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漫画や映像作品にはまっていた期|読んだよって話11(5/1〜6/30)

この期間ずっとnoteに現れていなかったため、まとめて。というか、6月は読書記録すらとっていないんだよな。記憶を頼りにいきます。



5月2日(木)
成瀬は信じた道をいく | 熊谷 はるか

成瀬…やっぱり最高だよあんた。

成瀬の、いつも一定の温度感で他人と接してるところを尊敬している。まさに「信じた道をいく」というか、自分の正しいと思うことを素の状態でやってのけるのがすごい。島崎がいなくなって少し不安に思うところもあると言っていたのに、それを表に出さないところがすごいなあ。というか出しているのかもしれないけれど、自分を客観視して、不安があるという状態を受け入れられているところも。

成瀬のようになりたい、って思っちゃうけど、成瀬だって成瀬でいるからこそ大変なこととかあるんだろうな。でもやっぱり成瀬みたいになりたいと思ってしまう。


5月3日(金)
あなたのための短歌集 | 木下龍也

わたしも自分のための短歌作ってもらいたい。

お題をもらって詠めるの、すごすぎないか。どの短歌も美しくてやさしい。どうしてこんなに洗練された言葉を紡ぐことができるんだろう。


5月3日(金)
ガラム・マサラ! | ラーフル・ライナ(著)、武藤 陽生(翻訳)

むっっっっっずすぎた。

インドの文化や慣習を知らないからかな。全然理解できない。単語は入ってくるけど意味が分からない状態で読み進めるの、苦痛だった。もっと背景を知らないと楽しめなかったかなあ。それか私が単純に気分じゃなかっただけ?

2章入ったくらいからだんだん読み進められる状態になったけど。私のレベル不足です。


5月9日(木)
言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼 | 堀元見、水野太貴

ゆる言語学ラジオ

50音表の規則の話、オノマトペの話、音が与える印象の話、が特に面白かった。音象?の分野、もっと学んでみたいかも。あとラテン語圏の歴史とか。


5月12日(日)
一冊でわかるフランス史| 福井憲彦

現役高校生の頃は全く理解できなかった、全く興味のなかった世界史。こんなに面白いの???って思ってしまった。

チャールズがシャルルになったり、カルロスになったり。リチャードがリシャールになったり。ルイ多すぎたり。なんなんやこの名前は!!!って腹立たしくてしょうがなかったけど、大学でフランス語学んでから、ここらへんの規則がわかったからか、今回は抵抗なく読み進めることができた。なんか、長い物語を読んでいるようで面白い(そして面白いと思える日が来たことに感動)。

だいたいの背景がわかると、どの国も何らかの問題を抱えて発展してきているんだなというのがわかる。海外、特に西欧の国はキラキラしていていいな〜って気持ちになっちゃうけれど、ちゃんと歴史を学んで、表面だけでなく内情も考えられるようにならないとな〜と思った。


5月12日(日)
安いニッポンからワーホリ!―最低時給2000円の国で夢を見つけた若者たち | 上阪 徹

ワーホリ、やっぱ行きたい。もうあと数年しかチャンスないんだよな。もっと早くから考えて行動しておけばいろいろな国でいろいろな経験ができたのかな〜とか思ったり。

とはいえ、この本はワーホリを推奨しているからいい話が取り上げられている率が高い。ワーホリでしたいことの目的が、みんなはっきりしているから、きっと帰国してからもうまくいっているんだろうな。私は本当に何の目的もなく、ただ長期滞在したい!って気持ちだけで考えているから、そこをもっと考えたほうがいいのかも。と思いつつ、その先どうなるかなんて、その時にしかわからないよって意見もあるから、今の気持ちにしたがって生きてもいいんだろうけど。どっちにしろ、決める勇気が出ないんだよなあ。


5月15日(水)
その悩み、哲学者がすでに答えを出しています | 小林 昌平

現役高校生の頃は全く理解できなかった、全く興味のなかった倫理(2回目)。哲学者の名前も思想も興味ないわって態度でしたが改めます。哲学も面白い!

特に、デカルトの分割思考、ドゥルーズの逃走、サルトルの実存主義、アドラーの提唱した心理学の考え方たちが、深く刺さった。哲学者めちゃくちゃ自分の思考に向き合うじゃん。


5月15日(水)
好きなことだけで生きる | ドラ・トーザン

「フランス エッセイスト」で検索すると最初に出てくる人の本。

私の好きな「こと」を考えるのは難しくても、好きな「状態」を考えるのでもオッケーなのですね。というか、好きなことだけして生きていきたい!って考えてる時点で囚われすぎなんだよな。


5月17日(金)
虎のたましい人魚の涙 | くどうれいん

くどうさんのエッセイ読むと、どことなく自分と似ている気がして、でも彼女の方が何十倍も上手で、惨めな気持ちになって辛い。辛くなることがある。

といいつつ、やっぱり彼女の書く文章が好きで好きで、手に取ってしまうんだよなあ。なんならこの前はイベントに参加して直接お話してきた。めちゃめちゃ素敵な方だった。


6月19日(水)
わたしを空腹にしないほうがいい | くどうれいん

お腹が空いてくるし、自分のためにしっかり料理して、しっかり食べようという気持ちになる。季節を感じるために旬のものを探しに行こう、という気持ちにもなる。

ごはんの描写、素敵なんだよなあ。愛が大きいんだろうなあ。


6月29日(土)
翻訳に生きて死んで | クォン・ナミ(著)、藤田麗子(翻訳)

好きな仕事でも、一筋縄ではいかないよね。難しいよね。頑張るしかないんだろうけど、頑張っていると思わずに頑張れることをしたいなあ。



11冊。5月後半の記録もなかったから、正確さには欠けるな。本を読んだ冊数は少なめだったけど、別で追っていたコンテンツもあったしね。宇宙兄弟も最新話まで読んだし。バチェラーシリーズも一気見したし。あ、昨日から「1122」の視聴を開始したのですが、未来の自分を見ているようでしんどい。まだ一話なんですが。

そんなこんなで、今月もゆるりと本との関係性を育んでいきたいですね。文フリで購入した本もどこかであげていきたいな、今更ですが。

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