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読んだもの全てに心を刺されている|読んだよって話8(2/1〜2/29)

2月が終わった…。

もう3月…。


この言葉たちを何度目にし、耳にしたことか。日々は淡々と過ぎていきますね。少しくらい立ち止まってくれてもいいのに。



2月8日(木)
DIE WITH ZERO | ビル・パーキンス(著)、児島 修(翻訳)

節約系YouTuberは貯金しろっていうけど。貯金なんかするな!とにかくお金を使え!!!ということですか?と思って読んだ。違った。

自分の人生にとって大切なことに、大切なタイミングで、お金を使うべきだということですね。お金が貯まってから〜とか、老後〜とか、悠長なことを言っていると、いざ迎えた時にお金以外の問題(健康面とか)が現れるもんなあ。

だからといって、なんにでもホイホイお金を使えばいいってもんじゃない。例として、毎朝スタバでコーヒー!があげられていたけれど、本当にスタバコーヒーにお金をかけたい?それを我慢すれば年間何万たまる?今したいけどお金が足りないってあきらめていることに挑戦できるんじゃない?って書かれてた。ごもっともですわ。


2月15日(木)
結婚は「だから、好き」より「だけど、好き」 | DJあおい

昨日バレンタインだったのか〜、と思って手に取った本。

クイズ形式になっていて面白かった。ほとんど不正解だった。というか、結婚に関しての考え方が作者と違い過ぎたのかも。

「色気のない女性の三つの特徴」に当てはまりすぎていてしんどかった。どんな特徴か書くの辛いから気になる人は読んでみてください。その3つを兼ね備えた人間が私です。


2月16日(金)
傲慢と善良 | 辻村 深月

仕事で関わる人みんなに「読め!」と言われたので読んだ本。

うへ〜〜〜。なんなんだこれは。刺さりまくる。帯に書いてある「人生で一番刺さった小説」って言葉がしっくりくる一冊だな。婚活をテーマにした作品。結婚相談所とか婚活とかマッチングアプリとかに対してなめた態度をとっている

私は完全に「傲慢」側の人間で、他人に点数をつけまくるし、「もっといい人いるよね」「今回は合わなかった」とか言いまくっている。いつかは結婚したいけど、今は動かなくていいや、そのうちでいいや、とたかを括っている。傲慢ですわ。傲慢ですわ…。


2月19日(月)
オールアラウンドユー | 木下 龍也

歌人・木下龍也さんの第3歌集。

木下さんが登壇されるイベントに行き、そこで彼の詠む歌に感銘を受けたのがきっかけ。同じ世界で生きているはずなのに、木下さんの目にうつる世界はどうしてこうも儚く、美しいのか。日記を書いているから、日常には十分目を向けているはずだと思っていた。でも、もっともっと繊細に扱うことができるかもしれない。

ページの角の丸み、カバーの質感など、装丁にもこだわりがみえる。電子ではなく、本屋に行って手に取ってほしい。絶対。


2月27日(火)
コンプレックス・プリズム | 最果タヒ

職場の人におすすめされた本。

なんだかはまらず、文字を追うことができなかった。目がすべる。頭に内容が入ってこない。

筆者が自身のコンプレックスについて綴ったもの。自分のことが書かれているの!?と思うほど共感できる部分が多い。だからこそ、それを受け取ると自分のコンプレックスを認めることになるようで嫌だったのかもしれない。防衛本能か。余計なことを。


2月27日(火)
かもめ食堂 | 群 ようこ

そういえば先輩フィンランドに行くって言っていたなあ…と思って選んだ本。

フィンランドで小さな食堂を開いた日本人女性と、そこに集う日本人やフィンランド人の交流が描かれた物語。2時間くらいでさくっと読めた。

主人公のサチエが宝くじを当てて、それをフィンランド行きの資金にするシーンがある。運がよかったといえばそれまでだけれど、運が巡ってきたのは、サチエがしっかりと準備していたからなんだろうな。いい機会って、多分どこにでも転がっているんだろうな。でも、準備した人にしか、それに気づくことができないんだろうな。なんて思った準備のできていない私。



2月は6冊か…。あまり読めなかったなあ。まあ、途中ハリーポッターシリーズ一気見したり、ハイキュー一気見したり、カルテット一気見したりしてたから…。でも気になっていた小説を何冊か読むことができたのでよしとしましょう。

3月は家にある積読本たちを消化したい。読みたい本がたくさんあるのに、1ページ目をめくる手が重い…!あとは短歌にはまりそうなので、いくつか歌集も手に取りたいなあ。




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