『決められないのは、考えきっていないから』
最近読んだ本のハイライト
人生に迷ったので、ひたすら本(とnote)を読んでいます。
今の自分の心にグサッと刺さった言葉だったので、ご紹介したいと思います。
そもそも、なかなか意思決定ができないという人は、岩盤まで掘り下げていない段階で答えを出そうとしているのです。だから、「もっと別の方法があるかも」などと迷ってしまう。ですから、意思決定を求められたときには、脳をフル回転させ、全エネルギーをその課題に集中させ、取り組むことが何よりも大切です。 そうやって目の前の課題について、岩盤まで掘り下げて考えていくのです。
悩んでいるつもりでも、『決められない』内は、まだまだ本気で掘り下げていないんじゃないの?と、言われた気がしました。
さらに、その意思決定をより質の高いものにするための要素として、ぜひみなさんにご紹介したいのが「三鏡」です。「それ銅をもって鏡となせば、もって衣冠を正すべし。古をもって鏡となせば、もって興替(国の行く末)を知るべし。人をもって鏡となせば、もって得失を明らかにすべし。朕つねにこの三鏡を保ち、もって己の過ちを防ぐ」 これは、唐の時代に書かれた、第2代皇帝・太宗(李世民:参照)の言行録、『貞観政要』(呉兢・編)に語られている有名な一章です。
具体的には、「銅」と「古」と「人」という3つの鏡。
1つ目の『銅』は、自分の姿を確認するための鏡のこと
意思決定には集中力が必要であり、いつ何時求められるか分からない。鏡に向き合って自己管理をキチンとしないと、良い意思決定はできない。
『志は姿に表れる』という言葉もありますね。
2つ目の『古』は歴史のこと
将来、何が起こるかは誰にもわからない。 しかし、悲しいことにそれに備えて学ぶべき教材は歴史(過去)しかないのです。物事の大きな流れは、過去の歴史を見ることで類推することができます。 極論すれば、人間の世界に生起することは過去に起こった出来事のバリエーションにすぎないのです。
これは新しい考え方でした。
そう思うと、人が織りなすモノやコトは、良いことも悪いことも、歴史が物語っていますね。
歴史に学ぶことが、目の前の課題や悩みを克服するヒントになる。
3つめの『人』は
自分の側にいて、率直に「あなたは間違っている」と言ってくれる人のことです。
人間は、自分だけの考えで突っ走ってしまえば、たいがい間違えます。思い込みばかりが強くなり、世の中のリアルが見えなくなってしまうからです。
何より、
『真摯な忠言を受け止める豊かな心を磨くこと』
それを心掛けたいと感じました。
そして最後に、
最後は10円玉で決めればいいというのが、私の意思決定の方法です。
なんですとーーーーー!
なぜなら、悩んで悩んで答えが出ないということは、結局、答えは「どちらでもいいレベル」なのですから。どちらに転んでも大差はないのです。 それなら、それ以上悩んでも意味がありません。 10円玉の表裏で決めてしまうのです。それでうまくいかなかったら、そこからやり直せばいい。それだけのことです。
勉強になります。
他にも沢山心を動かされるお話しが満載でしたが、またの機会に。
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