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わたしはわたしを忘れる。

わたしは
子どもの母親です。

子どもが
うまれたらみんな
母親になれるもんだと思ってました。

母親らしくあらなければならない
母親らしくしっかりしないといけない
母親らしく頑張らなければならない
母親らしくきっちり
きっちりしつけないといけない

わたしは母親になる前に
妻でした。

良き妻になるために
夫にきにいられなくては。
愛されなくては。
夫をたてなくては。
一歩下がらなくては。
苦手な家事を頑張らなくては。

そして、わたしは嫁でした。

実家よりも義理実家に行かなければ
きのきく嫁でいなければ
自慢の嫁にならなければ

わたしは
そうやって
いろんな役割を
しているうちに

わたしは
わたしを
忘れてしまいました。

そうして
世間の目から
人の目から
良くうつる
自分を

自分だと
思い込んでいました。

ほんとのわたしは
一体どこにある?

そんなことにも
まったくきづかない
まま
44歳を迎えようとしていました。

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