方は是非♪

レトロな佇まい。ご高齢の店主さんが対応してくれました。

珈琲を飲み終わってもまだ時間のゆとりがあるため、周囲を散策することにしました。味覚から至近距離にある、タナベベーカリーへ。
年季の入った佇まいですが、商品のラインナップやパッケージも相当レトロです。
色んなパンがありましたが、高知県発祥の「ぼうしパン」は外せないし、バナナロールのパッケージは好みだし、、、と迷いながら2つ購入。旅路のお供にすることにしました。

どちらも素朴な優しい甘さ。
ぼうしパンはパサパサ感があるので、飲み物と一緒に食べることをオススメします。

次は、タナベベーカリーからほど近い岩本寺へ。
札所のようでお参りする人や撮影する人が入れ替わり立ち替わり、何人も来ていました。
インスタ映えを意識している工夫があり、個人的にはとても微笑ましい印象を受けました。

階段部分に横文字が書いてあるお寺は珍しい・・・
寺内から参道を臨む。
渦を巻いているかのような不思議な雲
コスモスとハートと
岩本寺の参道にて。窪川でトゥクトゥクと出会うとは!!

そして撮り鉄の人にオススメしたい、窪川推しスポットが一箇所あります。それは、四万十町役場すぐ横の跨線橋。

建て替えて間もない感じの庁舎。窪川にしっくり来る感じ。
跨線橋から列車を撮影!

この跨線橋、ガラス張りなので雨や風も遮ってくれるので、オールシーズン、列車の撮影にはもってこいのロケーション♡
撮影に熱中していたら、ぞろぞろと庁舎から移動してきた職員さんたちに「おはようございます!」と挨拶されて少し恥ずかしかった・・・
さて、そろそろ次の列車に乗る時間が近づいてきました。

宇和島行きのホビートレイン。
四国には新幹線が走っていないため、憧れの・・・こだま号(笑)

いよいよ高知から愛媛へ県境を跨ぐ区間になります。また、四万十川沿いに走る風光明媚な区間でもあります。
残念ながら鈍行は全てロングシートなので、車窓を楽しむにはちょっとした工夫が必要ですが・・・

車内には列車の模型が飾られています
なんとかゲージの模型ですよね。今後価値がどんどん高まりそう。

途中、土佐大正駅で列車行き違いの時間待ちがあったので、下車してみました。

とても味のある土佐大正駅舎。
駅舎の待合室。ソファーで寛いで談笑しだしたら時間を忘れて乗り遅れそう・・・
どんな会なのか気になりますね(笑)
土佐大正駅にて列車行き違いのため停車中。
JR四国には、元号が付いた駅名が並ぶという不思議さ。次の駅が土佐昭和。
車内アナウンスで運転手兼車掌さん(ワンマン)が色々と説明してくれました。
四万十川の代名詞といえば沈下橋ですね。

清流を眺めながら、ゆっくりのんびりとした車内での時間を満喫していると宇和島駅に到着。
少しお腹が空いていたので、軽めのランチかスイーツでも・・・と、窪川の喫茶店であらかじめ検索したお店へ向かうことにしました。

宇和島駅から少し歩いたところにあった裏路地

駅前でコレ!と思うお店がなかったので、徒歩15分程度のところにある、甘味茶屋 じゅていむ(寿堤夢)へ。

地味な外観なので、一見してケーキ屋さんとは分からない。

店内入ってすぐのショーケースには、ケーキがたくさん並べてありました。
まだランチも食べられる時間帯だしどうしよう・・・胃袋と相談の上、ランチもケーキも両方食べることにしました(笑)お店の2階にある座敷へ上がります。ちなみにケーキのイートインも出来ます。

日替わりランチ(魚)、880円

メインは白身魚フライと鰹のたたき、小鉢3つ、味噌汁、白米、ケーキとドリンク(アイス珈琲を選択)。
コスパは良いのですが・・・揚げたてフライは衣が分厚く魚は身が縮んでパサパサ、カツオも解凍しかけの状態で生臭く、前日に食べた鰹とは雲泥の差💦

ランチのケーキと、別に頼んだ「鬼が城モンブラン(480円)」
周りのペーストがモンブランで、中はホイップとカスタードの2層のクリーム仕立て。

ケーキは甘みが強く、素材の味があまり分からない。昔ながらの甘いケーキが好みの人には美味しいと思えるのでしょうが、私は苦手な部類のケーキでした。
店内の雰囲気がレトロで落ち着くだけに、味の面では不満が残りました・・・。

宇和島駅近くのアーケード商店街
季節柄、ハロウィンの展示も
サッカーは詳しくないですが、こんなキャラがいるんですね
宇和島駅へ戻ってきました
宇和島の名物といえば「じゃこ天」。お酒のつまみにも合いそう!
翌日の移動中に食べました。
宇和島駅構内の鬼。南予は鬼で有名らしいです。

宇和島で満腹になった後は、今日の宿泊地、伊予大洲の付近へ向かうのですが、少し寄り道することにしました。

八幡浜行きの列車。昼下がりの時間帯で乗客は少なかったです。
目がチカチカするカラフルなデザイン!
まるでキース・へリングを彷彿とさせるラッピング車両・・・
八幡浜からは海沿いを走る区間へ。いよいよ松山が近づいてきた!

せっかく近くまで来たので、前から下車してみたかった下灘駅に。
列車の運行が少し遅れていたため、ギリギリ日没には間に合わなかったけど、味のある絵が撮れました♡

お目当ての駅へ到着!!
宣伝どおり、駅から海が近い。
椅子に誰か座ってくれたら、尚良し!

最終日:小歩危・帰路へ

三日目は五郎駅から。
一度、伊予大洲駅まで戻り、松山行きへ乗り換え。どちらの車両も旧特急タイプで、朝から何だか得した気分!でもリクライニングは出来なかった💦

宇和島行き。この快適な車両なら終着駅まで戻りたい・・・
内子線と呼ばれる、伊予大洲から松山を内陸ルートで結ぶ区間。
交通の難所のようで、トンネルが幾重にも敷設されています。

本当はもっと朝遅くに起き、松山駅で降りてランチやお土産などのショッピングを、ある程度時間をかけて楽しむ予定だったのですが、別の目的が出来たため計画を変更することにしました。
せっかく降りた松山駅では、車内の飲食物をコンビニで買い込んだだけ・・・。

松山発、高松行き。
長距離走行の鈍行なのに1両編成だったので、区間によってはかなり混んでいました。
途中、特急列車待ちがあったので、降りてみることに。
下灘駅には負けるけど、海が近い箕浦駅。
愛媛県側は瀬戸内海が長時間眺められるのが良いですね。

多度津駅から阿波池田駅へ向かいます。
途中、坪尻駅のスイッチバックを久しぶりに楽しみました。特急列車やこの駅に止まらない鈍行は、スイッチバックせずに猛スピードで通過していきますが💦

いつ来てもプラットホームに人気がない坪尻駅。
秘境駅ランキングでも上位に食い込む駅の1つらしいです。
阿波池田の手前で通過する立派な鉄橋。前面展望だとその迫力が増します。
四国のちょうど真ん中辺りに位置する、徳島県の山間部。
すぐそばを吉野川が流れています。
阿波池田駅のプラットホームにある、かずら橋のレプリカ?
野球強豪校の最寄り駅でもある阿波池田。
数々のプロ選手も排出している町らしく、イベント列車などではキャラクターがお出迎えするらしいです。

阿波池田駅から小歩危峡谷まで、JRでもアクセス出来ますが、小歩危駅からだいぶ歩くのと、高知行きの列車が2時間ほどないのでバスで向かうことにしました。
それでも1時間ほど接続待ちがあったので、うだつの町並みまで足を伸ばすことに。

昭和の匂いがするアーケード街。
入ってみたい飲食店が何件かありました。
うだつの町並みに近づいてきました。
うだつが上がらない、の「うだつ(防火壁)」の町並み。
うだつがたくさん見れました(笑)
シャッターのペイントが良い感じですね!
町並みは小規模ですが、昔からひっそりと存在するような風情でした。

さて、阿波池田バスターミナルからバスを乗り継ぎ、最終日の目的地、小歩危峡谷へ。
この日は昼過ぎから雲が増えてきたので、早い時間から薄暗い感じでした。

気になる祖谷そばですが、到着したころにはちょうどお店が閉まっていました。
モンベルでお買い物がしたかったのです(笑)
スタッフの方、とても親切でした。
小歩危峡谷と、特急南風。
我ながら良い絵が撮れた!!
小歩危峡谷を跨ぐ吊り橋。歩くと少しずつゆらゆら・・・
ちょうど真ん中付近で引き返しましたが、酔いそうになりました💦
琴平行きの鈍行に乗り込む頃には日が完全に暮れていました。
琴平駅到着。
金毘羅さん参りもしたかったなー!
いよいよ四国とお別れする時が近づいてきました。
途中、坂出で降りマリンライナーに乗り換えました。

今振り返ってもなかなか充実した三日間でしたが、二日目の晩を松山で宿泊し、三日目の昼頃までゆっくりと滞在してから帰るプランがベストだと思っています(今回は敢えて実践しませんでしたが)。
次はどの鈍行に乗ろうかな♪ またお会い出来る日まで!

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