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Web記事を書き始めて5年。広報ブログを書くときに心がけている7つのこと

最初、少しだけ昔話を。

初めてちゃんとWebのニュースやWeb記事を読むようになったのは、大学時代、東南アジア旅行中のこと。電波も届かないような山奥で何ヶ月も過ごしながら、アランの『幸福論』を紙がすり切れるほど読んだ。そしてまだ活字に飢えていた。オフラインでもスマートニュースを読めると気づき、数ヶ月前のニュースすら何度も読んだ。これがWeb記事を読むようになったきっかけ。

それから日本に帰国。ウェブマガジン「greenz.jp」を運営するグリーンズの会員コミュニティ「greenz people」運営インターンをスタート。そこでいろんな人との出会いがあり、Web記事を自分も書きたいと思い、ブログだけでは飽き足らず、様々な人やインターン先の企業へ。あれやこれやと教わりながら「SEO記事」「インタビュー記事」と、ジャンルもビジネス、お金、不動産、カルチャーなどなど、編集・ライティングをとにかく重ねていった。

で、その後新卒でコンテンツマーケティング事業を中心に展開するウィルゲートへと入社。記事作成サービス「サグーワークス」のディレクターを担当し、その後マーケティングの部署で顧客事例記事の取材・執筆やホワイトペーパー作成を経験。入社3年目には広報へと異動し、広報ブログ、プレスリリース、各種資料作成、SNS運用……といった様々な経験をさせてもらってきた。

──とこれまでを振り返ると、Web記事、Web周りのコンテンツを様々に携わらせてもらってきた5年間でした。

※ウィルゲートで書いた記事一覧はこちら↓

※公式noteも担当しています↓

そんな風に「気づけば5年以上も日々様々な記事を書いてきたな……」と思っていたころ、新しく広報チームに入ってきたメンバーに、コンテンツづくりについて伝授する機会がありました。

そんな中で、「広報ブログを書くときに心がけていることってなんだろう?」という問いは避けては通れなかったので、自分なりに考えてみました。で、なんとかまとまりました。

全部で7つあります。それではどうぞ。

①企画9割、執筆1割。「いい企画」が「いい記事」をつくる

企画は、記事の方向性を決める「柱」となるもの。言ってしまえば、企画がおもしろいかどうかで、記事全体のクオリティが大きく左右されるのです。これは記事に限らず、プレスリリースなど、あらゆる文章やコンテンツが該当します。

だからこそ、企画をしっかりと練ることが大切。具体的には「何をこの記事で伝えたいのか」「読んだ人からどんな反応がかえってきそうか」といったことを考えます。いい企画ができれば、記事の9割は完成したといっても個人的には過言ではないかとおもいます。

②「伝えたいこと」と「読者が知りたいこと」の重なりを見出す

広報の記事って、どうしても「伝えたいこと」が先行しやすいもの。でも「伝えたいこと」だけでは、伝えたい相手に「伝わる」までは叶えられないんです。だからこそ、「伝えたいこと」と「読者が知りたいこと」が重なる部分を企画の時点で見出す必要があります。編集者の竹村さんは、こんな言葉でまとめられています。

ここで編集者が考えなければいけないのは「著者が書きたいこと」だけを考えて提案するのではなくて、「著者が書きたいこと」と「読者が知りたいこと」「読者が聞きたいこと」その二つが重なる部分を見つけて提案することです。シンプルに言えば「発信したいこととマーケットのすり合わせ」です。

③「記事はちゃんと読まれない」という前提に立つ

なべはるさんが言われているように、「ななめ読みされても意味が通じる」ことはWeb記事を書く上でとても大事だなとおもいます。

Web記事は思っている以上にちゃんと読まれません。最近友人がスマホで記事を読んでいるところを脇で見ていたら、「いつも見出しすら読まず画像だけ見てる」と言われたときは驚きました(笑)。

と、それはちょっと極端かもですが、一字一句の美しさよりも、全体としての読みやすさ、親切さのほうが求められていますし、重要です。

例えば文章の入り口である「タイトル」「見出し」をできる限り具体的な数字や言葉を入れるだけでも、読みやすさがぐんと高まりますし、何より「読んでみたい」「読み進めていきたい」という動機が生まれます。

「……といわれてもまだよくわからない!」という声が聞こえた気がするので、NG例をセルフフィードバックつきで紹介します(笑)。あくまでも、明らかな間違いではなく、「より意味が通じやすくするためにはこうしたらいいかも」というコメントです。

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【この段落の見出しNG例とセルフフィードバック】

NG例1)「タイトル」「見出し」を意識する

フィードバック例)
段落内で「タイトル」「見出し」について書いてはいるのですが、この段落で伝えたいことは【「記事はちゃんとは読まれない」という前提に立つ】なので、こちらにフォーカスしてみてください。また、「意識する」だけでは輪郭がぼやけたままなので、「何を」「どう」意識するのかが分かる内容を盛り込むといいでしょう。

NG例2)「記事はちゃんと読まれない」

フィードバック例)
段落内で伝えたいこととは合致しているのですが、このままでは「記事はオワコンだ」といった意見として受け取られるかもしれない懸念があります。そうすると(僕もそうですが)記事が好きな人、記事に価値があると考えている人は、イヤな気持ちになるかもしれません。「〜という前提に立つ」と言葉を少し足すなど、「より要点が伝わりやすくするには?」といった観点から、見直してみてください。

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④自分が理解できてないことは読者に伝わらない

これまでを振り返ってみて「うまく記事が書けない」ときの理由No.1が「理解不足」でした。自分が理解できてないことはうまく書けないですし、ごまかしながら書けたとしても、読者には伝わりません。

特に広報の仕事をしていると、会社の「事業」「人・組織」「文化」を深く理解することの重要性を強く感じます。「なかなか広報ブログ/プレスリリースがうまく書けない……」という場合は、「文章術」的な本や記事を読むよりも、「現場社員に話を聞きに行く」「過去の情報(社内Wikiや公開されている記事・リリース)を読む」方がよかったりします。

⑤「書ききるまで」はポジティブに。ネガティブになるのは「書いてから」

昔、インタビュー記事がどうもうまく書けないときがありました。理由は、書きながら「この表現で大丈夫だろうか」「間違ってないか」とチェックしていたからです。

もちろん、「この表現で大丈夫だろうか」「間違ってないか」とチェックすることは大切です。でも、これをやるのは書き終えてからでもできますし、書きながらネガティブにチェックしていては、最後まで書ききるのにとんでもない時間がかかってしまいます。

「記事を書ききったタイミングは、まだ執筆の50%。残りの50%は、あとで自分で校正しながら磨いていけばいいんだよ」とチームメンバーに言われて救われたことは、今でも覚えています。

⑥“当たり前”に感謝する

ウィルゲートには7つの行動指針『WinG』の一つに「当たり前に感謝し、“アタリマエ”を疑う」というのがあります。特に広報記事を書くにあたって、社員の協力は欠かせません。

「インタビューさせていただけないでしょうか…?」と聞いて、嫌な顔ひとつされたことがないのは本当に恵まれていることだなと思います(ウィルゲートのみなさん、いつもありがとうございます…!!!m(_ _)m) こうした“当たり前”1つひとつに感謝するというのは、これからも忘れずに心がけたいことの一つです。

⑦基本に忠実に

これまで抽象的な話が続いてきましたが、最後にようやく具体的な話になります(笑) 「文章の基本」を守って書き、書いてからチェックすることは特に慣れないうちは大切だなと思います。

「記事のチェックポイント」
・目立たせたい箇所は太字にする・「」でまとめる
・文章ばかりが続かないよう適宜写真や図を入れる
・自分が理解できてないことは読者に伝わらない
・同じ文末表現が続かないように
・伝えたいことは冒頭に
・できる限り簡潔に
・1文は短く

とはいえ、上記のポイントさえおさえていれば大丈夫かといえばそうではないのが、ライティングの難しさでもあり、おもしろさです。

僕自身も未だに明らかなミスをすることもあります。自分自身で「これは100点だ!💯」と思えたことは、一度もありません(笑)。でもやっぱり、自分の書いた記事に少しでも反響があったり、伝えたい人にちゃんと伝わったり、自分が過去に書いた記事を見て「今ならこう書けるな」と手応えを感じたり……といった1つひとつは、本当にうれしいものです。

(ほんこれ)

新しく入ってきてくれたメンバーにも、そんなおもしろさが伝わる日がいつか来るといいなー、と思いつつ、これからも僕自身もがんばりたいなとおもいます。ではでは。


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ウィルゲートというマーケティング・DX支援の会社で広報・コンテンツ制作を担当している新卒4年目。広報/マーケ💁・Notion📝・サウナ⛺の話をよくします。スパイスカレーが好き。【プロフィール詳細はこちら👉 https://morizooo.me/