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30代のしくじり転職

30歳前後でキャリアについてこのままで良いのかと悩む方が多いのではないでしょうか?

私もその一人でした。
私は20代で結婚をして30代になり2人の子供ができたあたりから自身のキャリアについて悩み始めました。

そして34歳の時に安定の一部上場企業からベンチャーへ転職をして、様々な葛藤があり35歳で出戻りをするという経験をしました。

その葛藤や自身の意思決定の背景と最近読んだ本の言葉がとてもリンクしていたので照らし合わせながら、転職から出戻りまでの経緯を伝えられたらと思います。

このままで良いのか?という危機感

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1社目の地元優良企業

就職活動をして新卒で入った会社は会社設立から80年続いているようないわゆる地元の優良企業でした。
営業として配属をされ、新人研修もみっちり2ヶ月間。発声練習から、名刺交換まで、社会人としてのマナーを叩き込んでいただきました。
BtoBもBtoCもありましたので、土日も当然出勤でした。
少しずつ仕事に慣れてくると、このままここで自分の社会人としての生涯を終えることはないと思うようになりました。
それは営業所の課長は自身の父親よりも年上で言っていることの理解ができない。
日本で車を売るというマーケット自体が明らかに飽和状態でしたので自動車販売の成長性はないと感じていたからです。
そして、2年3ヶ月勤務をして25歳の夏に2社目の企業に転職をしました。

2社目 上場したてのベンチャー企業

1社目で不満に感じていたことを踏まえ
・社員がイキイキ働いていること
・成長している市場であること
この2軸で転職活動をして、医療介護分野に特化した情報系の企業に転職をしました。

私が入社した当時は200人程の社員数でしたが、現在では2,000人を超える社員数になっています。
まさに成長市場で、1→10、10→100の成長期を経験することができました。

会社の成長と共に比較的順調に昇給や昇格をさせてもらってきました。
プライベートでも、結婚をして子どもも生まれて自分の中でありたい姿に少しずつ近づいている感覚も持てていました。

しかし、そこでぶつかったのがコレです。
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その頃には会社も一部上場企業となり私も中間管理職という立場になり、役職も報酬も同年代と比較すれば決して悪いという訳ではありませんでした。

ただ、だからこそ居心地が良くなってしまい現状をぬるま湯だと感じる、まさにコンフォートゾーンの状態になりこのままで良いのか?という強い危機感を持つようになりました。

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そして、9年勤めた2社目から転職することを決意しました。

3社目 教育ベンチャー企業

2社目で感じていた、閉塞感のようなものを打破するには、ベンチャーしかない!とこの時は勝手に決めつけていました。
ベンチャーに行けば自分の裁量権があり、できることも増える。
そんな想いと
これまでのマネジメントや育成の経験、されには自分自身に子どもができたことから”教育”という分野に興味が沸き、教育事業を中心にやっているベンチャー企業に入社を決めました。

ちなみにこのとき年収は3分の2以下になりました。
これまでと全く違う業界に身を置くことが自身の成長を加速させると思っていたので、年収が下がることは仕方がないという思いでした。

そして、その業界で仕事をしていく中でとても大切なことに気づかされました。

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それは、これまでの1社目、2社目では感じることのなかった、圧倒的な市場性の違いです。
自分自身にとってはやりたいことであり、さらには社会的な価値は高くても経済的な価値(売上≒収入)とは比例しないということでした。

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これを見てもらって分かるように市場の規模が違いすぎたのです。
且つ、企業のポジショニングとしても3社目より2社目の方が圧倒的にその業界に置けるポジションも良かったということが分かりました。

これらを踏まえベンチャーに転職をして分かったことがコレ

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自分自身に大したスキルがある訳でもないのに、ベンチャーって響きで飛び込んだ全く未知の分野では、自分なんて何にもできない”ただの人”ことを痛感させられました。

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さらには、年収も下がって
自分はなんのために働いているのか?
そんなことを真剣に考えるようになりました。

そんな時に出会ったのがこの本でした。

そしてこれまでお世話になったいろいろな方とも話をさせていただいて
自分の中での仕事に対しての方向性が決まりました。

出戻りの覚悟

何のために働いているのか?
についての自分なりの答えは『自分と身近な人を笑顔にするため』でした。

「家族のために働いている」って表面的にい言う人は多いと思いますが、自分の場合は原体験からそこを本気で想うことができています。
1番近くにいる家族(両家の祖父母含む)を笑顔にさせられないような人間は、顧客のことも幸せにできないし一緒に働く仲間のことも幸せにできる訳がないと感じました。
そのために、まず1度失った収入については本気で上げることを思考するようになりました。
そこで

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この必要性を強く感じて
企業に勤めながら、市場性の高い専門性・スキルをに身につけ、顧客と会社にしっかりと還元しながら、会社に依存しない自立したキャリアを歩む(ブランド人になる)ということを決めました。

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結果として
それは顧客に対して付加価値を提供できる市場価値の高い人材となり『自分と身近な人たちの幸せ』も叶えることができると思っています!

おわりに

2019.6追記
先日、国家資格であるキャリアコンサルタントを取得しました。これからは自身の実体験も生かしてキャリアで悩んでいる方々のお役に立てればと思っています。

https://twitter.com/kenichi_career



最後まで読んでいただきありがとうございます。 少しでも何かを感じてもらえたら嬉しいです^_^