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【名著】人を動かす【デール・カーネギー】

いつも読んでいただきありがとうございます。
ふゆんです。
今回は、不朽の名著である”人を動かす”を紹介したいと思います。この本は人とのコミュニケーションが上手くいかない人や、営業で実績を残したい人にとっては、とてもためになる本であると確信していますので、ぜひ、気になる章だけでも読んでもらえたら幸いです。


1.批判や非難をしない

まず、本書の一番最初に述べられているのが、この”他人の批判や非難をしない”である。著者は、批判することは、何の役にも立たないと言っている。相手の行動が気に入らず、批判をして相手を変えようとする人がいるが、これは逆効果である。相手は自分の立場を正当化しようと躍起になり、「どう考えてみても、ああする以外に方法はなかった」等と繰り返して言わせることしかできない。しかし、他人の欠点を直すことよりも何倍も大事なことは、自分の欠点を直すことである。みな、自分のことは棚に上げて、人のことを言いたがる。これは人間の天性なのだ。
相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するということをよく心得ておかねばならない。これを念頭に置けば、他人を非難することはなくなるだろう。


2.相手に重要感を持たせる

次に解説するのは、この”相手に重要感を持たせる”なのだが、私は正直、この本の内容の全てに共通していて、これが全てといっても過言ではないと思う。なぜなら、この本の後半では、人に好かれる原則や人を説得する原則などの話があるが、そこでも重要感に関して、くわしく述べられているからである。そもそも重要感というのは、今よく使われている用語に変換すると、承認欲求と解釈できる。
この著書では、「人間は、何か問題があってそれに心を奪われている時以外、たいてい、自分のことばかりを考えて暮らしている」と述べられている。簡単にいうと、みな自分のことが大好きなのである。前提として考えるべきことは、あなたの話し相手は、あなたのことに対して持つ興味の100倍もの興味を、自分自身のことに対して持っている、と認識することである。よく、自分の話ばかりする人や自慢話をする人はあまり好かれないと聞くが、このことを理解していれば納得できるだろう。人はめったに他人に興味を示さないのである。
では、人と良い関係を築きたい時はどうすればいいのか。みんなが自分のことが好きなのであれば、相手の話を関心を持って聞いてあげたり、ほめたり、相手の身になって一緒に物事を考えてあげれば良いのだ。これができれば、他は何もいらないのである。


あとがき
今回は、本の内容をしぼりにしぼって、2つの章にしました。
実際は、著書には人を動かす原則は3つあり、今回紹介した2つの章に加えて、”人の立場に身を置く”というのがあったのですが、重要感を持たせることと内容が重なる部分が多かったので、まとめて紹介しました。
改めて振り返ると、とてもためになる内容がぎゅっと詰まってる本だったと痛感しています。
また紹介したい本に出会えましたら、ここで書評したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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