もりぞー日記 #34 『色のちがいは繰り返す前提』
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色のちがいについて尋ねる少年 いつだって思い出すのは電車の中のこと
「わかりあえない」という前提でしか僕らはわかりあえないのだとしたら きっと何もかもをあきらめるということもそれほどわるくはないはずだ
美しいもの 目をふさぎたくなるもの
共通点を探してしまうけれど 自分では見つけようのないもの
年齢の違いについての話はそろそろ無駄だとおもうから
これまでの履歴は消してしまいたいくらい
だからせめて矢面に立っていたいと願う 忘れることも覚えることも苦手になっていくから困る
「あいつが言っていた」が生む安心 「社会のため」が時代のせいだとしたらどうしよう
嘘をつく 落としたゴミをみて立ち止まる
寒いからってポケットに手をつっこむ そしてすぐに昨日のレシートが気になってやめる
それを繰り返す 繰り返し歌う
「まるでPV」みたいな景色 分かっているっていうことを確かめるだけの話
300年先の人へ届けとつづる放射能の危険性と「まあどうしようもないよね」っていう隣の人の話
たまにどこを向いたらいいのかわからなくなるけれど そんなときは「階段の1歩先を繰り返すまでだ」という言葉にすがろう
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