ギターゲット編3
そのまま続けた。
サブウェイの向かい側で。
するとだね、
サブウェイの前に車を止めて降りてきた黒人。
黒いハットに黒いコート。オーラがやばい出てる、、。
僕は歌いながらビビッと来たね。
だからそいつに足を止めてもらおうと、そいつに向かって歌った。
リリックはない!笑
適当に大声でブルースっぽく歌うのが好きやから。
1分位(体感3分位)向こう側の道でポケットに手を突っ込みながら僕の方をずっと見ている。
足を止めた。よしよし。。
すると、サブウェイの横のお店にいったん入っていった。
んおい!
しばらく椅子に座ってから、すぐ出てきた。
今度は信号を渡ってこっちに向かってくる。
目の前に来た。
でっけ。
5ドルほどポケットから取り出し、僕の帽子に入れて、
「お前の歌からはリズムアンドブルースを感じとれる。あとは歌詞をのせろ。お前の人生をこいつらに聞かせるんだ。」
「うっす!あざっす!えっと、英語っすかね、やっぱ。」
「何でもいい。英語でもスペイン語でも。」
(やっぱ日本語はちゃうっぽいな、、。)
「Thanks sir!」
おっさんは、車に乗って去っていった。
なんか、僕は不思議な気持ちになっていた。
その後、適当に英語の歌詞をのせて、歌ってみると、
偶然かも知らないけど反応も良かった。
ちょっと真剣に、つたなくてもいいから英語の歌詞書いて、これから歌ってみようと思った。
そしたらまた、あのおっさんに会えるかも知れん笑
僕は最後にギターを買ったお店に挨拶をしに行ってから、
リトルトーキョーを後にした。
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